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「若いって良いよねぇ! わたしも若い頃は、ヤンチャだったなぁ〜!」

「この世には順番ってもんがあるよな」


演:藏内秀樹


変身する仮面ライダー

仮面ライダーケイロウ


概要

仮面ライダーギーツ』の登場人物。 「謀略編」のデザイアグランプリ参加者の1人。

眼鏡を着けた平凡な老人で、デザイアカードには「若返りたい」と彼らしい素朴な願いを書いていた(ちなみに他の参加者が横書きなのに対し、彼のみ縦書き)。

『仮面ライダーギーツ公式完全読本』によると、町工場を定年退職していたとのこと。


穏やかな好好爺で一見すると頼りないが、時には年長者らしく頼もしい一面も見せる。

謀略編の第2ゲームでは希望溢れる若者のために、ある覚悟を決める。


活躍

  • 第10話「謀略I:新時代のビート」

第1ゲーム、海賊ゲームでは吾妻道長/仮面ライダーバッファ八木沼雪絵/仮面ライダーレターと同チームとなり海賊ジャマトと戦うものの、運営から配布されたゾンビレイズバックルを道長に口八丁で取られてニンジャレイズバックルを押し付けられる、恐怖物理的な意味の両方で戦えず道長の後ろに隠れる、挙句ニンジャもバッファに取られ、脱落したレターからドロップしたプロペラレイズバックルを使う羽目になるが、途中参戦した鞍馬祢音/仮面ライダーナーゴ ビートフォームの奏でる音楽に鼓舞されてジャマトに立ち向かい、なんとか生き残った。


  • 第11話「謀略II:ジャマトの迷宮」

第2ゲーム、迷宮脱出ゲームでは桜井景和一般人(桜井景和は第11話にて乗っていたバスの乗客と共に、三度デザイアグランプリに巻き込まれた)を守りながら、ジャマトライダー及び執事&メイドジャマトと交戦。しかし老人であるが故にあまり戦えず、逆に護衛の対象である景和に守られてしまう始末。

しかし、その後は小学生を含む一般人と共に、屋敷の階段を逃げていたところをジャマト達に囲まれ、上記の覚悟のあるセリフとともに自分より遥かに若い一般人達を守るべく奮闘するが、多勢に無勢とばかりにジャマトライダーのジャジャジャストライクによって殴り飛ばされてしまう。IDコアこそ破損しなかったものの、戦闘続行が不可能な程の重傷を負い変身が解除されてしまった。

景和「どうしてそんな無茶を?」と問われると「こんな年寄りより先に、若い子たちを死なすわけにはいかないだろ」と年長者らしい思いを胸に立ち向かった本心を語る。その後鞍馬祢音/仮面ライダーナーゴによって介抱される。


  • 第12話「謀略III:スロット★フィーバー」

しかし、重傷を負った体ではいずれ、運営の判断で脱落は避けられないと悟ったのか、英寿の独断で景和の記憶を戻った事態を咎めんと連絡してきたゲームマスターに、景和がエントリーを直談判した為、丹波は自身の出場権の譲渡を了承した(結果“守る側”と“守られる側”の立場が逆転してしまった)。“10人(景和も入れて)”全員でエリアから脱出した丹波は、景和に全てを託してリタイアし普通の生活に戻った。

願いに関しては、戦いを通して今を精一杯生きていれば生涯現役と考えるようになり、若くなりたい意思(=リタイアの代償そのもの)が消失した状態に至った。

初めこそ願いを叶える為に参戦しながらも、無力の市民を守る為にその願いを捨てて、我が身の危険を顧みずに守り抜こうとしたその精神は、紛れもなく我々の知る『仮面ライダー』であり、それまで容赦の無い敗退・脱落が続いていたギーツ本編において、初めて前向きなリタイアとなった。

奇しくも、運営よりドクターストップを受けて脱落した景和に、実質的に自らリタイアして出番を譲る対の形でもある。


  • 最終話「黎明Ⅰ:ここからがハイライトだ!」

本人は登場していないが、彼が書いたと思われる絵馬が吊るされていた。

後にTHE仮面ライダー展で判明したその内容は「生涯現役」。今もなお、その思いは変わっていないようである。



お爺さん、再戦(映画ネタバレ注意!)

本編では第12話で脱落した彼だが、「劇場版 4人のエースと黒狐」に我那覇冴/仮面ライダーロポ晴家ウィン/パンクジャック共々参戦した。















ストーリーの中盤、知恵メラに奪われてしまい、残された4人目の英寿

戦うにはあまりにも無力過ぎるのもあり、何も残されていないと思われていた彼はツムリからデザイア神殿からの外出禁止を強いられていた。


「……行かせてやりなさい」


ツムリ「あなたは……丹波一徹様!?」


そこへ現れたのが一徹。

彼の姿に若い頃の自身と重なるところがあったのか、「その瞳に強い意志を感じる」と告げた彼は英寿を縛っていたロープを解き、メラの元へ向かわせると、自身も戦いへ赴く。


アームドプロペラに変身し、今回はかつての経験もあってか見事ポーンジャマトを何体か撃退。しかしさすがにご老体、ぎっくり腰で動けなくなってしまった

囲まれて絶体絶命に陥るが、そこへ突然ホッパー1が現れて体当たりでポーンをふっ飛ばし、遅れてやって来たはいいもののホッパー1と一緒にいたケイロウを『悪人』と勘違いして、まとめてぶっ飛ばしかけたガッチャードに事情を伝える。

状況を飲み込んだガッチャードはスチームホッパーへフォームチェンジしあっという間にジャマト軍団を撃破、悪人と勘違いしてしまったお詫びにとガッチャードはケイロウに、ブランクのライドケミーカードを1枚託し去っていった。

突然の急展開に困惑する一徹だったが、とりあえずカードは持っておくことに。





……このカードが世界を救う切り札になるとは思いもせずに……




今作中の一徹は若いメンバーの多いライダーの中でも、年長者としての考え方やアドバイスによって心の英寿を奮起させるだけでなく、最終決戦のカギとなるアイテムの素材を貰うといった、戦いとしての活躍は少なめながらも物語の中では超重要な立ち位置として描かれている(カードが無ければ最悪完全に詰んでいた可能性がある)。

メラ打倒後も英寿に労いの言葉をかけているが、彼もまた間違い無く、他のライダー達に並ぶ功労者だろう。


(……もっと強力なバックル、例えばニンジャを持たせても良かったのでは、とは言わないでおこう……)



なお、エンドロールにてウィンの屋外ライブに観客として参加しており、楽しそうにリズムにのっているのが描写された。


生涯現役を目指し、今を生きるお爺さんの人生に、幸あれ。


余談

演者の藏内氏は御年68歳で、最年長の初変身者(※)となる(現在の片岡鶴太郎氏よりも1歳年上)。

ニンジャバックルを押し付けられた彼だが、攻撃を受け止めるのを前提としたゾンビバックルよりも、ニンジャの方が老体でも素早い動きが可能になるため、腰が悪くなければモチーフのように縦横無尽な活躍が見れたかもしれない。


(※イレギュラーの状況・状態も加えると、オールド・ドーパントによって老化した左翔太郎を演じた名取幸政氏も当時68歳であり、トップタイになる)


藏内氏はインタビューにて「映画の話は聞いてたが、前半戦の1ゲームのスポット参戦だからまぁ出ないだろう」と思ってたが、映画の出演はスタッフから最初「出るかもしれません」と連絡を受け、次の連絡にて「どうやら出そうです」と徐々に変わっていき、3度目くらいで「決定しました」と語っている。


関連タグ

仮面ライダーギーツ デザイアグランプリ

黄金の精神


平孝人:似たライダーに変身していた人物。

鞍馬光聖:祢音の父親でその後のエピソードで娘を守るべく仮面ライダーギャーゴに変身を果たした後、娘にエントリー権を譲渡する形で脱落したという似たような経緯を辿った人物。


万丈龍我:物語初期は『自分の目的を第一義』にしていたが、最終的に『ヒーローとしての矜持』に目覚めた2号ライダー。こちらの場合、当初の目的であった『冤罪疑惑の解消』は物語の情勢の変化に伴い、劇中中盤にて達成している。

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