ハワード・スターク
ぱぱすたーく
アメリカの軍事企業《スターク・インダストリー》の社長にして創設者。
家族は妻のマリア・スタークと息子のアンソニー・エドワード・スターク。
アンソニーが二十を迎えた時、事故を起こして妻と共に他界。会社はアンソニーが継ぐまで盟友オバディアが暫定社長を務める事になった。
以上の内容が、ハワードの初登場時の情報である。
近年では、マーベルコミック内のクロスオーバーが盛んとなっている為、あちこちの作品で情報の再設定(年の離れた妹だったのが、設定に無理が出出来たので姪になった。等)が行われた余波で、ハワードの追加設定というのが次の概要となる。
アメリカの軍事企業《スターク・インダストリー》の社長にして創設者。
自称《アメリカで最高の機械工学士》。半重力システムの基礎部分を作り出すなどの天才ぶりを見せ、1940年代当時の最先端テクノロジーを幾多も作り出す男。
明るい性格のプレイボーイな伊達男。美人を見かけたらまず口説く。お茶目で可愛い年下系。
どういう経緯かは不明だが、自分で航空機の操縦もできる(吹き荒れる高射砲の一斉射撃の中に飛び込んで無事に帰還できるレベル)。
当時は連合国と枢軸国が戦争をしている最中だが、《戦略科学予備軍SSR》という組織に技術提供者として参加しており、さらに亡命ドイツ人を主軸とした《スーパーソルジャー計画》にも加わっている。
以降協力関係を続け、冷戦終了後は《戦略科学予備軍SSR》の発展組織である《戦略国土調停補給配備局S.H.I.E.L.D.》の創設メンバーとなった。
以上の追加設定が行われた。マーベルでは作品ごとに個人の内容が色々違う設定などで実にカオスなごっちゃとなっているが、おおむねハワードの基礎設定はこれで固まっている。
この科学者という安定した設定が功を奏してなのか、科学者関連の他作品キャラとの絡みが多い。(《アントマン》のこの人とか)
さらにスターク夫妻の事故は任意的な内容だった事が明らかとなり、当初は戦友的繋がりだけであった筈のスティーブ・ロジャースとは、切っても切り切れない縁となる。
演:ドミニク・クーパー、吹替:野島裕史(『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』『エージェント・カーター』)
演:ジョン・スラッテリー、吹替:仲野裕(『アイアンマン2』『アントマン』『キャプテン・アメリカ/シビル・ウォー』『アベンジャーズ/エンドゲーム』
『アイアンマン』を含むマーベル作品の映画化シリーズ「マーベル・シネマティック・ユニバース」にも登場する。
基本的に、1940年代のハワードをドミニク・クーパーが、1970年代以降のハワードをジョン・スラッテリーが演じている。
スターク・インダストリーの先代社長、SSRの技術提供者、S.H.I.E.L.Dの創設メンバーであることは原作と変わらない。
40年代の彼の性格は大体原作と同じく人懐っこいプレイボーイ。
『アイアンマン』の時代にはすでに死去している。
息子のトニーとは寄宿学校に入れさせたり等の扱いをしていた事であまり仲がよろしくなかった。
しかしアイアンマン2で追い詰められたトニーの再起のきっかけになったり、シビル・ウォーで描かれたハワードの死の真実が事態を急変させたりと、トニーの人生のターニングポイントにしばしば関わってくる。
ホワット・イフ...?で描かれた、ペギー・カーターが超人血清を打った世界線においても登場。
事故で超人になることができなかったスティーブの為に、なんと「ヒドラ・ストンパー」なるハルクバスターに近いパワードスーツを作成した。
流石に1940年代では技術力が足りず、Mk.1に近いかなりゴツいデザインかつ動力はコズミックキューブ頼りと限界が見える。機構についてもスティーブの体格が小さい事を前提に実現できたもので、他の人が使用することができなかった。
しかし当時の水準では極めて有用な戦力であり、カーターとともに活躍するスティーブの手足となった。
また終始裏方にまわっていた正史と違い、終盤のヒドラ基地攻略時にはカーターの強い推薦で前線に駆り出されている。
別世界と繋がるヒドラの機器を操作・制御する役割を任されており、最終的にカーター本人と共に苦渋の決断を迫られることになる。
高い確率で現代でも生存。事故を自社製品の武器で乗り切った、途中で美女をあいさつ代わりにナンパしたのを妻に見られてその日の予定が狂った、など、本家でよく取り扱いそうな経緯で。
そして現役社長。なのでアンソニー事トニー・スタークは今だ若社長。
スティーブ復活の際は、現代の住居として自宅や別荘を提供し、スターク社関連施設をフリーパスとしたり、いっそ養子に来ないかとアプローチかけたりして実の息子がフォローに回っている。(二人の年齢差は二十や三十どころではない)
さらに、マーベル公式展開作品群(並行世界の話扱いの、様々な作家のifストーリー)の一つに、『シビル・ウォーを回避するにはどうすればいいのか?』というテーマを描いた作者が、『トニーを女にしてスティーブと結婚してしまえ』という荒業を駆使した物があり、女体化トニーネタ=公式ネタとなっている。
結果、ハワードは娘のラブロマンスを全力で応援しており、「養子にしようと思ったら婿に来た」と喜んでいるなど…
落ち着けお父さん。
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コメント
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