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解説編集

ニック・フューリーの片腕的な存在。

原作コミックにおける初登場は『Nick Fury vs. S.H.I.E.L.D. #3 - Uneasy Allies』(1988年)。


MCU編集

演:ロバート・レッドフォード、日本語吹替:田中秀幸


S.H.I.E.L.D.の理事で、ニック・フューリーとも、かつて前線での戦いをともにした旧知の仲。

世界安全保障委員会にもS.H.I.E.L.D.とのパイプ役として籍を置いている。


その正体は、犯罪結社ヒドラの幹部。

ヒドラの害となり得る可能性のある人間を排除するため、インサイト計画を進めていた。


キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー編集

インサイト計画について疑念を持ったフューリーから計画始動の延期を申し出られたため、ウィンター・ソルジャーに命じて彼を暗殺させた。

その顛末についてスティーブ・ロジャース情報の共有を拒んだため、ブロック・ラムロウ率いるS.T.R.I.K.E.チームに命じ、S.H.I.E.L.D.本部トリスケリオン内で彼を襲撃させるも撃退・逃亡されたため、S.H.I.E.L.D.の全職員に対し、彼を反逆者として指名手配したことを宣言した(「情報の共有」は、冒頭でスティーブがフューリーに求めていたことで、今度はスティーブ自身が情報の共有を拒んだという対比になっている)。

再度の襲撃でウィンター・ソルジャーの正体がバッキー・バーンズであることがスティーブに露見したあと、迷いを見せたバッキーに対し、洗脳を強化させる。


そして、いざインサイト計画を実行に移そうとしたその瞬間、トリスケリオンに侵入したスティーブが全館に向けてピアース、ひいてはS.H.I.E.L.D.内にいるヒドラメンバーの正体と、インサイト計画の真の目的を明かしたことで、館内でヒドラVS非ヒドラのS.H.I.E.L.D.職員の戦闘が起こってしまう。

自身は、同席していた世界安全保障委員会メンバーに変装していたナターシャ・ロマノフと、駆け付けたフューリーによって制され、自身がロックしていた秘匿情報を含む、S.H.I.E.L.D.の全情報を全世界に流出されてしまう。

不意をついて委員会メンバーを、事前に与えた身分証に仕込んだ小型爆弾で倒し、ナターシャを人質に取るも、彼女が自らに電気ショックを与えて爆弾を使用不能にした隙に、フューリーに射殺された。

死の間際には「ヒドラ万歳」とつぶやいていた。


アベンジャーズ/エンドゲーム編集

2012年のニューヨークにタイムスリップしたトニー・スタークスコット・ラングの前に現れる。

アベンジャーズが拘束したロキと、彼が持っていた杖(マインドストーン)を受け取るために、わざわざ前線に来た。


余談編集

MCUでピアースを演じたレッドフォードは、『エンドゲーム』を最後に俳優業を引退した。


また、レッドフォードは映画「大統領の陰謀」において、ウォーターゲート事件の調査を行なう新聞記者の役を演じた。

「権力者が行なっている陰謀を暴こうとする者」の役で有名な俳優が、今度は「陰謀を企む権力者」の役を演じた訳である。


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