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ヴェノム(MARVEL)

べのむ

漫画スパイダーマンに登場する悪役(ヴィラン)で、『第2のスパイダーマン』とも言える存在。
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あれこれ&作中での立ち位置

スパイダーマン悪役ダークヒーロー
デザインしたのはスポーンの作者で有名なトッド・マクファーレン

野性的で凶悪なスタイルからカルト的な人気を誇っており、比較的新しいキャラクターながらスパイダーマンにおけるライバルの座に着いている。
登場初期は、「悪のスパイダーマン」というイメージに過ぎなかったが、完全な悪とは言えない活躍ぶりや後にヴェノム以上に凶悪極まりないカーネイジが登場した事もあって、結果的にベノムは悪役ではなくライバルの位置についたといえる。

綴りが「VENOM」なのでヴェノムとも読む。対戦ゲーム・『マーブルVSカプコン』に登場した際は日本語読みで”ベノム”だったので今でもベノムと読むほうが馴染みがある人も多いことだろう。ちなみに「VENOM」とは”毒物、悪意、憎悪”などを意味する。

ヴェノムの概要

元は、ピーター・パーカーが、ブラックスパイダーマンとして着込んでいたシンビオート(共生体)であったが、人間の憎悪等を駆り立てさせる危険性を秘めていた為に、鐘の鳴り響く教会の上で、苦しみだしたシンビオートは、これを好機と見たスパイダーマンに脱ぎ捨てられた。
しかし、偶然その真下にいた、スパイダーマンを憎むエディが、落ちてきたシンビオートと融合してしまった事で、第2のスパイダーマン・ヴェノムが誕生する事になった。

シンビオートとの共生体であるため一人称は「俺たち(We)」である。
黒いネバネバはあくまでシンビオートであって、「ヴェノム」はこれを指す言葉ではない。

シンビオートがスパイダーマンの能力を全て記憶しているので、ウェブシューターやスパイダーセンスといった彼の能力をそのまま使うことが出来る上に、スパイダーマンのスパイダーセンスを潜り抜けることができる。
またシンビオートは変幻自在の為に、衣服等に擬態する事も出来る。
3代目のスコーピオが宿主となった際は、敵を捕食するという残忍な能力も得ている。
4代目であるユージン・トンプソン(フラッシュ)が「エージェント・ヴェノム」として宿主になった際は、よりヒーロー的な外見となっている。シンビオートを変形させた触手を利用して、複数の銃器を多方向に向けて使用する事が可能になり、更に専用武器である様々なタイプに変形する銃「マルチガン」も装備している。フラッシュ自身がプロの軍人としての経験を持っていた事もあって、総合的な戦闘力は、これまでのヴェノムよりも高くなったと言える。

単純なスペック自体はスパイダーマンより高いものの、シンビオートの弱点として熱と高周波(主に金属のぶつかり合う音)がある。そのため、スパイダーマンとはほぼ互角の力関係にあるといえる。ちなみにこれはカーネイジを始めとする他のシンビオートとの共生体達とも共通している。

ヴェノムとはシンビオートと人間が合体して初めて成立するキャラクターである。そのため宿主やその性格が変わる事で、キャラクターとしての立ち位置が大きく変わる存在である。凶暴なキャラであることは変わりないが、無関係の人間を積極的に襲うことはなく、場合によっては普通に人助けをしたりもするというキャラクターになったりもする。スパイダーマンとさえも、カーネイジを相手にした場合には渋々ながら手を組むことがある。
まさに、悪役というよりもライバル、アンチ・ヒーローという言葉がふさわしいキャラクターであるといえる。
ちなみに、シンビオートは基本的に初代の宿主であるピーターやエディに取り付く事を好んでいるらしい。

インパクト溢れる外見と、悪役でありながらどこか憎めない味のある性格等から、スパイダーマンの敵のなかでも屈指の人気を誇っている悪役(ヴィラン)、それがヴェノムなのである。

また、最近は人間以外の姿を取る事があり、ラプトル型の恐竜に戦隊物のごとき集団でなってデップー軍団とやりあったりしている。

ヴェノムになった人物

初代

本名エドワード・チャールズ・アラン・ブロック
詳しくはエディ・ブロックを参照。

2代目

本名アンジェロ・フォートナート

エディが参加したオークションで見事にシンビオートを競り落としたニューヨーク・マフィアのドンの息子。

自らの実力を父親や組織に見せ付ける為に見境の無い暴れ方をしたが、肝心のスパイダーマンを相手にすると恐れをなして一目散に逃げ出すという醜態を晒す。
その情けなさからすぐにシンビオートに見限られてしまい、ビルからビルへ飛び移った際に強制的に離脱され、転落死している。

3代目

本名マック・ガーガン

元は「スコーピオン」という電撃を操るヴィランで、スパイダーマンを酷く忌み嫌うJJJの陰謀で生み出されてしまったサイボーグである。その為、当然ながらJJJを激しく憎んでいる。

アンジェロの死後、一時的に3代目のヴェノムとなって猛威を振るっており、人間を貪り食う等、これまでのヴェノム以上の凶悪さを見せている。
彼から離脱したヴェノム・シンビオートは、アメリカ政府の管理下におかれた。

4代目(エージェント・ヴェノム)

the punisher


本名ユージン・トンプソン
詳しくはエージェント・ヴェノムを参照。

映画版

サム・ライミ版

『スパイダーマン3』に登場。中身はエディ。
ヴェノムとしての姿は予告編には殆ど登場せず、劇中でも中盤になってようやく誕生した。

おおまかな誕生経緯や、能力などは、原作漫画の初代ヴェノムと代わらない。
X-MENが存在しない本作の世界では、シンビオートは宇宙空間には現れず、ニューヨーク郊外に飛来した隕石から現れた宇宙生物という扱いで、ひょんなことからピーターに発見され、彼の自宅で寄生生活を送ることになる。

終盤の戦いでは、サンドマンと組んでスパイダーマンを瀕死に追い込み、ハリーニュー・ゴブリンが彼の加勢に駆けつけてからも互角以上の戦いを展開、ついにはハリーを殺害してしまう
しかし、高周波が弱点であることに気づいたスパイダーマンの機転によって敗北し、最期はパンプキンボムによって、シンビオートの力に目がくらみきっていたエディごと焼きつくされて完全に消滅した。

宿主のエディがマッチョではない為に、外見はスパイダーマンと同じく細身で、性格もどちらかというと原作漫画のカーネイジに近い凶悪さである。
ファンからは「こんなのヴェノムじゃない」という批判もあったが、サム・ライミ監督自身がそもそもヴェノムのことをあまり好きじゃなく、配給会社の指示で無理くり出演させざるを得なかったという経緯があるから仕方ない(監督はブラックキャットを出したがっていたが受け入れられなかったとか)。そりゃあ適当なキャラ付けにもなろうものである

マーク・ウェブ版

リブートされた『アメイジング・スパイダーマン』シリーズにも登場予定で、ヴェノムを主人公としたスピン・オフ映画の企画が進行中……だったのだが、同シリーズ『2』が大不評を買い、ギリギリ赤字となってしまった(特にアメリカ国内では興行的に大爆死)ことから、『3』の公開が先延ばしにされてしまい、このスピンオフについては製作中止となってしまった。

こうなると次に実写のヴェノムの勇姿を拝めるのは何年先になるのか、むしろ拝めるのかどうかさえわからなくなってきたと言える。ゲーム版などには先んじてブラックスーツやベノムが登場していたことから、おそらく本編への登場も確実だったはずなのが、惜しいところである。

…と思われていたのだが……。

映画『ヴェノム(原題)』


2016年3月、立ち消えになっていたベノムのスピンオフ作品の企画が復活した事が報じられた

これは、マーベル・スタジオ主導の元で新シリーズの製作が決定し、2016年公開の『シビル・ウォー/キャプテンアメリカ』にもスパイダーマンが先行登場するなど、実写版再始動へ向けての機運が高まってきたことが影響したものと思われる。

主演は、『バットマン』の『ダークナイト』シリーズベインを演じたトム・ハーディ、監督は、『ゾンビランド』のルーベン・フライシャー。
ハーディ氏は、ベインを演じる際に肉体改造を行った程のプロ意識の持ち主で、更にスパイダーマンのヴィランの中でもベノムが好きであると公言している事から、早くもヴェノム役としての活躍が期待されている。
更に宿敵であるカーネイジが本作のヴィランとして実写映画デビューする事も報じられており、予告編では、回収されたシンビオートが二つある事も確認されている(カーネイジに変身するクレタスの存在はまだ無い)。

さらに、原作でお馴染みの決め台詞である“We are VENOM.”「俺たちはベノムだ。」)がしっかり再現されていたのも、ファンにとっては嬉しい点だったのではないだろうか。

ファンにとっては、待ちに待ったヴェノムの単独での映画化となり、また予告編における『ダークナイト』シリーズに引けをとらない陰鬱な雰囲気からも、明るい雰囲気も含まれる『スパイダーマン』シリーズとは真逆のシリアスな内容となるのは間違いない様で、サム・ライミ版『3』で微妙な評価を受けた汚名を返上できるかに注目が集まる。

2018年10月5日全米公開予定。日本での公開時期は12月になるとの事。

詳細については、スパイダーマンの実写映画の項の方も参照されたい。

更に、『スパイダーマン:ホームカミング』の成功を受けて、ソニーは独自のユニバースである、スパイダーマン・ユニバース(仮称)の計画を進めており、『ヴェノム』がその第1弾となる。第2弾には、ブラックキャットとシルバーセーブルが主人公の『シルバー&ブラック(原題)』も発表されており、これらの企画が続くかどうかという点においても、『ヴェノム』は重要な映画となる。

アニメ版

ディスク・ウォーズ:アベンジャーズ

シンビオートがスパイダーマンを取り込み映画版での体型で登場。
ニューヨークで行き過ぎたヒーロー活動を行っていた。
時間制限のあるアベンジャーズとの戦いでは優位に立つも高周波という弱点を突かれスパイダーマンから分離、その後は何とハルクを取り込んでしまった。
ハルクを取り込んだ後は原作に近い体型となりシンビオートを触手として使用していた。
合流したアベンジャーズとスパイダーマンの活躍によってハルクから引き離されるとビルドアップしたハルクからガンマパンチを受けダウンし、そのままDセキュアされた。
なお、スパイダーマンの属性はアニマルだが、ハルクを取り込んだためか属性はパワーとなっている。

アルティメット・スパイダーマン

今作ではシンビオートは人工生命体であるため、ベノムが量産されている。
エディ・ブロックに近い体型のものや、狼やドラゴンに寄生したベノムなども登場する。
シーズン3では、フラッシュが寄生され、SHIELDにスカウトされエージェント・ヴェノムとなる。
原作では軍人で足を失っていたのだが、今作では学生であり足も失っていない。
アメフトのアーマーを付けたまま変身したため体型は鎧のようになっている。また、初戦の相手であったビートルの武装を剥ぎとって吸収し、より原作に近い見た目になる。
ちなみに、フラッシュは当初スカーレット・スパイダーを名乗っており、外見もほぼ同じだった。

関連イラスト

スパイディvsヴェノム
ヴェノム2


スパイダーマン
摩天楼の闘い


関連タグ

スパイダーマン カーネイジ ヴィラン トキシン シンビオート

もしかして→ 八ツ目無名異

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