解説
「キャプテン・マーベル」など多くのヒーロー名を名乗ってきたモニカ・ランボーの母親。
元消防士の夫フランクとともに存命で、ブティックを経営しており、それなりに裕福。
MCU
演:ラシャーナ・リンチ、吹替:花藤蓮
映画『キャプテン・マーベル』にて初登場。
キャロル・ダンヴァースの空軍パイロット時代の同僚で、当時のコールサインはコミックでの娘のヒーロー名の1つ「フォトン」。
キャプテン・マーベル
任務中の事故で死亡した(と思われていた)キャロルの思い出を胸に、ルイジアナにて一人娘のモニカと2人きりで暮らしていたところに、キャロルとニック・フューリーが訪れる。
キャロルの記憶を取り戻し、さらに彼女をだましていたクリー人からライトスピードエンジンのコアを守るため、2人とスクラル人たちに協力する。
ワンダヴィジョン
スクラル人とともに宇宙へ旅立ったキャロルの力になれればとS.W.O.R.D.「知覚兵器観察対応局」を創設し、成長した娘と共に働いていたが、癌を患って入院。摘出手術は成功したものの、娘が指パッチンで消滅した2年後に癌が再発、彼女が戻ってくる3年前に逝去してしまっていた。
ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス
中盤ドクター・ストレンジとアメリカ・チャベスが迷い込んだ別の宇宙【アース838】において、キャプテン・マーベルとなった彼女が登場。
黒地に金のラインが入ったスーツを着用している。
この世界のヒーローチーム「イルミナティ」の一員でもあり、ストレンジの処遇を決める議論では、かつてサノスとの戦いで死んだ【838】の彼の危険性が目の前の彼にも通じると説く。
直後、イルミナティ本部施設をワンダ・マキシモフが強襲したため、他のメンバーとともに対応。キャロル同様のスーパーパワーで対抗するものの、ヘックスパワーに押し切られ、最後は像の下敷きになってしまい死亡した。
ちなみに予告編にはそのワンダと戦うシーンが映っていたが、考察界隈では『ワンダヴィジョン』で能力に目覚めたモニカという予想が多く、活躍が実質『キャプテン・マーベル』の1作のみ、しかもコミックでは一般人のままだった彼女の登場・ヒーローとしての活躍はサプライズだった。
マーベルズ
とある目的でキャロル、モニカ、カマラ・カーン / Ms.マーベルがスクラル製の記憶を覗く装置を使用した際に登場。
病死する直前に、実家でキャロルと最期の会話を交わしていたことが判明した。
※ネタバレ注意!
終盤カマラとその家族は、クリー人との戦闘で破壊されたニュージャージーの家から、ルイジアナの空き家だったランボー家に引っ越しをした。
一方ダー・ベンの作り出した宇宙の裂け目を修復した代償に別アースへ飛ばされたモニカがポストクレジットシーンで目覚めると、そこには母と瓜二つの女性がいた。
彼女はバイナリーというスーパーヒーローで、モニカを助けて医者のもとへ送り届けたのだった。
※コミックではキャロルが「Ms.マーベル」の次に名乗ったヒーローネームで、無限の宇宙エネルギーにアクセスできる、謂わば強化形態。
ファイナル予告でバイナリーの存在は示唆されていたものの、『マルチバース・オブ・マッドネス』に続く別アース版マリアのサプライズ登場となった。