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概要編集

歴代の実写映画版「スパイダーマン」の主人公ピーター・パーカー3人が競演した作品に付けられるタグである。


一覧編集

初代:サム・ライミ版編集

スパイダーマンspider man

演:トビー・マグワイア、吹替:猪野学


【アース96283】のピーター。

気弱な性格だが、優しい心を持っている温厚な青年。コミックに近い経緯でベンおじさんを失ってスパイダーマンになるのだが、それまではフラッシュ・トンプソンをはじめとしたクラスメイトに酷いいじめを受けており、コミック以上に冴えない青年として描かれている。恋人はMJ


能力面は、ウェブシューターではなく腕に発達した腺から直接糸を出しているのが一番の相違点。単なる高校生がそんな装置を作る事が出来るのは非現実的で、もし可能だとしてもその装置を売って大金持ちになるであろうから、という理由の改変で、実際コミックでもこれの影響を受けて一時期シューターなしになっていた。

戦闘中は周りがスローに感じるほどの動体視力を有しているほか、パワー全開の暴走列車を止めたり建物の倒壊を支えたりと怪力が強調されており、電車の走るスピードで頭を線路に押し付けられ、電車に轢かれても直ぐに復帰できるほどに頑丈でタフな肉体をしている。

しかし、物語の都合上で度々不幸に合い、メンタル的に追い込まれることが多い。


スパイダーマン編集

スパイダーマン2編集

スパイダーマン3編集


2代目:マーク・ウェブ版編集

spidermanspiderman (andrew garfield

演:アンドリュー・ガーフィールド、吹替:前野智昭


【アース120703】のピーター。

正義感が強く、いじめられている学生を見つけると率先して助けに行く、明るくて心優しい青年。過去回想では両親が登場して家庭環境が掘り下げられているなど、他2作とは違ってやや特別な出自になっている他、フラッシュにいじめられるシーンやオタクっぽさもあるにはあるがほぼ皆無であり、典型的なオタク観が変わりつつあった、という監督の意向で「イケている科学者志望の学生」といった感じになっている。

総じてサム・ライミ版と比べるとコミックに近い。

MJが登場しないため、恋人はグウェン・ステイシー。彼女には一歩譲るものの科学分野に関しては天才。


原作通りウェブシューターを使用するが、糸はオズコープ社の開発した新製品の繊維を発射するようになっている。

ドアノブが握るだけで破壊され、車も容易くひっくり返すなど怪力も健在だが、2作目では迫り来る電流や超至近距離のマシンガンの銃弾を回避したり、他の人間が止まって見える速さで動いて人身事故を防いだり、一瞬背景の雷が止まって見える程の速さで手足を動かしたりとスピードが強調されている。

彼の血を輸血すると、蜘蛛の毒素によって身体と精神に異常をきたしてしまう。


アメイジング・スパイダーマン編集

アメイジング・スパイダーマン2編集


3代目:MCU編集

ファーフロムホームHomecoming

演:トム・ホランド、マックス・ファヴロー(アイアンマン2)吹替:榎木淳弥


【アース199999】のピーター。

常に明るく、極度のお人好しな一面を持つ優しい青年。他にもヒーローが登場し、彼らが大人であること、また現状の作品通して高校生であるため、従来と比べると幼い雰囲気が強調されているのが特徴。ベンおじさんは『シビル・ウォー』時点で既に故人であり、トニー・スターク / アイアンマンを父親のように慕っている。

また前2作との重複を避けたためにオズコープは登場せず、親友がハリー・オズボーンではなくネッド・リーズになっており、MJも本名は異なる。


30tの建物を持ち上げたり、巨大な船の分割を上半身の筋力で一定時間耐えたりする怪力や列車に轢かれても数針縫うだけですむ耐久力を有している。

天才設定も健在で、ミッドタウン高校に通い学力コンテストのメンバーに抜擢されている。ウェブシューターは勿論糸も自作だが、蜘蛛糸の生成は科学の授業中にこっそり行っている。

スパイダーセンスによって体毛が逆立ち危険を察知することができる(視覚と聴覚を封じられた状況下でも四方八方から飛び交う銃弾の雨をほぼ完全に回避できるほど)。

更には魔術による幽体離脱の際には、体が勝手に反応して動く

戦闘ではトニー・スタークが開発したスーツを身に纏い、最新鋭のツールを駆使してブラックオーダーの攻撃を受け止めたり、サノスと肉弾戦で渡り合ったりした。

またストーン由来のパワーではないが、インフィニティ・ストーンに耐性がある参照)。

ちなみにこれは監督とトム・ホランドのアドリブで生まれた設定。


アイアンマン2編集

劇中でアイアンマンのレプリカマスクを被った少年として登場。

終盤、クイーンズの公園で開かれたスターク・エキスポの騒動に巻き込まれ、ドローン兵器にアイアンマンと勘違いされてしまい、照準を向けられてしまう。

逃げずに玩具のリパルサーを向けた直後、背後から現れたアイアンマンに救助され、去り際に「Nice work,Kid(日本語吹替:おみごと)」と称えられ、戦いへ向かうアイアンマンを見送った。お互いに素性を知らないが、ピーターとトニーが初めて対面した場面である。

これはソニーとディズニーが業務提携を結んだ事で生まれた新設定で、かねてより噂されていた考察が逆輸入という形で公式化した。

要は後付け設定だが、便宜上ここに記載する。

因みに演者はハッピー・ホーガン役のジョン・ファヴローの息子である。



シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ編集

単独作品を前に先行登場。

本編の約半年前にスパイダーマンとして活動しており、蜘蛛糸で相手を傷付けずに捕縛する能力から、キャプテン・アメリカの逮捕に活用したいトニー・スタークからスカウトされる。

トニーからスターク・スーツを貰い、空港でキャプテン・アメリカ率いるチームと対立する。


スパイダーマン:ホームカミング編集

空港での戦いの後、トニーから「これまで通りに自警活動を続けること」とアドバイスされるが、いち早くアベンジャーズに加入したいピーターはトニーに認められようと躍起するも、その途中で武器密輸を企むヴァルチャーの一味の存在を知り、彼らの企みを止めるべく翻弄する。


アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー編集

校外学習でバスに乗っていたところ、スパイダーセンスで異変を察知し、ネッドが周囲の気を逸らしている間にバスから脱出、スパイダーマンとなってトニーことアイアンマンを助太刀する。

今作でアイアン・スパイダーのスーツが初登場。


アベンジャーズ/エンドゲーム編集

前作のデシメーションで消滅したが、トニー達の努力で無事に復活を果たす。

サノスとの最終決戦に参戦し、カル・オブシディアンに襲撃されたトニーをアントマンと共に救出した。その直後、トニーにハグをされて戸惑うもすぐに受け入れて互いに抱擁した。

決戦の最中、ピーターは「大いなる力には大いなる責任が伴う」ことを目撃する。


スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム編集

戦死したトニー・スタークを恋しがる一面もある中、夏休みの科学史ツアーを楽しみたい思いでいたが、旅の道中にエレメンタルズの襲撃に遭い、苦戦するも謎のヒーローミステリオに救助され、彼とニック・フューリーと共にエレメンタルズを倒そうとするが、それはミステリオが用意した罠であり、まんまと嵌められてしまう。


スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム編集

前作の直後から始まり、ミステリオによって正体を暴露されてしまい、世間から追われる日々が続く。一時はミステリオの殺害容疑で裁判にかけられるもとある弁護士の活躍もあり、何とか容疑が晴れる。しかし、正体がバレたままでは私生活に影響が出るのでサノスとの戦いで共闘したドクター・ストレンジに人々からスパイダーマンの正体に関する記憶を消して貰おうとするが、それが大きな騒動になってしまう。


ドクター・ストレンジ:マルチバース・オブ・マッドネス編集

直接の登場は無いが、マルチバースについて話す際にストレンジからスパイダーマンの存在が言及された。

人々から全ての記憶を削除し、孤独になったピーターだったが、スパイダーマンとしては認知されているので、それはせめてもの救いだったというべきだろう。


デッドプール&ウルヴァリン編集

こちらも直接の登場は無いが、冒頭でウェイド・ウィルソンがハッピーと面接しているシーンで、『エンドゲーム』に出た写真が飾られており、ピーターを隠す様にアイアンマン2で被っていたマスクが登場している(ピーターが隠されていたのは『ノー・ウェイ・ホーム』の出来事とは関係なく単に大人の事情。ウェイドが面接を受けた時期は『インフィニティ・ウォー』よりも前である)。

この『アイアンマン2』のピーターについては、様々な見解があったが改めて当時のピーターである事が強調された。


因みに物語の中盤、デッドプールはオデッセイで移動中にウェブシューターを撃つ物真似を披露していた。





注意:以下最重要ネタバレ




























上記の彼ら3人は『ノー・ウェイ・ホーム』で共演を果たしている。


ドクター・ストレンジの魔術の失敗で、別世界から来たヴィランと共にMCU世界に来ていた初代と2代目。

まず先にMJとネッドと会い、状況を知った2人は、ある悲劇により絶望に沈むピーター(3代目)と対面。

2人はピーターに寄り添いながら、それぞれ大切な人を失った過去、そして彼らのためにも親愛なる隣人として人々を守るヒーローを続けていることを伝える。彼らの話を聴いたピーターは、1度は諦めかけていた「ヴィラン達を本来の善人に戻す」という決意を固め、彼らと共闘する・・・。



なお本編では、それぞれ区別するために、3代目は「ピーター1」、初代は「ピーター2」、2代目は「ピーター3」と呼び合っていた。




そして、SSUの第4作目『マダム・ウェブ』では、クライマックスでベンという男性の妹:メアリー赤ん坊を出産するシーンが描写される。


作中では明言されていないものの、事前に公開された幾つかの情報から、この男の子は恐らくSSU世界のピーター・パーカーと考えられる、これにより実写版にピーター・パーカーは全部で4人存在するというかなりややこしい事態となってしまった(とはいえ、この赤ん坊が今後成長してスパイダーマンとなるのかはまだ不明だが…)。




関連イラスト編集

スパイダーマンスパイダーマンNWHのお気に入りシーン

MHA: Spiderman No Way Home



関連タグ編集

スパイダーマン

ピーター・パーカー

ノー・ウェイ・ホーム ピーター1 ピーター2 ピーター3

マダム・ウェブ(映画)

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