解説
本名:スティーブン・グラント・ロジャース(Steven Grant Rogers)
スーパーヒーロー・キャプテン・アメリカとなった男。
高潔で正義感あふれる人格者であり、アベンジャーズのリーダー格である。
もともとは徴兵基準を満たせないほど貧弱な体質であったため、愛国心から何度も兵士に志願するも落とされていた。しかし、後に『超人兵士計画』の被験者に選ばれ、血清の投与により超人ソルジャーとして生まれ変わった。
詳細は親記事キャプテン・アメリカ参照のこと。
別名義
「キャプテン・アメリカ」以外の名前で活躍することもある。
ノーマッド
"Nomad"は遊牧民、放浪者の意で、政府高官がテロ組織を操っていたことに絶望し、称号を捨てた際の称号。
この間のキャプテンはスティーブから盾を譲り受けたロスコー・サイモンズが務めたが、彼がレッドスカルに惨殺されたことで復帰している。
頭髪が露出し、胸の開いたダークブルーのコスチュームにマントを着用。
後にジャック・モンローがこの衣装と称号を受け継いだため、ノーマッドといえば彼のほうが知られている。
ちなみに彼は「(色々あって別人ということにされた)'50年代のスティーブ」の相棒を務めていた「バッキー」で、同じく血清の副作用によって精神異常を発症していたが、逮捕後これを克服し、正統派ヒーローに転向した。
ザ・キャプテン
政府に忠誠を要求されて反発し、民間人として活動した際の称号。
この間のキャプテンはスーパーパトリオットとして活動していたジョン・F・ウォーカーが政府から勝手に任命された。
基本デザインはキャプテン・アメリカのものに近く、色は黒、額のAの文字がなくなり、腹部の縦縞が胸部の横縞に変化。
余談ではあるがこのデザインは、一連の「2人のキャプテンの衝突」という展開を強調するものであると同時に、マーベル世界全体で行われていた主だったヒーローたちの大幅なイメージチェンジの一環でもある。
例を挙げると、
- スパイダーマンが黒いコスチュームを入手(後に寄生生物と判明)
- ハルクが変身後も理性を保てるグレイハルクに変化(ブルース・バナーとは別人格であり、エゴイスト)
- マイティ・ソーが地球人エリック・マスターソンと融合(のちに単独でサンダーストライクとなる)
- アイアンマンが、今までの赤と金色のカラーリングと異なる、赤と銀色のカラーリングの新型アーマー、シルバー・センチュリオンアーマーを開発し装着(不評だったので、次のアーマーで元の配色に戻るが)
など。
キャプテン・アメリカ・アーマー
肉体が老化し称号をサム・ウィルソンに託したスティーブは、指揮官に転向し前線のヒーローたちをサポートする。その後ヒーローたちが壊滅状態に陥った際、身体機能の補助と防御・火力を兼ね備えたアーマーをトニー・スタークが作製。老体にムチ打って再度の戦線復帰を果たす。
形態はハルクバスターに近く、装着というよりは搭乗する性質のもので、キャプテン・アメリカを意識した塗装が為されている。
空中戦や水中戦にも対応可能な多機能ぶりだが、スティーブ本来の戦闘スタイルとは大きく異なるものであり、結局、老スティーブはアーマーを残して失踪してしまう。
ハイドラ・キャプテン
基本的には秘密結社ヒドラが世界統治するパラレルワールドのキャプテン・アメリカに対する俗称。”キャプテン・ヒドラ”とも。
作中ではヒドラのイメージカラーである緑をベースとした姿をしている。
2017年の大長編イベント『シークレット・エンパイア』(原題:Secret Empire)では、レッドスカルにより創造されたコピー体、もしくは上記の世界から召喚された本人として登場。
「アメリカの理想の為ならアメリカ政府そのものにさえ敵対する事を辞さない」キャプテン・アメリカが、性格はそのままに、「アメリカの理想」が「ヒドラの理想」に置き換わったような人物(しかも元々のキャップが持っていた「悪人でも可能な限り殺さない」というリミッターを欠いている)なので、レッドスカルが自分が生み出したこの通称「ヒドラ・キャップ」のせいでどんな目に遭うかは大概の方は想像が付くであろう。
なお、この際、レッド・スカルが自分を裏切った(ただし、ハイドラ・キャプテンの主観では、ヒドラの理想から外れた真似をしていたのはレッド・スカルの方)ハイドラ・キャプテンに対して、実はハイドラ・キャプテンは自分が現実改変により生み出した存在に過ぎない事を明かし、
「お前の信じている事など絵空事(dream)だ」
と言ってはみたものの……
「その通りだ。私が忠誠を誓っているのは理想(dream)だけだ」
と返される羽目になってしまった。
悪の組織に忠誠を誓う人生を歩んだとしても、スティーブ・ロジャースはスティーブ・ロジャースのままだったと云うオチでした。
しかも、「アメリカの理想」への忠誠が「ヒドラの理想」への忠誠に、「自由の守護者」が「全体主義の守護者」に変っているだけで、本質はスティーブ・ロジャースのままなので、「高潔な者しか持ち上げる事が出来ない」筈のムジョルニアを持ち上げる事も出来る。
更に、キャプテン・アメリカ・アーマーも所有したままなので、アベンジャーズのビッグ3全ての力を身に付けた「ヒドラの思想こそが人類の為になると一途に信じ、ヒドラの理想の為ならヒドラ上層部すら粛清する一方で妙に部下思いでチート級のリーダー適性を持つ全体主義の守護者」というとんでもない代物が誕生した訳である。大勢の人々がキャプテンの統治に従う姿はウィンター・ソルジャーに登場したSHELD職員の「キャプテンの命令です」に現れるキャプテンへの信頼と尊敬が最悪の形で現れた形となった
本来のスティーブ・ロジャーズはコズミックキューブの中にある異空間に幽閉されており、攻防戦の末に解放されている。
MCU版
1918年7月4日生まれ、ニューヨーク・ブルックリン出身。父親をマスタード・ガスで、看護師だった母親を感染症で亡くしている。
第二次大戦当時にスーパーソルジャー計画により超人兵士となり、当初は国民向けマスコットキャラクター「キャプテン・アメリカ」として(不本意に)慰問・広報活動をしていたが、親友のバッキー・バーンズがドイツ軍に捕まったことをきっかけに、戦いに身を投じるようになる。
レッドスカルとの戦いの果てに北極海に沈み、70年後の現代にS.H.I.E.L.D.によって蘇った。
復活後は、ヒーローチーム・アベンジャーズの実質的なリーダーとしてヒドラやテロ組織、宇宙の脅威と戦う。
クソがつくほど真面目であり、特に、軽薄な物言いのトニー・スターク / アイアンマンとは当初そりが合わなかったが、戦いを通じて唯一無二の絆を構築していく。
元がもやし体型だったことから男女関係にも初心なところがあり、キャプテン・アメリカになってから女性に言い寄られてもキス以上の関係にはいかなかった。
『アベンジャーズ』の日本公開時のキャッチコピーは「ありえないほど《正義》」。
キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー
単独作第1作。超人兵士になり、レッドスカル率いるヒドラと戦う。
軍人であった父のように、軍隊に所属する兵士の一人として戦地に行き、戦いたいという願望を持ち、何度も徴兵募集に応募するも喘息の持病を理由に却下されていた。しかし、そうした「弱さ」を持っているからこそ相応しいと、アースキン博士にスーパーソルジャー被験者に選ばれる。
弱くとも悪党には決して屈しない意志の強さ、爆発寸前の手榴弾(の偽物)に自ら覆いかぶさって他者を守ろうとする自己犠牲精神、ポールの上につけられた旗を取れと言われて他人が諦める中、固定ピンを抜いてポールを倒して旗を取るクレバーさを見せる。
恋人のペギー・カーターとの出会いと別れ、親友のバッキーと死別する。
アベンジャーズ
トニー、ソーら自分以外のスーパーヒーローと出会い、ロキ率いるチタウリ軍と戦う。
他のヒーローたちのことは事前にS.H.I.E.L.D.が用意した資料で把握しており、特にトニーに対しては資料内容と、出会ってからの彼の不遜な態度に、苛立ちを感じていた。それでも戦闘となれば事態解決を最優先とし、トニーと連携を取って対応した。
ロキの策略によってヘリキャリア内でハルクが暴走、その結果、自分を尊敬してくれていたフィル・コールソンがロキに殺されたこと、S.H.I.E.L.D.が四次元キューブを利用して兵器開発を行なっていることをトニーが看破したことから、ロキを打倒するためにトニーを含めたヒーローたちと結託。
チタウリ軍が迫るニューヨークにて集結したヒーローたちに的確な指示を出し、リーダーシップを発揮する。
キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー
ナターシャ・ロマノフやS.T.R.I.K.E.チームとともに、S.H.I.E.L.D.のエージェントとして活動するが、ニック・フューリーの秘密主義に不信感を抱き、情報は共有するべきだと説く。
そんな中、フューリーが謎の戦士ウィンター・ソルジャーに襲われ、それが、実は生きていたバッキーであると発覚。そして、S.H.I.E.L.D.が実はヒドラの隠れ蓑となっていたことを知り、組織というものに対して決定的な不信を抱く。
フューリー、ナターシャ、元落下傘部隊のサム・ウィルソンとともに、ヒドラが画策していた「インサイト計画」を破壊するため、現体制のトップであるアレクサンダー・ピアース率いるヒドラ一派、そしてヒドラの忠実な兵士となったバッキーと、S.H.I.E.L.D.本部トリスケリオンで激しい戦いを繰り広げる。
最終的にS.H.I.E.L.D.(ヒドラ)はすべての秘匿情報を全世界に公開されて崩壊。後ろ盾がなくなったスティーブは、混乱の中で姿を消したバッキーを探すため、旅に出る。
マイティ・ソー/ダーク・ワールド
本人は登場しないものの、ロキがソーによって牢獄から連れ出された際に、一時的にスティーブの姿に変身している(エヴァンスが演じた)。ただし、却って目立ちすぎてしまうこと、さらにロキ自身の悪ふざけが過ぎてソーの怒りを買ってしまったこともあって、すぐに元の姿に戻っている。
アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン
アベンジャーズの一員としてヒドラの残党、そしてウルトロンと戦う。
平和の実現への方針を巡って、「平和のために、自ら(生涯を尽くして)戦い続ける」と主張し、「自分の人生を守るために、戦いを終わらせる(そのために、自分が戦わなくても良いよう、平和維持システムを作る)」と考えるトニーとの間に亀裂が入り始める。
戦いが終わった後新たなアベンジャーズメンバー(ジェームズ・“ローディ”・ローズ / ウォーマシン・サム・ウィルソン/ファルコン・ワンダ・マキシモフ / スカーレット・ウィッチ・ヴィジョン)を率いる為変わらず在任(トニーはウルトロン事件の責任を取るため裏方の仕事に回り、ソーはインフィニティ・ストーン絡みの事件が立て続けに起きた事の関連性を探る為一次離脱)その際「家族とか、安定とか、そういうものを求めてた男は氷に埋もれたよ、出てきたのは別人だ」「(トニーから大丈夫か?と言われた際に)ここ(アベンジャーズ)が家だ」と自らの人生を評している。あくまでこの時はだが…
シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ
『WS』『AOU』を経て「自らの行動を、他者や組織に委ねるのは危険」と考えるようになり、ソコヴィア協定、そしてバッキーの処遇を巡り、「アベンジャーズは組織とルールに管理されるべき」というトニーと決定的に訣別してしまい、象徴であったビブラニウムの盾も手放すことになる。
ペギーとの死別、シャロン・カーターとのほのかな恋も描かれる。
スパイダーマン:ホームカミング
本人は登場しないが、主人公ピーター・パーカー / スパイダーマンが学校で見ている教育映像に出演。
アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー
逃亡生活を経て、豊かな髭を蓄える。またワカンダが開発した最新のビブラニウムの盾を使って戦った。
地球を攻めるサノス軍と戦うが、指パッチンを許してしまう敗北を迎える。
アベンジャーズ/エンドゲーム
『IW』から5年を経て、時がトニーとの諍いを癒し、仲直りする。
タイム泥棒作戦で2012年のニューヨークに行った際、後に対峙するヒドラの幹部から上層部の指令と言ってロキの杖を持ち出す事に成功した。
このシーンはウィンターソルジャーのエレベーターのシーンのオマージュとなっていて、「ハイルヒドラ」とヒドラ派の人間に囁いてスーツケースを譲り受けるシーンは必見。その直後なんと当時の自分とバッタリ遭遇し、変装したロキだと勘違いされて戦闘になった全盛期の自分相手に苦戦して首を絞められて絶体絶命に陥ったが、バッキーがまだ生きている事を仄めかして動揺している隙を突いて勝利した。
最後の戦いでは、(『エイジ・オブ・ウルトロン』で示唆されていた)ムジョルニアを掴み上げ、雷まで操った。
死闘の末、失われた人々を取り戻すが、大切な戦友を失ってしまう。
ホワット・イフ...?
原語版ではエヴァンスではなく、声優のジョシュ・キートンが演じる。日本語吹替は中村悠一氏のまま。
第1話では、『ザ・ファースト・アベンジャー』における超人血清投与実験の際、ヒドラのスパイによって妨害・銃撃を受け、半身不随になってしまう。
その後、代わりに血清を投与されたペギーがヒドラから四次元キューブを奪取したおかげで、ハワード・スタークが開発したパワードスーツ「ヒドラ・ストンパー」を装着し、ペギーとともに戦線で戦うようになる。
列車ジャック任務で爆弾に巻き込まれて死亡(『FA』ではバッキーが行方不明になった)した…と思われたが、スーツごとヒドラに囚われていた。
キューブを奪われ、短時間しか稼働できないスーツでペギーに加勢するが、あと少しのところで行動不能となり、ヒドラが召喚した怪物をワームホールに押し戻すペギーと「ダンスはどうする!?」「そうね、次の土曜に――」と言葉を交わすも、彼女は別の世界へ消えていった。
第5話では、量子世界からもたらされたウイルスによって人々がゾンビ化してしまったニューヨークにて、他のアベンジャーズとともに事態鎮圧に臨む。だが、特に感染対策をせずに現場入りしたため、ゾンビに噛まれてゾンビ化してしまった。
その後、グランドセントラル駅から電車に乗ってリーハイ基地を目指す、生き残りのヒーローたちを襲撃。シャロン・カーターをゾンビ化させるも、バッキーが投げ返した盾によって上半身と下半身を切り離され、線路上へ落ちていった。
第9話では、第3話で描かれた「アベンジャーズ結成前に、その候補者たちがほとんど死んでしまった世界」のスティーブが登場。第3話ラストで氷漬けの状態で発見されており、第9話では飛行中のヘリキャリアの上で、キャロル・ダンバースともにロキ率いる軍団を相手に戦っていた。
また、第9話のラストではペギーが超人兵士になった後の世界のCA:WSの序盤に相当する話でS.H.I.E.L.D.の船舶内にヒドラストンパーが登場しており、ウィドウとの会話からして何らかの方法で現代まで生き延びた本人で間違いないと思われる。(この世界ではスティーブがバッキーの役割を担っている。)
ファルコン&ウィンター・ソルジャー
本作では名前や写真でしか登場しないがその功績や偉大さは度々語られる。
しかしその一方で余りにも高潔すぎる人格や精神性についても語られる。
作中で『エンドゲーム』の真相を知る者は「もういない」と口をそろえて言うがこのニュアンスが「寿命を迎え人生を全うした」のか「もう戦えなくなった」という意味なのかは語られない。
劇中でも生存説が囁かれており一番ポピュラーなのは「月に居る」らしい
デッドプール&ウルヴァリン
TVAのパラドックスが過去の活躍をデッドプール / ウェイド・ウィルソンに見せる形で登場。
原作でもデッドプールが尊敬する数少ない人物であったこともあってか、こちらでも映像に映るスティーブに敬礼するシーンがある。
その後、デッドプールがウルヴァリンと共に虚無空間(ヴォイド)に送られた際に、遂にご本人が姿を現した……かと思いきや?(ネタバレ注意)
名言集
- 報道機関にどう言われようと問題ない。政治家や群集にどう言われようと問題ない。たとえ国中が不正を正義だと言い張ろうと何も問題ない。我々は勝算や結果に関係なく、自分の信念の為に立ち上がらねばならない。それこそが、この国を築いた最初の礎なんだ。群集が、報道機関が、あるいは全世界が君に「そこをどけ」と言ってきたなら、君は真実の川のほとりに立つ大木のように揺るぎ無く、全世界に向って、こう言い返してやればいい。「断る。君達こそ、そこをどけ」と。
- 聞け!! やめるなら今の内だ。君に降伏の意志が有るなら受け入れよう。ただし、これが君に対する最後の警告だ!!
- 君のような奴は何度も見てきたよ。皆、勝負は付いたつもりで勝ち誇っていた。だが、ヒロイズムとは強さではなく、諦めない事だ。全人類がこれを聞いている。そして知るだろう。我々はアベンジャーズだ。Assemble & Avenge!!
- 地球を滅ぼそうとするセレスティアルズに向かって。(ほぼ全人類が滅ぼされかけてる状況で)
- 君達は私と同じ姿をした、この男に「アメリカは世界で最も偉大な国だ」と吹き込まれた。「アメリカ人は最も偉大な人々であり、不純物を取り除きさえすれば再び輝きを取り戻すだろう」「アメリカは尊い、その偉大さを保とう」「はかり知れない価値を持つアメリカを護る為なら何をしても許される」と告げられたのだろう。だが、あえて言おう。アメリカなど何物でもない!! 全ての人々に自由を保証するという理想なくしては、アメリカなど無価値だ!! 国家など無意味!! 国旗など布切れに過ぎない!!
- 私がヒトラーと戦ったのはアメリカが偉大だからではない!! 脆いからだ!! ドイツで起きたように人権は簡単に踏み躙られる!! 我々と彼らに違いなどない!!
- この後、キャップ・コールをあげる群集に対し、誰かに従うのではなく、自分で善悪を判断しないと何も変らないぞ、と冷や水を浴びせる。
- みんな周りを見ろ! この街を築いたのは誰だ? 民衆であってヒーローじゃない! なのにここのヒーローはまるで神様気取りだ! おそらく自由を守る代りに崇拝を強要しているに違いない! 何も思わないのか? これは邪悪だ!
- DCコミック世界にアベンジャーズが来た際に、ジャスティス・リーグの活躍を讃える新聞記事を読んだ時の反応。
- このキャップに対するスカーレット・ウィッチの反応は……「何かマズいものを見た」的な表情で「キャップ、どうしたの?」