「さて、手に入れた創世の力で、俺自身を新たな仮面ライダーに作り変えるとしよう」
「ジュラピラ…変身!!」
『INNOVATION & CONTROL』
『JYAMATO GAZER』
「我が名は仮面ライダージャマトゲイザー、ジャマト帝国をプロデュースする最強の帝王だ」
CV:三宅健太
概要
『仮面ライダーギーツ ファイナルステージ』に登場する仮面ライダー。
仮面ライダーゲイザーに擬態した四つ葉のクローバージャマトが浮世英寿を取り込んだヴィジョンドライバーの創世の力を使い、新たに自分自身を仮面ライダーに作り変えて変身した姿。
変身音の文句自体は通常のゲイザーとほぼ同じだが、ジャマトバックルのようにかなり禍々しいエフェクトが掛かった声になっている。
外見
その名の通り姿はゲイザーだが、カラーリングが緑や紫に変更され、基板模様の代わりに薄紫の蔓の様なラインが存在。さながらジャマトライダーと化したゲイザーとでも言うべき姿をしている。
マスクはゲイザーゼロの様に顔の模様が赤色の中央一対になっており、スエルゲイザーのマスクにあった「ブラッドショットオーバー」にも似た薄紫の蔓模様が確認できる。
ドミニオンレイは肩、胸、膝の模様がゲイザーは同じだったが、ジャマトゲイザーはこの3点でそれぞれ違う模様になっている。
能力
スペックは明かされていないが、元が高スペックのゲイザーを下地に、英寿の持つ創世の力を取り込んだこともあって、英寿を取り込んだ時点での戦闘能力は凄まじく、実際に激しい戦いをくぐり抜けてきたバッファ達を圧倒しており、仮面ライダークロスギーツにも匹敵すると思われる(クロスギーツは不完全ながら創世の力を宿し、更に神殺しの力を持っている)。
しかし、英寿が解放された後はそれ相応に弱体化したと思われ、ギーツⅨに対し終始劣勢を強いられることとなった。
創世の力を使った攻撃の際は、破壊した物が鐘の音とともに即座に修復するなど、ギーツⅨ同様の演出がされている。
また、自身を中心に緑の光輪を2〜3個展開し周囲に広げる技、ファイナルステージやVシネなどでおなじみの手を翳したり手を振るって爆破や衝撃波を放つ技、球面の二次元投影図のようなエネルギー弾を放つ技などを披露した。
また、本編で創世の女神を吊るしていた鎖と同様の物と思われる鎖を操り、攻撃に使うことも可能(おそらくギーツテイルナインのような役割と思われる)。
ファイナルステージの演出上ドミニオンレイは使われなかったが、本編のグレアやグレア2、そしてゲイザーが見せたものと同様の事は可能と思われる。
余談
- 名前こそゲイザーだが、実際に使われたスーツはグレアの改造と思われる(おそらく仮面ライダーゲイザーゼロの後の改造)。ゲイザーの根幹を担っているドミニオンレイ等の各パーツは、ジャマトのメインカラーである緑色に一部リペイントされている。
- なお、後にこのスーツは『仮面ライダーガッチャード』に登場したダークライダー軍団の1人として再びグレアに再改造されたと思われる。
- 演者の三宅氏は『仮面ライダーOOO』のカブトヤミー以来約12年振りの仮面ライダーシリーズへの出演となり、同年放送開始の『仮面ライダーガッチャード』ではエックスレックスのCVを務めることとなった。
- 最終的にギーツⅨに倒されたため未遂に終わったが、後のVシネの展開を考えると、このジャマトゲイザーが創世の力を完璧に物にした場合、本当の意味でジャマトの破壊神と化していた可能性がある。