概要
MARVEL世界ではヴィブラニウムと並び『最強の金属』として扱われている。
性質の詳細に関しては(幾度かの設定変更により)諸説あるが、ヴィブラニウムの精製技術が確立される過程において、偶然完成した合金とされている。
物質としての純粋な強度はヴィブラニウムを凌ぐ一方、ヴィブラニウムが持つ『衝撃を吸収し強度が増す』性質はない。
言わば「単純なスペックはアダマンチウムが上、特殊能力が有るのがヴィブラニウム、両方の長所が有るのがコミック版のキャップの盾」と言った所である。
なお、ややこしい事に、アダマンチウムの語源になった「アダマンティン」もマーベル・コミック世界に存在しており、ギリシャ神話系のキャラの武器の素材として使用されている。
使用例
- ウルヴァリンの骨格及び爪
- セイバートゥースの骨格及び爪
- レディ・デスストライクの爪
- X-23の爪
- ウルトロンのボディ(後にヴィブラニウムに変更されている)
- ドクター・オクトパスのアーム
この他にも複数のヒーローやヴィランが武器や身体の一部にアダマンチウムを使用している。
また原料が限られているアダマンチウムを独自に再現する試みが複数の人物/団体によってなされており、その結果としてカーボナディウムなどの物質が作り出されている。
もともとマーベル作品界においてはキャプテン・アメリカのシールド(ビブラニウムと鋼鉄が融合した破壊不可能の超金属)を再現する試みから生まれた物質である。
いうなればキャップの盾の劣化コピーだが、それでも十分ほぼ破壊不可能の超合金とされる。
なお、磁力には反応するようで、磁界王マグニートーによりウルヴァリンの体内のアダマンチウムが剝がされてしまったエピソードもある。
関連タグ
アダマント:語源。ギリシア神話に登場する超物質。アダマンタイン、アダマンティンとも。
アダマンタイト:語源を共有する。