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概要編集

スパイダーマン』の主人公ピーター・パーカーが働いている新聞社「デイリー・ビューグル」の社長。一時はNY市長になっていたこともあった。


ケチ頑固でありいつも機嫌が悪く、スパイダーマン打倒のために、スコーピオンやスパイダー・スレイヤーを生み出すなど行き過ぎな部分もあるが、なぜか憎めない役柄。

スパイダーマンを心の底から嫌っており、彼が何かするたびに重箱の隅を突くように調べ上げバッシング記事を新聞に載せまくっている。

ただし、J・ジョナ・ジェイムソン本人は知らないが、このスパイダーマン叩きの記事に使われている写真には、スパイダーマンその人であるピーター・パーカーが生活費や学費を稼ぐ為にデイリー・ビューグルに売った自撮り写真が少なからず有り、あまりにも世知辛い理由・経緯によって「正義と悪(もしくは2つの相反する「正義」)は片方が無いともう片方も存在し得ない」状態が実現しているとも言える。


スパイダーマン叩きの動機としては、自分には決してできないスパイダーマンの行動力への嫉妬、戦場のヒーローと持て囃された退役軍人の父親から虐待を受けたことによるヒーローの概念そのものへの不信感、さらに覆面強盗に妻を殺害されたという哀しい過去などから、

「本当に善人なら何故顔を隠す!顔を隠すのは、悪事をたくらんでいる証拠だ!」

と考えているからである。


そのためスパイダーマン以外の覆面ヒーローたちのことも嫌っており、ニュー・アベンジャーズ結成の際、アイアンマンキャプテン・アメリカから独占インタビューの権利の代わりに新たにチームに加わったスパイダーマンを非難するのは止めろと説得された際には、副社長からも「受けないと辞めるぞ」と言われスパイダーマンと握手を交わして和解した……と思ったらアベンジャーズが裏取引を持ち掛けて来た、と記事にした程。


とは言えジャーナリストとしては間違いなく本物であり、たとえスパイダーマンを非難するためであっても捏造記事だけは絶対に載せない。またニューヨーク裏社会のドンの脅迫や、X-MENを陥れようとした黒幕のバスチオンからの情報を突っぱねた事もある。

ピーターに対しても上司として厳格に接するが信頼を置いており、彼が冤罪で逮捕された際には弁護士費用を負担している。


最近はスパイダーマンの正体がピーターであることを知り、態度は軟化していき付き合いが増えている。

また父親がメイ・パーカーと再婚した為、ピーターとは義理の従兄弟になっている。


息子のジョン・ジェイムソンは宇宙飛行士。

正史世界【616】とは異なる宇宙【アース78327】では皮肉にもピーターと同じ経緯でスパイダーマン(別名:スパイダージェイムソン・スーパーアストロノート)となっていた。

また、【アース6160】(2020年代以降のアルティメット・ユニバース)では、ピーター・パーカーの伯父であるベン・パーカーとは親友にして仕事仲間であり、ピーターとの関係も良好。だたし、この世界では、ピーターは中年になってからスパイダーマンの力を得た為、この世界のJJJがスパイダーマンをどう報道する事になるかは今度の展開次第と言える。


映像化作品編集

実写編集

演:J・K・シモンズ / 吹替:立川三貴


三部作すべてに登場。その凄まじい原作再現度はファンを沸かせた。

スパイダーマンの自警活動停止後にニューヨークの犯罪件数が増加した時には落ち込んだり(活動再開宣言を受け取った直後いつもの調子に戻った)、銀行強盗事件の写真がエディ・ブロックによる合成と発覚した時は彼を解雇し謝罪記事を載せるなど、コミックよりは素直にスパイダーマンを評価している。この世界では彼が世界唯一のヒーローで芸能活動もしていないことや、奥さんが生きているからだろうか。


実はスタン・リーが自らジェイムソンに名乗りを上げたが年齢なども考慮してか却下となった。(つまり、スパイダーマンの生みの親の1人が、スパイダーマン最大の宿敵の1人を演じる可能性が有った)


第2作で存在が暗示されたが直接の登場はなし。ピーターの撮影した写真を買い取っているらしいが、彼曰く「60年代の相場」とかなりの安値で買い上げている模様(一度、ピーターももう少し高値で買い上げるようメールで直訴したのだが断られた)。 シリーズが続けば登場出来たかも知れない。


サム・ライミ版から演・吹替ともに続投する形で、シリーズ第2作『ファー・フロム・ホーム』終盤にて初登場。

こちらの世界ではインターネット番組「デイリー・ビューグル・ネット」のメインキャスターを務めており、彼の"ある報道"がきっかけとなり、ユニバースそのものを揺るがす大事件が勃発してしまった。


コミック版や他の映像化版では持っていた「ジャーナリストとしての最低限の矜持」さえない人物として描かれ、スパイダーマン叩きにより儲かったのか徐々に撮影セットが豪華になるなど、ネット配信の闇に取り込まれた人物との見方も可能。

またスパイダーマンの正体を知っていた事も特徴である。


スパイダーマン以外の、アベンジャーズをはじめとする他のヒーローに対してはどういう感情を抱いているかは不明だが劇中の様子からするとスパイダーマン同様に酷評している可能性が高い。


上述のMCU版のジェイムソンがヴェノムの第2作『レット・ゼア・ビー・カーネイジ』で登場。

突如、時空を越えてMCUの世界へ来てしまったエディ・ブロックヴェノムの前に、テレビ中継のキャスターとして出演していた。


アニメ編集

スパイダーマンが誤って本物をクモ糸で巻きつけていたが、皮が取れないことから偽物ではないことに気づいた。


同じくデイリー・ビューグルの社長。


スパイダーマンを毛嫌いしてるがライノがピーターを襲いに新聞社を襲撃した際には彼の身を守ろうとした。


今作では大手マスコミグループ「DBC(デイリー・ビューグル・コミュニケーションズ)」のCEOで、毎回テレビでスパイダーマンを非難している。ピーターとしての絡みはない。

「ウェブ・ウォーリア-ズ」では様々な並行世界のスパイダーマンが登場するのだが、どの世界にもジェイムソンにあたる人物が存在しており、スパイダーマンが悪党だと世間に訴えていた。


シーズン2から登場。原作通りスパイダーマン嫌いだが、スーペリア・スパイダーマンのことは気に入り社を挙げて応援、ピーターがスパイダーマンに戻った後は再び酷評するのだった。


ゲーム編集

スパイダーマンの勝利ポーズに「One for JJ(ジョナ・ジェイムソンに1枚)!」の台詞と共に写真を撮る物がある。

ヴィラン退治後ならともかく女子高生ぶちのめした現場写真とか送ってどうする気なんだろうか…


アトラクション編集

  • アメージング・アドベンチャー・オブ・スパイダーマン・ザ・ライド

声の出演:クリス・エジャリ―(英) / 吹替:立川三貴

1999年3月にフロリダの「アイランズ・オブ・アドベンチャー」にて、2004年1月に日本にある「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」にてオープン(※2024年1月22日に運営終了)したアトラクションでの登場。


一般向けにデイリー・ビューグルの社内見学会を開き、現場にいち早く記者を急行させる取材車両「スクープ号」を「スターク・インダストリー社」と共同開発するといった大胆な行動力を持つ。一方で、特ダネをつかむには手段を択ばない面も持ち、街でシニスター・シンジゲートが起こす大事件の真相をつかむために、恐れをなして逃げ出した記者の代わりに何の経験もない見学者をスクープ号に乗せて危険な事件現場に送り込むという暴挙に出る。(しかも報酬は「タダで新聞をやる!」というもの)


現場から命からがら帰ってきた見学者を「君たちはヒーローだ!」と褒め称えた直後、スパイダーマンにドクター・オクトパスから没収した反重力砲の光線を浴びせられるというというお仕置きを受ける。部下どころか忌み嫌うスパイダーマンも近くにいない彼は、一人だけ部屋に浮かんだまま放置されてしまうのだった。


日本独自の漫画編集

概ねコミック通りであるが、とある理由でスパイダーマンが失踪した後はそれすらもバッシングのネタにしていた。


余談編集

「MARVELコミック世界の歴史を何のスーパーパワーも持たないジャーナリストの視点から見た記録」という趣旨の『Marvels』(映画『マーベルズ』とは別作品)では、主人公のジャーナリストが報道関係者としての使命を忘れヒーロー叩きを行なっているかつての盟友のJJJに苦言を呈する場面が有るのだが、そこからMARVELコミック史上に残る珍シーンが始まる

そこに「スパイダーマンの写真が撮れた」と言ってやって来た若いアルバイトのカメラマン。その写真をスパイダーマン叩きの記事に使おうとするJJJと、町を護っているスパイダーマンを貶める手助けをしながらケロっとした顔をしてる若いカメラマン。

ヒーロー擁護派だった主人公は、若いカメラマンを怒鳴り付ける。

横暴な報道に加担しおって!! この若造が!! 俺がスパイダーマンだったら、お前のような奴はブチのめしてやるのに!!

だから、その若造がスパイダーマンなんだよ


関連タグ編集

MARVEL スパイダーマン

社長 ジャーナリスト マスコミ 頑固親父


ボブ・バーバスリベラ

:MCU版JJJと同じくマスメディアでヒーローを追い詰めるニュースキャスター。ただし、どちらも完全にヴィランである。


蛭川光彦:同じくヒーローに対してバッシングを行うマスメディア関係者だが、記事の捏造は決して行わないなどジャーナリストとしての誇りを持つJJJとは真反対の正真正銘のクズ。人間としての最低限の礼節すらない外道とも言える人間で、捏造記事は当たり前、それによって取材対象が社会的地位を失うのも厭わない生きる価値のない演じた役者からも嫌われたクソ以下の生ゴミ

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