概要
健康な心身を育み、それに必要な知識を授けるために設定されている。
座学中心の保健科と実技中心の体育科が同一の枠組で扱われるのは、日本では第二次世界大戦後になってからの事で、GHQによる改革の一環という側面が強い。「保健体育」の名称自体、英語physical and health educationの直訳である。
両者を一体として扱う事は良し悪しで、上手く行けば個別に行うよりも高い教育効果が得られるが、教師が脳筋なら体育一辺倒になりかねないといったリスクをはらんでいたりもする。
主な内容としては
- 人体のつくりとその発達に関する知識
- メンタルヘルスや思春期の諸問題
- 病気などの予防と対策
- 衛生や環境に対する意識と維持向上
- 社会との関わり、福祉について
- 薬物やアルコール等への注意喚起
- 事故や怪我等に対する知識と対応
- 体力づくりとその向上
- スポーツへの親しみとルールや協調性の大切さ
- 安全や合理的な運動方法に関する知識
といったものが挙げられる。
もっとも、この中に性教育が含まれるとあって、pixivではほぼそれと同義の単語として用いられているのが現状である。
体育分野に関しては、「体育」単独で検索する事でいくぶんマシな結果が得られるが……。