概要
『仮面ライダーギーツ 4人のエースと黒狐』の登場する4人の英寿の1人。
浮世英寿の中から力・知恵・運が抜け出しているため、超弱い。そのため、邂逅した桜井景和は対処に困り、「足引っ張んないでよぉ〜」と愚痴る始末であり、英寿の力を奪った張本人であるメラからは「搾り滓くん」と見下され、他3人を取り込んだ段階でわざわざ取り込む必要はないと判断されていた。
しかしその意思は強く、自身が弱くても諦めずに立ち向かう度胸を持つ。まさに「心」の英寿という名前そのもののような強い精神力を持っており、英寿の強さの真髄とも言える存在である。性格そのものは分裂した4人の中で1番素の英寿に近い(より無口になっているが)。
オカリナを所持しているが、吹くのはとても下手。
前述の通り、ブランコに座った彼……4人目の英寿に出会った景和。
が、起こした行動は景和そっちのけで下手なオカリナを吹くだけだった。
当然ながら景和も困惑するが、メラが神の力を手にして世界をもとに戻し、続いて襲いかかってきたジャマトに囲まれてしまったため、景和はニンジャフォームで応戦する。
それを見ていた英寿は、なんと果敢にもポーンジャマトに正拳突きを試みる。
……が、力のない今ではポーン相手にすらそのダメージは微々たるもの、逆に殴り返されてしまう。
知恵もないのでその場のゾウさんじょうろをアレに見立てて「バーン!バーン!!」とやる始末。
攻撃をかわせるような実力と運もないので、景和1人で捌ききれないジャマトを相手取ろうとして逆に殴り飛ばされすべり台でダウン。
こんな調子の彼を守り切るのは難しいと判断し、景和はやむなくデザイア神殿まで撤退することに。
ツムリに手当されるも、メラからはもはや英寿としてカウントされていないのか、景和達は宣戦布告を受ける。
英寿も出ようとするのだが、あまりにも戦力にならないために無茶をさせないようツムリにロープで縛られてしまう。
しかし、そこへ遅れて一徹がやってきて「良い目をしている。君からは強い意志を感じる。私の若い頃にそっくりだ…」、と告げる。
一徹からの激励を受け、ロープを解いてもらった英寿は現地へ向かうのだが…。
余談
ギーツあにめ
「やめるんだ、俺たち。自分同士の喧嘩など不毛だぞ。」
あろうことか4人の英寿全員がサロンに出現したため、どの英寿が本物なのか、力・知恵・運の英寿が争う事態に。
争いを止めるためにギーツ・マグナムフォームに変身するも、攻撃はことごとく3人にかわされ、勢い余って景和と道長に激突、そのまま気絶してしまった。
そしてツムリには「あの英寿様、弱すぎますね。本物じゃなさそうです。」と呆れられてしまった。