ネタバレ注意!
本当にネタバレ注意!
本当の本当にネタバレ注意!!!!
いいのか!?マジでネタバレだぞ!!!いいな?!
概要
老スティーブ・ロジャースとはアベンジャーズエンドゲームのラストシーンに登場する、かつてキャプテンアメリカだった男である。
サノスとの戦いを終え、世界を守るために自己犠牲を行った友の葬儀を済ませて、キャップは量子トンネルでインフィニティストーン(とついでにソーが勝手に持ち出したムジョルニア)を返す旅へ向かった。
バナー博士が言うには、こちらの時間では送り出してから戻るのに5秒。しかし、キャップが過去へ消えてから5秒以上経ったのに戻ってこない。
慌てるバナーとサム・ウィルソン を尻目に湖のほとりへ目を向けたバッキー・バーンズ。彼はそこのベンチに座る一人の老人を見付けた。バッキーはその正体を察し、サムにその老人に会うよう勧めた。
果たして、サムが出会ったのは、シワだらけで、白髪の、御年115歳の老人。動きは弱々しく、緩慢で、背中も小さく見える。
目覚めた矢先に個性的すぎるメンバーを率いてニューヨークを守りぬき
生きていた親友やSHIELDに潜り込んでいた宿敵組織と殺し合いを演じ
彼の名はスティーブ・ロジャース。彼は仕事を完遂し、訪れた過去で「自分の人生」を生きることに決めた。
そして老人になった彼は本来の時代へ戻り、サムにキャプテンアメリカの盾を渡した。それは、二代目キャプテンアメリカの名を、サムに託すという意味であった。
受け取ったサムは「借り物みたいだ」と苦笑しつつも、「ベストを尽くす」と力強く答えた。
そして、サムは老人に尋ねる。
「ペギーとは、どうだった?」
老人は答える。
「それは、胸の内にしまっておこう」
そして描写は過去に移る。
スティーブとペギーが、若いし頃。二人はイッツ・ビーン・ア・ロング・ロング・タイム(1941年の洋楽)をバックにダンスを踊っていた。二人は互いを見つめ、そして二度目のキスを交わす。
エンドゲーム、そしてファースト・アベンジャー……スティーブ・ロジャースの物語は、こうして幕を閉じるのであった。
裏話
過去にとどまった理由として「自分の人生を生きてみるもの悪くないと思った」と言っているが、このセリフには本来、「トニーが言ったように」と前置きがつく。
これは、『エイジ・オブ・ウルトロン』でウルトロンを生み出したトニーと言い争った際に、「戦いを終わらせて普通の生活を送るために戦ってるんだろう!」とトニーが言ったことが前提にある。
なお、字幕にも日本語吹替にも反映されていないため、クリス・エヴァンスのセリフをちゃんと聞き取るか、英語字幕にしないとわからない要素である。
また、過去に飛んだスティーブが「自分の人生」を生きることを決め、老いた姿で現れたことにサム(と視聴者)は驚きを見せたが、ただ一人、このことを予期していた人物がいた。そう、友人であり相棒であるバッキーである。
なんと、同作の監督であるアンソニー&ジョー・ルッソによれば、スティーブが過去にとどまることをバッキーは直感的に理解していたと言うのだ。
それを踏まえてスティーブが過去へ飛ぶシーンを見返すと、バッキーのえも言えぬ表情、二人の交わした言葉がまた違って見えてくるだろう。
この『エンドゲーム』はクリスの母親も見ており、年老いた息子の姿を見て亡くなった父親(クリスの祖父)と面影が重なって涙を流したとのこと。そしてその話を聞いたこのシーンを担当したスタッフも嬉し涙を流したとのこと。
ちなみに、『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』ではスティーブについてファルコンが「彼はもういない」と言及しているが、既に老衰で亡くなったのか「キャプテンアメリカではない」という意味での「もういない」なのかは不明である。
そして、キャプテンアメリカの盾を託されたサムが出した答えが…
「留守の間、馬鹿はするなよ?」
「しないって。お前がいなきゃできないだろ?」
関連イラスト
関連タグ
スティーブ・ロジャース バッキー・バーンズ サム・ウィルソン キャプテンアメリカ エンドゲーム MCU
ビゾン・ジェラフィル…スティーブと同じような経緯で最終的に老人となったキャラ繋がり。こちらは自分の意思とは関係なく過去へと飛ばされた。