曖昧さ回避
- ハゲタカを意味する英単語。
- MARVELのキャラクター。本項で説明。
- 破壊魔定光に登場する兵器。
- GODZILLA(アニメ映画)に登場する兵器。
概要
本名:エイドリアン・トゥームス。
翼の生えた飛行スーツを着たハゲ老人のヴィラン。一時期若返った事もあるが、現在は戻っている。シニスター・シックスのメンバー。
元は発明家・技術屋であり、現在装備している飛行可能とするスーツも自身が開発したもの。会社を友人と経営していたが友人に裏切られ会社から追い出されたことが発端となり、飛行スーツを悪用するヴィランに転じた。
なお、彼との戦闘時の写真を撮って売り込もうとしたのが、スパイダーマンことピーター・パーカーが一時期デイリー・ビューグル社のカメラマンとして働くようになったきっかけでもある。
各作品での登場
アニメ版
英語版:トム・ケニー、日本語版:烏丸祐一
設定が大きく異なり、ドクター・オクトパスによってハゲタカの遺伝子を埋め込まれ鳥人間に変身できるようになってしまった少年。同時に記憶も抜き取られそれを探し求め翻弄する。
悪人を襲撃しつつ記憶をよみがえらせる方法を探しておりその途中でスパイダーマンと出会う。
スパイダーマンに案内されヘリキャリアに投獄されたオクトパスと接触するが彼によって操られ脱獄を手伝ってしまう。その後スパイダーマンに説得され自我を取り戻し再び彼を逮捕させた。
ニューウォリアーズへの参加を記憶探しの旅に出ることで断るが、直後記憶に関するデータを盗み出したタスクマスターに手を組むよう接触される。
また性格面も、苦悩のヒーローといった人物像になっている。
英語版:ヨーマ・タコンヌ、日本語版:飛田展男
ゲーム版
- Marvel's Spider-Man(アース1048)
英語版:ドワイト・シュルツ、日本語版:大塚芳忠
年齢 76歳 身長 180.3cm 体重 79.3kg
本編開始時点で既にスパイダーマンによってラフト刑務所に投獄されていたが、ドクター・オクトパスからの交渉により「シニスター・シックス」に入り他メンバーと共にラフト刑務所を脱獄した。スーツの翼に使用されている動力源が原因で脊髄ガンを患っており、オクトパスに脊髄ガンを治す薬の開発を条件として提示している。
- Marvel's Spider-Man: Miles Morales
本作に直接登場はしないが、ピーター・パーカーがマイルズ・モラレスのために用意したホログラムの敵として登場する。
- Marvel's Spider-Man2
本作では登場どころか、ヴィラン狩りを行っているクレイブン・ザ・ハンターに殺されており、翼も戦利品として奪われている。
漫画版
ミステリオが作り出した幻影として登場する。
同作に登場するアクロス社が開発した軍事用ドローンの名称が「ヴァルチャー・システム」である。
また、同システムの開発者を父に持つ女子中学生「当麻多華」が、同じ技術を使った飛行スーツを開発・着用している。その目的は、平和利用を望む父を陥れたアクロス社への復讐。
実写版
未登場。
企画として存在していた『4』では、よりにもよってピーターの実父という設定で、ミステリオやリザードと共に登場する予定になっていたらしい。
後年関係者が明かしたところによると、ジョン・マルコヴィッチが演じることも決まっており、また撮影用の機械の翼も作られていた。(参考)
同じく未登場だが、『2』では伏線として彼を思わせる機械の翼が登場している。
2017年の『スパイダーマン:ホームカミング』にてメインヴィランとしてようやく登場。演じるのはかつてバットマンを演じた事でも有名なマイケル・キートン。吹き替えは大川透。
元は作業会社の社長であり、市からニューヨーク決戦の残骸処理を請け負っていたが、アイアンマンことトニー・スタークが政府と共同で設立した損害統制局に仕事を奪われてしまう。
追い詰められた彼は、処理作業時に手に入れたチタウリのテクノロジーをネコババして兵器密売をする悪事を思いつき、やがて自身のウィングスーツ「ヴァルチャー」を開発すると、ソコヴィアで殲滅された「ウルトロン・セントリー」やクロスボーンズをはじめとするヒドラの装備品など、かつてアベンジャーズに敗れたヴィランのテクノロジーも商材として取り扱うようになり、それらを各地から略取して独自にハイテク兵器へ改修して売り捌いていたところをピーター・パーカー / スパイダーマンと遭遇し対峙することになる。家族を守るためならばどんな手段も厭わない冷酷な性格で、「お前を殺す。お前の大事な者も容赦無く殺す。」と、仕事の邪魔をするスパイダーマンにも脅迫した。
さらに彼にはピーターですら知らない隠された秘密があり、終盤ではこのこともピーターを苦しめる一因となる。
原作とは設定が異なっているものの、死肉漁りをするハゲワシと、廃品や残骸を略取して利益を貪るヴァルチャーのイメージが重ねられており、秀逸なキャラ付けと言える。
ちなみに2014年の映画『バードマン』にて、キートン演じる主人公がMCU作品含む近年のヒーロー映画ブームを揶揄する台詞があり、本作での“ハゲワシ”としての出演もなかなか意味深なキャスティングではある。
- SSU(スパイダーマン・ユニバース)版
第3作『モービウス』の予告編でマイケル・キートンが演じる彼が登場したことや、以前からマイケルが自身のSNS上で「ヴァルチャーの仕事がある」といった趣旨の投稿をしていたことから、ある出来事によりこの世界にやってくるのではないかと予想されていた。
そして、公開直前の監督の発言により、MCU版と同一人物であることが確定することとなった。
同作ではポストクレジットシーンに登場。
刑務所で服役中に例の転移が起こり、SSUの世界に移動。当初は困惑していたが、すぐに「こっちの世界の飯は旨いといいんだがな…」という台詞を述べ、自分が異世界へと転移したことに気付いている。
当然、こちらの世界では何の罪も犯していない(それどころか彼と同じく同性同名の人物も存在しない)ことから、簡単な取り調べを受けただけで即座に釈放される。
その後は自力でモービウスのことを調べたらしく、どこからか調達したウィングスーツを身に着け、彼と対面。自分が異世界から転移してきた存在であること、転移の原因はわからないがスパイダーマンが関わっていると思われることを述べた上で、自分と手を組もうと持ちかけ、それをモービウスが了承したところで映画は終了する。
なお、予告編の「なあ、先生」「また会おうぜ、先生」とモービウスに呼びかけるシーンは本編には存在しなかった。
関連タグ
ファルコン/サム・ウィルソン:鳥の名を冠したMARVELキャラ繋がり。こちらは逆にヒーロー。