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モーガン・スターク

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もーがんすたーく

「モーガン・スターク」とは、MARVELのコミック『アイアンマン』および映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』に登場する人物。作品媒体によってキャラクターの特性が変わる。

タグの概要

MCU版では原作のモーガンの要素は全く見られず、同名の別人状態である。

また、エンドゲーム公開以前、原作のモーガンの関連イラストは全く見られず、公開後はMCU版のモーガンのイラストが投稿されているため、「モーガン・スターク」のタグは事実上「MCUユニバースのモーガン・スターク」のイラストタグと化している。

原作コミック

コミックのモーガンは、『アイアンマン』に登場する男性

アイアンマンことトニー・スタークの父親、ハワード・スタークの弟のエドワードの息子。

すなわち、トニーとは従兄弟同士である。

富と名声を手にしたトニーに対して、モーガンはギャンブル好きの性格が災いして、犯罪者と関わることも多く、幾度も刑務所に入れられている。

トニーに対してコンプレックスと憎しみを抱いており、トニーの財産を狙っているなど、アイアンマンのヴィランというより、トニー個人としての敵として描かれる。

トニーがクロッシングで死んだ隙を突きフジカワ重工と合併しスターク・エンタープライズ部分を手中に収めたこともある。

アース616ではトニーはハワードとマリア・スタークの養子であることが判明するためトニーとは義従兄弟。

また、アース8410の未来世界からやってくるヴィラン、アイアンマン2020の正体アーノ・スタークはモーガンの息子という設定になっていた。

しかし、現在ではこの未来世界のヴィランの設定はなくなり、アース616ではハワードとマリア・スタークの本当の息子としてアーノが登場している。

余談だがアース8912の2093年の未来にいたアンドロス・スタークは、アーノ・スタークの孫だが、このアーノはトニーの子孫に相当する。

映画(MCU)版

以下、映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』、『アベンジャーズ/エンドゲーム』の重大なネタバレを含みますので閲覧は自己責任でお願いします。

“I love you 3000”(「3000かい、あいしてる」)

演: レクシー・レイブ

日本語吹替: 新津ちせ

アイアンマンことトニー・スタークと、彼の元秘書であり現スタークインダストリーズの社長であるペッパー・ポッツ(本名ヴァージニア・ポッツ)の

作中における2018年ないし2019年に生まれ、『エンドゲーム』時4、5歳の少女。

誕生までの経緯

『アイアンマン』シリーズで相思相愛の仲であったトニーとペッパーだが、『エイジ・オブ・ウルトロン』以降もトニーがヒーロー活動を止められなかったため、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』ではペッパーから距離を置き、別居状態にあった。

しかし『スパイダーマン:ホームカミング』終盤にて、寄りを戻していたことが判明。

スパイダーマンアベンジャーズ加入を報道陣に報告する前に事情を知らされていないピーター・パーカーが加入を辞退してしまったため、ハッピー・ホーガンの機転によりトニーから2008年の頃から預かっていた婚約指輪を渡し、報道陣にはトニーとペッパーは正式に婚約することになったと誤魔化すこととなった。

因みに、トニーがアイアンマンとなったのは作中における2009年なので、トニーがアイアンマンとなる以前からペッパーを意識していたことが垣間見られる。

そして『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』冒頭、結婚を目前に控えたトニーは「子供が生まれる」という夢を見て、ペッパーとのジョギング中にその夢の内容を告げた。

トニーは正夢に違いないとペッパーの叔父であるモーガンの名前を貰おうと浮かれ気味であった。

しかし、そんな最中、ドクター・ストレンジことスティーヴン・ストレンジが地球の危機を告げにトニーの前に現れ、トニーはアイアンマンとして新たな戦いに身を投じることとなる。

しかし、サノスを倒す為に宇宙へと向かったアイアンマンだが、サノスに惨敗を喫した上に、地球に向かったサノスがインフィニティ・ガントレットを使用して「全宇宙の生物を半分消滅」することに成功してしまい、惑星タイタンにてトニーはピーターを含めて共に戦った仲間の大半を失ってしまう。

そして『エンドゲーム』にて、失意のトニーはサノスの義理の娘でサノスに姉のガモーラを殺されたネビュラの助力により地球への帰還を目指す。

途中燃料と食料切れから宇宙空間での死を確信したトニーはアーマーの録画機能を使い、ペッパーへの遺言を残すが、キャプテン・マーベルことキャロル・ダンバースがトニーたちを救出したためトニーは無事に地球のペッパーの元に帰ることが出来た。

サノスによる「全宇宙の生物を半分消滅」、通称「デシメーション」後もペッパーは無事であったが、チタウリの襲来のころからサノスの襲撃を予見していたトニーはチームを分断させたキャプテン・アメリカ / スティーブ・ロジャーズを詰り、心身ともに衰弱していた状態だったために倒れる。

このことが切っ掛けなのか、トニーとペッパーはアベンジャーズと距離を取るようになった。

本編での活躍

サノスがアベンジャーズたちに殺され、デシメーションから五年の歳月が流れ、トニーとペッパーは結婚して一女を儲け、湖畔の近くのロッジで戦いなどとは無縁の生活を送っていた。

その娘の名前こそモーガン、戦いで憔悴したトニーの心を癒していた。

そんなスターク一家の前に、量子世界から帰還したアントマンことスコット・ラングを伴ってアベンジャーズが訪ねてきた。

時の流れが現実と異なる量子世界を利用すれば過去に戻り、サノスによって消された人々を救えるかもしれないという可能性を示唆されるものの、トニーはかつての仲間を拒絶する。

話が膠着するなか母親のペッパーに頼まれてモーガンが「ママがパパを助けてあげてって」と言って介入し、話は中断された。

しかし、ヒーローとして弟子や後継者のように支援してきたピーターの死を悼むトニーはスコットの話を元にシミュレートをした結果、タイムマシンを完成させてしまう。

思わず「マジか」とスラングを言ったトニー、夜中に目が覚めたモーガンが「マジか」と真似をしてしまい口止めのために夜中のアイスキャンディーを許して、寝かしつける。

モーガンは眠る前に父に「3000回愛してる」と言い、トニーは娘を寝かしつけた後に妻のペッパーにタイムマシンを完成させてしまったこと、再び戦いに身を投じるべきかと相談する。

ペッパーはトニーがパニック障害のためにずっと安心して眠れなかったことを知るために、ピーターを含めた人々を助けないことでトニーが罪悪感を抱き続けることを理解していたためにトニーの背を押した。

そして「時間泥棒」作戦が実施され、インフィニティ・ストーンを集めて再び『指パッチン』で消滅された人々が復活させようとする。

ハルクことブルース・バナーがその役を担い、人々が復活する中、作戦中に異変を察知した過去のサノスが襲来してきた。

アベンジャーズたちは復活した仲間たち(アーマーを纏いレスキューとなったペッパーを含む)と共にサノスの軍勢と戦いながら、両勢ともトニーが開発したガントレットを争奪し合う運びとなった。

サノスがガントレットを入手して指を鳴らすが、ストーンは既にトニーのアーマーの指に移動しており、トニーはなんの躊躇もなく指を鳴らして『サノスとサノス軍の消滅』を果たした

しかし、サノスやハルクと違ってただの人間に過ぎないトニーは衝撃に耐えきれなかった。

死の間際、ヒーローとしての弟子のピーター、親友のローディ、そして「ゆっくり眠って」と最愛の妻のペッパーに笑顔で看取られて逝った。

アイアンマンによって世界が救われた日に、モーガンは父のトニー・スタークを喪った。

モーガンの重要性

モーガンはペッパー共々チタウリの襲撃以降、もしくはアイアンマンとなって以降、常に不安と戦い続けていたトニーに癒しを与えた存在であった。

幼少期から家族愛に飢えていたトニーにとって家族との穏やかな生活は何物にも代えがたいものであった。

そのため、トニーはアベンジャーズへの協力の前提として、『指パッチン』で人々を救う際にモーガンの存在を消さないために『5年前に状況を戻す』ということにしないことを約束させている。

また、父親となったが故に過去へとタイムスリップした際に、父のハワード・スタークの気持ちを理解することが出来るようになり、父への蟠りが解けることとなった。

モーガンはトニーに家族の愛を取り戻させた存在でもあるとともに、ヒーローとして戦う決意を再び抱くきっかけとなった。

また『エンドゲーム』の削除シーンの一部にキャサリン・ラングフォード演じる十代のモーガンが登場するシーンがあった。

削除シーンはトニーがサノスたちを消し去った後、ソウルストーンの世界で将来のモーガンの姿が登場するというもの。

成長したモーガンがトニーのことを許し、彼が安心して旅立つという意図があったものの上映時間3時間のアイディアを詰め込み過ぎた作品故に、テスト上映で観客が混乱してしまったため削除されてしまう。

I love you 3000(3000回愛してる)

モーガンの代表的なセリフであると同時に、MCUファンの間では作品やスタッフ・キャスト陣への感謝、そしてトニーへの追悼の言葉として有名になった。

また日本では、『エンドゲーム』公開の約1年後の2020年4月上旬に逝去したトニーの日本語吹替担当声優・藤原啓治氏の追悼にも用いられている。

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