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アルティメッツ

あるてぃめっつ

アルティメッツは、MARVEL COMICのタイトル及び作品内に登場するスーパーヒーローのチームである。
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概要

2000年代にスタートしたアルティメット・マーベルの代表的作品。アルティメット・ユニバースにおけるアベンジャーズで、原作より現代的、映画的に見事に再構成している。

なお、割り振られているアース番号は「1610」で、アルティメッツ・ユニバースは「アース1610」とも呼ばれる。(以下の説明でも、「アース1610」と「アルティメッツ・ユニバース」は同じ世界を指す)


また、マーベル・スタジオズ製作の一連の映画作品群(マーベル・シネマティックユニバース)の世界観に大きな影響を与え、映画版「アベンジャーズ」の原典とも言える。


「アルティメッツ」「アルティメッツ2」と言う風に分かれており、Vol.1,2合わせて全26話。しかし、Vol.2以降発行が不定期になってしまい、完結までに5年もかかっている


2015年、大長編クロスオーバーによりアルティメッツ・ユニバースは消失してしまった…

イベント名「SECRET WARS」(シークレットウォーズ)参照。

ちなみに、この際に起きた「インカージョン」という現象はMCUの「マルチバース・サーガ」でもキーワードとなっている。

ただし、マイルス・モラレスが最初から正史世界(アース616/MARVELユニバース)に居たことになる現実改変が起きたり、正史世界にアルティメッツ・ユニバースのムジョルニアが出現するなど、「正史世界とアルティメッツ・ユニバースが統合される」という一面も有る。


2024年、アルティメッツ・ユニバースが復活する!?

アルティメッツの生き残り、リード博士によってアルティメッツ・ユニバースが再生した?

三作品タイトル「アルティメッツ・スパイダーマン」「アルティメッツ・ブラックパンサー」「アルティメッツ・X-MEN」が発表予定。

……ただし、このアルティメッツ・ユニバース復活には極めて不穏な要素が有り……それはアース1610のリード・リチャーズは悪堕ちしている点である。いわば、悪の手によってスーパーヒーロー達が存在する世界が再生されるのである。

しかも、予告やコンセプトアートは「アイアンマンとなるのはトニー・スタークではなく父親のハワード・スターク(トニー・スタークはテロ容疑者になっている)」「Dr.ドゥームを思わせる外見の人物がヒーロー側に居る」「アフリカ大陸が色々と大変な事になっている(後述)」「この世界の『創造主』であるメイカー(悪堕ちした旧アース1610のリード・リチャーズ)にとって最大の敵である未来からの侵略者・征服者カーンが着装しているアーマーがトニー・スタークのアーマーと外見がほぼ同じ色違い。一方、トニー・スタークは『アイアンマン』ではなく『アイアンラッド』(正史世界における悪堕ちしなかったバージョンの征服者カーンの変異体)を名乗っている」など、一筋縄ではいきそうにない展開を予感させるものとなっている。


正史との主な違い

  • チームがニック・フューリー率いる超人部隊という設定になっている。
    • キャップ・アイアンマン・ソーなどが所属するチームの名前は「アベンジャーズ」ではなく「アルティメッツ」。「アベンジャーズ」というヒーローチームも存在した時期が有ったが、どちらかと言うと裏仕事部/汚れ仕事部隊。

  • ニック・フューリー
    • 階級が大佐から将軍に格上げ。
    • また、映画版と同じ黒人男性(映画版の元ネタ)。
    • なお、甦った直後のキャップ(当然、第二次大戦時の常識しかない)は「黒人の将官など居る筈が無い」→「きっと、自分はアメリカ政府機関を騙る悪の組織に囚われているに違いない」と云うトンデモない勘違いをしてしまい一悶着が起きてしまった。

  • キャップ
    • ヒーローというより、むしろ模範的な軍人に近い。ある意味で、キャップを良く知らない人が「キャプテン・アメリカ」と云う名前から連想するであろうステレオ・タイプなイメージに近いキャラと言ってよい。
    • 現代版のコスチュームが映画版の元ネタとなった(ただし、映画版は側頭部に羽根のペイントが施してある)。
    • 映画好きのようで「『Shall we ダンス?』はオリジナル版の方が良かった」などの発言も有る。
    • 「第2次大戦でフランスが、あっさりドイツに降伏した事を冗談のネタにする(正史世界のキャップはフランス降伏後も戦い続けたレジスタンス達を評価していた)」「オカマという単語を冗談で使う」など、正史世界(アース616)のキャップより無神経または「有害な男らしさ」に毒された人物であるかのような描写も有る。(正史世界のキャップより現代で過ごした時間が短かいのと、元から性格的な相違点が有ったのとの両方の要因によるものと思われる)

  • トニー
    • 数字に執着するエキセントリックな性格で、アルティメッツの商品化権の50%を所持。
    • また、正史よりも飲酒量が多く、理由は「シラフでやれるほどアイアンマンは楽じゃない」から。
    • 実は「ある病気」を抱えている。

  • ソー
    • 神を自称するヒッピー
    • 元々は看護師だったが、ノイローゼになった際に「自分が雷神であると『自覚』した」らしい。
    • また、精神病院に18ヶ月間入院していた経歴がある事をブルース・バナーに指摘されている。
    • 兜を被っておらず、髭を生やしている(この辺りが映画版の元ネタ)。
    • ムジョルニアが巨大な戦斧とハンマーを合体させた形となっており、おそらく「インフィニティ・ウォー」にて登場したストームブレイカーのイメージソースになっている。
    • 一部の信奉者を除いた周囲の大半の人々(チームメイト含む)からは『自分のことを神様だと思っている胡散臭い電波系』扱いされているが、実は………。
    • 「ヒーローになる前は自然保護運動系/スローライフ系のヒッピーの一員だったのに、(自然環境に悪影響を与える事が多い上に、スローライフの理念と相容れない)大企業の社長のトニー・スタークと仲がいいのは、どうなってるんだ?」というのは、作中でもツッコミが入っている。
    • 後に『ムジョルニアとコスチューム類は、元々シールドのノルウェー支局が開発したものを借りパクしたもの』と明かされた。
      • ただし、その報告を行ったのはアルティメット世界における某笑いの神なので、どこまで本当なのかは(邦訳コミックからの情報だけでは)不明。

  • ハンク・ピム
    • ワスプ(ジャネット)とはすでに夫婦。
    • 正史と同じく「DV夫」だが、クズっぷりはこっちが上(作り手が不謹慎ギャグとしてやってると疑わざるを得ないレベル)。この事が明るみに出ると逃亡。チームをクビになる。

  • ワスプ
    • 縮小化能力を持つミュータントになり、白人からアジア系に変更された。
    • この世界でのアントマン/ジャイアントマンの能力は、彼女の能力を科学で再現したもの。

  • ブルース・バナー
    • 「超人血清実験の失敗によりハルクに変貌」と変更。
    • また、ハルクの人格は明らかにバナーの抑圧された自己として書かれており、性欲があり、人肉食なども行う。ハンク・ピムに対して、不満と怒りをつのらせている。
    • 中盤キレてマンハッタンで暴れまわるが、死傷者が出るという明確な被害描写がなされている。その後シールドに拘束されるが、その時の部屋が映画版でロキが拘留されてた部屋の元ネタとなる。

    • ホークアイブラックウィドウ
    • 設定、コスチュームなど映画版の元ネタとなった。

  • スカーレットウィッチクイックシルバー
    • マグニートーの子供たち。近親相姦的な恋愛関係にある。Vol.1ではあまり活躍シーンがない。

  • チタウリ
    • 正史世界におけるスクラル人。Vol.1の最後の敵。
    • かつて、ナチスに多大な協力をしていた。映画版で採用されたのは名称のみ。
    • 正史世界のスクラル人はコミックに最初に登場したメンバーが「計略で牛に変身させられて、催眠術で自分達は牛だと思い込まされ、食肉として出荷され地球人に食われる」という無茶苦茶な運命を辿るが、こっちは指揮官がハルクに食われた


  • アルティメッツの世界にもギャラクタスが登場してくれる。
    • ただし、こっちのギャラクタスは物理的実体は無数の小型ドローン(と言っても人間から見れば1つ1つが人間よりも遥かに大きい宇宙船サイズ)からなる「ガー・ラク・タス」を名乗る集合知性体。……だが、何だかんだ有ってアース616のギャラクタスと融合してた時期も。
    • アルティメット・ユニバース版のギャラクタスが惑星を食べる場面を遠くから見た場合、実写版「ファンタスティック・フォー:銀河の危機」で描かれたような光景になると思われる。

  • ディフェンダーズ:
    • アルティメッツの活躍に触発された若きヒーロー達が結成したヒーローチーム。
    • ………と書けば聞こえは良いが、実際は『メンバーをヒーローっぽいコードネームで呼び合っているヒーローマニアの同好会』に近い。
    • アルティメッツをクビになったハンク・ピムが一時的に参加していた。
    • ハンクがメンバーのサン・オブ・サタン(直訳で『サタンの息子)』に「君は本当にサタンの息子なのか?」と質問したら、「はっ?おっさんヤク中か?」と真顔で返答されていた。

  • 2015年未明、パニッシャーが自分のドッペルゲンガーを殺害する?「Ultimate END」(アルティメッツ・エンド)参照。

  • 2024年再スタートするアルティメット・スパイダーマン、本家ピーターとは差違であるがメリー・ジェーン・ワトソンと結婚し2児の父親になる。が……以下のような不穏な展開のてんこ盛り。
    • こちらのピーターは……若い頃に蜘蛛に噛まれそうになった所で、謎の人物がその蜘蛛をつまみ上げ、結果としてスーパーパワーを得ないまま中年となっている。
    • ベン伯父さんは生きていてデイリー・ビューグル勤務で、J・ジョナ・ジェイムソンとは長年に渡る仕事上の戦友。
    • ピーターもデイリー・ビューグル勤務。
    • メイ伯母さんノーマン・オズボーンはトニー・スタークが起こしたとされるテロにより死亡。ハリー・オズボーンはテロ被害者の追悼集会で犯人への報復を示唆するような不穏な演説を行ない……?
    • デイリー・ビューグルのトニー・スタークによるテロ関係の記事・取材に圧力をかける者が……その者の名はウィルソン・フィスク
    • ところが、そのウィルソン・フィスクも何者かに襲撃され……?
    • そして、ピーターの元に、テロ容疑者であるトニー・スタークより荷物が送られる。中身は……1匹の蜘蛛とステルス機能を持つ特殊スーツ。中年になるまで「自分がヒーローになる」など想像も出来ない人生を送ってきたピーターの選択は……?

  • アルティメッツ・ブラックパンサー、ムーンナイトと対戦する?
    • 再生されたアース1610(アース6160)では、アフリカの大半をエジプト神話の神であるラーコンス(コンシュー)が支配しており、最後の抵抗勢力がワカンダ。そして、ワカンダのリーダーであるブラックパンサーとラーとコンシューの先兵であるムーンナイトが激突!?
    • ちなみにキャラクターデザインは日本出身のアメコミ絵師である桃桃子(ピーチももこ)氏。

  • アルティメッツ・X-MENはなんと日本人の少女が主人公!?

邦訳版

アルティメットX-MENやアルティメット・スパイダーマンが翻訳されていた2000年代に翻訳が予定されていたが中止。それから10年以上の時を経てついに翻訳が実現した。

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