ピーター・B・パーカー
ぴーたーびーぱーかー
CV:宮野真守(日本語吹き替え)ジェイク・ジョンソン(原語版)
映画『スパイダーマン:スパイダーバース』で登場した別世界のスパイダーマンの1人。
マイルス・モラレスがいる世界のピーター・パーカーと違ってミドルネームがあり、年齢が40代の中年である。ミドルネームの「B」はおそらく原作の設定の「ベンジャミン」であると思われる。
2023年公開の続編映画『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』にも再登場し、本編のその後が描かれている(参照)。
元いた世界では本家のピーターと同じくヒーローとして活躍していたが、20年以上ヒーロー活動に打ち込み過ぎたせいで子供も作らず、妻のMJとも離婚してしまい、更には投資に失敗して人生転落してしまった。メイおばさんも既に他界している。
現在はかつての面影はほとんど残っておらず、腹もすっかり突き出ている等、
ある意味、民衆が憧れて目指した『ヒーロー』のなれの果てとも言える人物になってしまっている。それでも、現在もしっかりニューヨークの街を救っている。
一人称も他のスパイダーマンの媒体でピーターは「僕」と翻訳されることが多いのに対しピーター・B・パーカーは「俺」となっている(マイルスの世界のピーターは26歳ということもあってか従来通り「僕」となっている)。
次元転移でマイルスと偶然出会い、彼からスパイダーマンとしての指南を乞われ、嫌々ながらそれを了承し、奇妙な師弟関係が出来上がる。
上記の経緯から当初はやさぐれた皮肉屋として振舞っていたが、戦いの中徐々にかつての戦士としての気力を取り戻し、自らを犠牲にしてでも他のスパイダーマン達を元の世界に戻そうと尽力する。 また、長年スパイダーマンとして活躍しただけあってかなり強い。他のスパイダーマンと比べると一番のベテランであり、ブランクを感じさせない程の高い戦闘能力を見せている。ピーター・B・パーカーは決める時はしっかり決める強いスパイダーマンである。
とあるシーンでアース616と世界が繋がっているシーンがあり、彼が「アース-616の出身=正史のスパイダーマン」であるという説が一部で拡散されたが、彼はアース616Bの出身なので誤解をしないように注意。
『スパイダーバース』の後にマルチバースに焦点を当てたMCUの実写映画『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』では、日本国内のCMナレーションに当記事のピーター・パーカーの吹き替えを務めた宮野真守氏が起用されたことから、彼も『ノー・ウェイ・ホーム』に登場するのでは?と一部ファンからは期待されていた。
ピーター・パーカー マイルス・モラレス スパイダーグウェン スパイダーマン・ノワール ペニー・パーカー スパイダーハム メリー・ジェーン・ワトソン
小森ユウ…同じく世間の荒波に揉まれて心が折れたスパイダーマンであるが、大切な人を失っただけでなく、守るべき民衆の醜い本性や無理難題、その裏で犠牲となる被害者を目の当たりにした事でヒーローとしての正義感を見失うなど、Bパーカー以上に不幸なスパイダーマンと言える。
ピーター2…同じく次元転移された中年のスパイダーマン。腰をやっているなどBパーカーと似ている部分もあるが、こちらは歳を取ってもかつての面影を残しつつ、別世界の年下の自分達を慰めたり褒めたりするなど、貫禄のある優しい先輩感を持ったベテランのスパイダーマンと言える。
ウルトラマンゼロ…中の人が同じヒーロー繋がり。
※以下、『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』におけるネタバレ
前作のエンディングで復縁したMJとの間に生まれたメイデイを連れて再登場しており、スパイダー・ソサエティの一員となっていた。
再会したマイルスとはすっかり師弟関係が板に付いており、使命に目を光らせるミゲル・オハラとまだ幼さが残るマイルスとの間に入り潤滑油の役目を果たしていたが、それから程なくカノンイベントを巡ってミゲルがマイルスを敵と見なした際には不本意ながらもミゲルの側についてマイルスを説得しようとしていた(マイルスがカノンイベントに否定的だったのに対し、Bパーカーを含めた多くのスパイダーマン達がカノンイベントを半ば肯定していたため)。
その後、説得もむなしくマイルスが別の世界へと逃走してしまい、挙げ句に「マイルスに情けをかけた」という理由でミゲルからは愛想を尽かされたが、当のBパーカーもミゲルの強権的な姿勢について行けなくなったようであり、エピローグではスパイダー・ソサエティを脱退したグウェンが独自に結成したチームに加わっていた。
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初出はふせったーになります(20/4/30)。 すっかりできあがって円満にいちゃいちゃしているウェイドと、『スパイダーバース』のピーター・B・パーカー(PBP)。とある事件の解決のため、二人は敵のアジトに乗り込みます。円滑に作戦行動を行うため、それぞれ別行動を取った後、約束の場所で合流します。ところが、別行動の間によからぬたくらみをくわだてたらしいPBPは、ウェイドの両耳を塞いで自らの企てをごまかそうとし、ウェイドはそれと悟りながら、敢えてPBPに丸め込まれます。 Twitterのお題診断メーカーで遊んでみたところ、「あなたは7時間以内に5RTされたら、相手の両耳を塞ぎながら微笑むえむんちのPBPさんの絵を描きます。」(https://twitter.com/emgrie1/status/1258815955326480384?s=21 )という結果を得ました。RTされても書かないよ! と書いておきながら、うかうかと書いてしまいました。いわゆる、「書きたいところだけ書いた作品」なので、いきなり始まってすとんと切れます。 若いピーターはよくも悪くも潔癖なので、信頼した相手にはきちんと物事を説明しそうだし、説明できなかったら罪悪感を懐きそうですが、PBPだと面倒くさがって説明しないし、それについて罪悪感も抱かなさそう、と思って書きました。ただ、今、これを書いていて思いましたが、若いピーターだと、信頼した相手にはきちんと物事を説明しなければならない……という発想がなさそう。そして、親しい相手に、「どうして前もって教えてくれなかったんだ」と責められると、「どうして君は僕の気持ちをわかってくれないんだ。こんなに親しいのに」と逆ギレしそう。 まあ、少なくともPBPは、逆ギレはしなさそうなので、それは彼の美点ですよね(そうか?)。というか、今まで逆ギレして失敗を重ねてきたので、相手のガスを適度に抜きつつ、ごまかすのがとても巧そうです。これは褒め言葉ではありません。 こういう、ふせったーでちらっと書いたり、もっと前だと、「パッションのままに書き殴れ」という画像生成メーカーで書いたネタなどは、今までまとめていなかったのですが、これからはまとめていきたいと思います。1,207文字pixiv小説作品ずるい男になったね
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inktober2019×スパイダーバースの短文まとめ その1です。 こちらにはオールキャラ10本を収録しました。 1ページ目にもくじがありますので閲覧の目安にご利用ください。お題の拡大解釈を含みます。 特定のカップリングはありませんが、コンビで書いたうちの一方が相手をかわいく思っている描写が多々あります。 【インクトーバーについて】 こちらをご参照ください。https://inktober.com/rules その2(ノワペニ7本)はこちら 『INK-TO-VERSE vol.2』https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=11946086 *スパイダーバース続編、米国公開日が決定しましたね!2022年が楽しみです。10,084文字pixiv小説作品- 隣人恋愛ディスタンス
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初出はPrivatterになります(20/4/30)。台詞とト書きだけの、戯曲のようなスタイルです。 一応、出来上がりもしたし、お互いの正体は知っているし、このまま円満に関係を育みたいのだけれども、何となく気後れして、自分の気持ちを正直に伝えることのできないウェイドと、『スパイダーバース』のピーター・B・パーカー(PBP)。とある休日、偶然、二人は出会います。お互いに暇だったので食事を共にしますが、その後、PBPはためらいながらウェイドを自分の部屋に誘い、ウェイドもためらいながらそれを受け入れます。ぎこちない会話を交わすうちに、二人は自分の思いを再確認し、もう一歩先に進んでもいいのではないか、と思いますが……。 私は気が短いので、すれ違いや誤解によって物語を動かしていくタイプのフィクションが苦手です。登場人物が情報を出し惜しみすることで、解決が遠のくスタイルのフィクションを鑑賞しているといらいらします。ただ、登場人物が情報を惜しみなく提供し、意見の擦り合わせを行った上で、それでも相手に同意しかねたり、自分でも説明のできない事情で適切な行動が取れないタイプのフィクションは、わりと好きかもしれない……と、この作品を書いていて思いました。 若いピーターが出てくる作品だと、ウェイドが「あんたのことは好きだし、一緒に幸せになれたらどんなにか嬉しいかわかんねえけど、でも、怖くてできないんだ」と発言したら、「大丈夫! 僕が解決するよ!(根拠のない自信)」とピーターが胸を張って宣言しますが、挫折を重ねたPBPの場合、「そうか……、そうだよな……、ていうか、おれも怖いんだ……おれたち、どうしたらいいんだろう」となるので、とても楽しいです。ウェイドをぐいぐい引っ張っていくピーターもいいですが、二人で途方にくれるPBPとウェイドも素晴らしいと思います。11,253文字pixiv小説作品 頭のなかの怪物たち
初出はPrivatterになります(20/2/27)。台詞とト書きだけの、戯曲のようなスタイルです。 『スパイダーバース』のピーター・B・パーカー(PBP)が、ひょんなことからデッドプールに人質に取られます。人質を取るにはそれなりの理由があり、どうしても必要だったと理解したため、その件でデッドプールを責めることはしまい、とPBPは心に決めます。ただ、十年前に自分の前からいきなり姿を消したのは許したくないなあ、と思っていたところ、実はデッドプールはずっとスパイダーマンのことを想っていたと判明して……という話を、Twitterのリプツリーで書きました。 その後、どうにかデッドプールを口説き落としたPBPが、正体を明かすに至るまでの顛末がこちらです。前段の、人質に取られたPBPの話も補足してありますので、順番に読むとわかりやすいと思われます。 スパイダーマンを憎からず思っているデッドプールが、それとは知らずにピーター・パーカーに出会って、理由もわからず強く惹かれていく、というシチュエーションがとても好きです。パーカー社長がらみのスパイディプールでばかり、そういう話を書いていましたが、PBPがらみでも書けるのでは? と思って書いてみました。普通にいけましたね。 「自分と別れたらどうする?」という話を、ベッドでするのは悪趣味だと思いますが、そういう話も、PBPがらみだと書けてしまうので楽しいです。これが若いピーター・パーカーだと、普通に暴れるか、「どうしてそんなこと言うの……(涙目)」となるので、ウェイドもなかなかそういう話題をふれなさそうです。16,134文字pixiv小説作品