概要
MARVELコミックに登場する組織の1つ。
宇宙からのさまざまな脅威を監視し、それに対応する諜報機関。名前は"Sentient World Observation and Response Department"の略で、正式邦訳は現状無いが、後述するMCU版を参考にすると「知覚観察対応局」といったところか。
本拠地は宇宙センター「ピーク(The Peak)」。
S.H.I.E.L.D.とは名前(剣・盾)と管轄(地球の内・外)が対になっている。
初登場は『Astonishing X-MEN vol.3, #3』。2005年と比較的最近だが、実は昔から存在していたものの、古参のキャプテン・アメリカすら知らなかったとのこと。
メンバー
- アビゲイル・ブランド(Abigail Brand)
長官。衣装含めた全身が緑色の女性で、触れたものを発火させるミュータント。下記のビーストとは恋人関係だったことも。
MCU版
フェイズ4の第1作となるドラマ『ワンダヴィジョン』で初登場。
映画『キャプテン・マーベル』後にマリア・ランボーとモニカ・ランボー親子が、宇宙に旅立ったキャロル・ダンバースが帰ってきたときに協力できるように作った組織。
名称は"Sentient Weapon Observation Response Division"「知覚兵器観察対応局」となっており、その通り元は「観察」を主任務としていたが、現在では「捜査」、果ては宇宙からの様々な脅威に対応するための「兵器の開発」まで広がるようになった。
なお創設が早くても1995年であること、本来はフェイズ1の映画『マイティ・ソー』のポストクレジットシーンで初登場予定だったこと(参考)から、"実は昔から存在していた"状況はコミック版を踏襲する形となった。
メンバー
- モニカ・ランボー
創設者の1人にしてエージェント。『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』の指パッチンで消滅、5年間不在だった。
- マリア・ランボー
創設者の1人。指パッチンは免れるが、その2年後に病死。
- タイラー・ヘイワード
暫定長官。2人とは旧知の仲。
- モンティ
- ロドリゲス
- フランクリン
- グッドナー
エージェントたち。
ワンダヴィジョン
各国政府や他組織と同じく指パッチンによって相当なダメージを受けたらしく、『アベンジャーズ/エンドゲーム』からしばらく経った現在はロボットやAIなども導入しているほか、消滅したスタッフ向けに専用の復帰プロトコルを作成していた。
ウエストビューでワンダ・マキシモフ / スカーレット・ウィッチが起こした事件を受けて出動し、外部からもFBIのジミー・ウー、天文物理学者のダーシー・ルイスら協力者を集めて事態の収拾を図る。
しかしその裏では、ヘイワード長官の思惑で「ある計画」を進めていた。
マーベルズ
ピークとほぼ同じ見た目の宇宙センター「S.A.B.E.R.」が登場。
事前情報によるとモニカはここで働いており、S.H.I.E.L.D.の元長官ニック・フューリーが指揮を執っていることから、『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』ラストで彼がいた場所と同一と思われる。
しかし本編にてS.A.B.E.R.が"Strategic Aerospace Biophysics and Exolinguistic Response"「戦略宇宙生物物理外言語対応局」の略であることが判明したため、別組織である可能性も出てきた。
余談
- 円谷プロダクションの特撮作品『生物彗星WoO』にも同名の組織が登場している。
- こちらは"Space Wonder Observer Rhea Defender"「宇宙環境保全局」の略称で、宇宙からの脅威への対処を任務としている点も共通している。
- 漫画『ONE PIECE』にも同じ名前の組織が登場する。
- こちらは何らかの略称であるとは現状明言されてないが、「盾」を冠する集団とはそりが合わず、状況如何では殺し合いもするほど。