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概要編集

2014年11月からスタートしたスパイダーマン関連誌で行われるイベント「スパイダーバース」にて登場した、スパイダーウーマンとなった平行世界のグウェン。例のクモにかまれたのが、ピーターではなく彼女だった為にスパイダーマンの能力を手にしたとなっている。そして、見事レギュラータイトル化!

2016年7月にはスマホ向けゲーム『マーベル ツムツム(マベツム)』に参戦。


来歴編集

メインユニバースのピーターと同様の経緯からスパイダーウーマンとなったのは前述の通りであり、その後も不幸なことで有名なメインユニバースと同じ流れを辿ることになってしまう。


MJたちと共に学生バンドを組んでドラムを担当していたグウェンは音楽の道を志していた。厳格な父親からは反対を受けるが恋人ピーターの後押し、そして特別な存在になりたいという欲求から「蜘蛛の能力を持った女性パフォーマー・スパイダーウーマン」としてTVデビューすることを選ぶ。


しかしその一方でグウェンが特別になったことにコンプレックスを刺激されたピーターは、彼女に追いつくために独自開発した血清を注入、凶悪なトカゲの怪物リザードとなって暴れた末、グウェンに止められる形で(故意か事故かは不明)死んでしまう


結果スパイダーウーマンであるグウェンは、ピーターを息子のように愛していたJJJからは「大いなる力に伴う責任を理解していない凶悪な超人」と言われ、刑事である父親からは「偉大な能力を金儲けのために使い、娘のボーイフレンドを殺した犯人」として追われることになる(後者に関してはのちに誤解が解けている)。


それでもグウェンは「父親が犯罪と戦うための責任としてバッジが必要なように、ピーターを死なせてしまった責任としてマスクを被ることが私のバッジ」と決意して、スパイダーウーマンとしての戦いを続けている。


――という経緯を辿って『スパイダーバース』に参加したところ、死んだはずのピーターが大量にいることと、何故かみんな自分の正体に一発で気づいてショックを受けていることに大変困惑するハメになった。



活躍編集

スパイダーバース』では初登場を飾り、スパイダー軍団の一員として侵略者インヘリターズと戦った。

グウェンを助けられなかったピーターグリーンゴブリンの跡を継いだ世界では贖罪として彼を助けようとしたりし、インヘリターズとの戦いではシルクスパイダーウーマンといった女性スパイダーマンと行動を共にした。

また上記のオリジンは外伝『エッジ・オブ・スパイダーバース』で語られたもの。


テレビアニメ版『アルティメットスパイダーマン』の第4シーズンである『VSシニスター・シックス』にて登場し、日本語版は優希知冴が声を当てた。

マイルスの世界の住人で、生前のピーターとは親しかった。

諸事情でいなくなったマイルスの代わりに町を守る存在として、メイおばさんの補佐の元でスパイダーマンとして活動していた。

ただし、彼女は蜘蛛に嚙まれていないため、マグネットブーツとデジタル・スパイダーセンスでスパイダーマンの能力を再現している。


スパイダーマンのアニメ新作の「マーベルスパイダーマン」にも登場。コスチュームデザインは近いがマスクを着けていない。

誤解されがちだが基本的に「スパイダーグウェン」とはファン間の通称や作品名であって、彼女自身はあくまでも「スパイダーウーマン」なのだが、このアニメ版は超能力を得たグウェンが本名そのまま「スパイダーグウェン」を名乗って素顔を公開しているというのが一番の特徴だろう。

なお、後にマスクを着用することになるのだがその際に後述の正式名称に名乗り直している。


2018年から始動している新世代のヒーローが活躍するマーベル新作アニメ『マーベル・ライジング』ではMs.マーベルスクイレル・ガールと共に活躍する模様である(世界観は上記の「マーベルスパイダーマン」と繋がってるかは不明)。こちらのスパイダーグウェンはマスクを着けている。


映画編集

英語吹替:ヘイリー・スタインフェルド、日本語吹替:悠木碧


2018年のアニメ映画『スパイダーマン:スパイダーバース』でも活躍。

当初は左右対称のヘアスタイルだったが、とある出来事から右側頭部の髪を刈り上げた、左右非対称のヘアスタイルになった。

靴はトゥシューズ風のものになり、動きもバレエダンスを思わせる華麗なものになっている。


スパイダーマン:スパイダーバース編集

自分のユニバースから主人公マイルス・モラレスのいる次元へと引き込まれてしまう。

スパイダーマンとして目覚め立ての彼が追い詰められたところで颯爽と手助けに入った。

ちなみに過去の回想シーンでは彼女がいた世界のピーターが登場しており、彼とは親友だったが、彼は亡くなっている。

終盤では元のユニバースへと帰還していたが、本編最後のシーンにてマイルスに彼女の声が届く。


スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース編集

序盤で詳しい過去が描かれる。

スパイダーウーマンとして活躍していたが、ネッドにいじめられていたピーターが自らリザードに変貌。グウェンはそれと知らずリザードと戦い、戦闘の余波で倒れた鉄柱がリザードを直撃。リザードはピーターの姿に戻り、そのまま命を落とす。運悪く、「死んだピーターを見下ろすスパイダーウーマン」を姿を、警察官であるグウェンの父親が目撃してしまう。それ以来、グウェンの父はスパイダーウーマンがピーター殺しの犯人であるとし、彼女を追うようになる。


『スパイダーバース』の事件で、マイルスを始めとするスパイダーマン仲間の存在を知ったグウェンは、自分の世界で孤独にさいなまれる。そんな中、別の世界から来たヴァルチャーと交戦、さらに彼を追うスパイダーマン2099とスパイダーウーマン(ジェシカ・ドリュー)も現れる。異世界から来た彼らを見送ろうとした瞬間、グウェンの父がその場に駆け付ける。

グウェンはやむなく、自分の正体を父に明かすが、彼は親ではなく、警察官としてグウェンを逮捕しようとする。自分の居場所がこの世界にないことを悟ったグウェンは、スパイダーマン2099たちとともに行くことを決意し、マルチバースの秩序を守る「スパイダー・ソサエティ」の一員となった。

次元を渡る力を手に入れたグウェンは、かつて共に戦った仲間マイルスの元へと赴く――


正式改名編集

「スパイダーバース」の時点では「スパイダーグウェン」という名称とされていたが、

2018年にマーベルは彼女がゴースト・スパイダーという正式名称となった事を発表した。(なかなか定着しないのは内緒)

また、日本ではいち早くタカラトミーがその名称を取り入れた。


もう1人のスパイダーグウェン?編集

Earth-TRN1074である漫画『What If…? Dark: Spider-Gwen』もグウェンの代わりにピーターが命を落としているが、こちらはメインユニバースと同じくピーターが蜘蛛に噛まれてスパイダーマンとなっており、グリーンゴブリンとの戦闘に巻き込まれて落下したグウェンを抱きかかえた状態で建物に激突して死亡。

ピーターの死後、グウェンは仇を取るためにピーターの遺品となったスーツを着たものの、スパイダーグウェンと違って蜘蛛に噛まれていない普通の人間であるためにスパイダーウーマンになる事を断念。

その後、ハリー・オズボーンにスパイダーマンの正体を打ち明けてグリーンゴブリンを罠にはめて捕まえる作戦を提案。作戦が成功してグリーンゴブリンを射殺しようとしたが、ピーターとの思い出が頭をよぎって結局一線を超える事ができずに号泣。

しかし、その直後にハリーがグリーンゴブリンを射殺してしまい、グリーンゴブリンの正体がハリーの父ノーマンである事を知ると同時にハリーが不本意ながらも父親殺しに手を染めるという後味の悪い結末を迎えていた。


『スパイダーグウェン:グウェンバース』(SPIDER-GWEN:GWENVERSE)なる作品では、超人兵士のグウェン。雷神、アイアンアーマー、ウエポンX、MS.マーベルとなった様々な異世界グウェンが登場する

一方『スパイダーグウェン:シャドウクローズ』(SPIDER-GWEN:SHADOW CLONES)では

スパイダーマンヴィランズの特殊能力を受け継いだクローンたちが登場


関連動画編集


関連イラスト編集

GHOST SPIDERセンシティブな作品

マイルズ⚡グウェンスパイダーグウェン


関連タグ編集

スパイダーマン スパイダーウーマン グウェン・ステイシー

ゴースト・スパイダー ゴーストスパイダー


グウェンプール…もしグウェンがデッドプールになったら、というイメージイラストを元に作られた本名グウェン・プールという別人のスーパーヒロイン。

グウェノムヴェノムと融合したグウェン。


ブラックキャット…ピーターの恋仲である女ヒーロー繋がり。こちらは破局という形でピーターと別れていた。

スクリューボール…白いコスチュームを着た女性パフォーマーという共通点を持つが、こちらはグウェンとは逆に己の能力を金儲けのために利用するヴィランである。

サクラスパイダー…スパイダーウーマン繋がり。


蜘蛛子…こちらは中の人繋がりで蜘蛛そのものになっている。














※以下『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』の重大なネタバレ注意































『アクロス・ザ・スパイダーバース』の序盤でマイルスと再会した当初は楽しいひと時を過ごしたものの、それから程なくカノンイベントを巡る騒動でマイルスがミゲル率いるスパイダー・ソサエティに目を付けられてしまい、グウェン自身も不本意ながらも恩人であるミゲルの側につく羽目となった。

しかし、仲間と共にマイルスを追う過程でミゲルがマイルスの抹殺さえも辞さない事を知り、マイルスが別の次元へと姿を消した後は強権的なミゲルに嫌気が差して抗議したものの、自身の異論を疎ましいとしか思わなかったミゲルからはスパイダー・ソサエティの資格剥奪を通告され、挙げ句に元いた世界へと送り返されてしまった。

その後、自宅で鉢合わせとなった父親に対してスパイダーウーマンである苦しみを打ち明けたが、当の父親が娘のために警察官を辞職した事を知って和解。

そして、エピローグでグウェンはマイルスを探すために同志を集めて独自のチームを結成していた。

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