概要![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
歴代の実写映画版「スパイダーマン」の主人公ピーター・パーカー3人が競演した作品に付けられるタグである。
一覧![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
初代:サム・ライミ版![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
【アース96283】のピーター。
気弱な性格だが、優しい心を持っている温厚な青年。コミックに近い経緯でベンおじさんを失ってスパイダーマンになるのだが、それまではフラッシュ・トンプソンをはじめとしたクラスメイトに酷いいじめを受けており、コミック以上に冴えない青年として描かれている。恋人はMJ。
能力面は、ウェブシューターではなく腕に発達した腺から直接糸を出しているのが一番の相違点。単なる高校生がそんな装置を作る事が出来るのは非現実的で、もし可能だとしてもその装置を売って大金持ちになるであろうから、という理由の改変で、実際コミックでもこれの影響を受けて一時期シューターなしになっていた。
戦闘中は周りがスローに感じるほどの動体視力を有しているほか、パワー全開の暴走列車を止めたり建物の倒壊を支えたりと怪力が強調されており、電車の走るスピードで頭を線路に押し付けられ、電車に轢かれても直ぐに復帰できるほどに頑丈でタフな肉体をしている。
しかし、物語の都合上で度々不幸に合い、メンタル的に追い込まれることが多い。
2代目:マーク・ウェブ版![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
演:アンドリュー・ガーフィールド、吹替:前野智昭
【アース120703】のピーター。
正義感が強く、いじめられている学生を見つけると率先して助けに行く、明るくて心優しい青年。過去回想では両親が登場して家庭環境が掘り下げられているなど、他2作とは違ってやや特別な出自になっている他、フラッシュにいじめられるシーンやオタクっぽさもあるにはあるがほぼ皆無であり、典型的なオタク観が変わりつつあった、という監督の意向で「イケている科学者志望の学生」といった感じになっている。
総じてサム・ライミ版と比べるとコミックに近い。
MJが登場しないため、恋人はグウェン・ステイシー。彼女には一歩譲るものの科学分野に関しては天才。
原作通りウェブシューターを使用するが、糸はオズコープ社の開発した新製品の繊維を発射するようになっている。
ドアノブが握るだけで破壊され、車も容易くひっくり返すなど怪力も健在だが、2作目では迫り来る電流や超至近距離のマシンガンの銃弾を回避したり、他の人間が止まって見える速さで動いて人身事故を防いだり、一瞬背景の雷が止まって見える程の速さで手足を動かしたりとスピードが強調されている。
彼の血を輸血すると、蜘蛛の毒素によって身体と精神に異常をきたしてしまう。
3代目:MCU版![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
- シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ
- スパイダーマン:ホームカミング
- アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー
- アベンジャーズ/エンドゲーム
- スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム
- スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム
【アース199999】のピーター。
常に明るく、極度のお人好しな一面を持つ優しい青年。他にもヒーローが登場し、彼らが大人であること、また現状の作品通して高校生であるため、従来と比べると幼い雰囲気が強調されているのが特徴。ベンおじさんは『シビル・ウォー』時点で既に故人であり、トニー・スターク / アイアンマンを父親のように慕っている。
また前2作との重複を避けたためにオズコープは登場せず、親友がハリー・オズボーンではなくネッド・リーズになっており、MJも本名は異なる。
30tの建物を持ち上げたり、巨大な船の分割を上半身の筋力で一定時間耐えたりする怪力や列車に轢かれても数針縫うだけですむ耐久力を有している。
天才設定も健在で、ミッドタウン高校に通い学力コンテストのメンバーに抜擢されている。ウェブシューターは勿論糸も自作だが、蜘蛛糸の生成は科学の授業中にこっそり行っている。
スパイダーセンスによって体毛が逆立ち危険を察知することができる(視覚と聴覚を封じられた状況下でも四方八方から飛び交う銃弾の雨をほぼ完全に回避できるほど)。
更には魔術による幽体離脱の際には、体が勝手に反応して動く。
戦闘ではトニー・スタークが開発したスーツを身に纏い、最新鋭のツールを駆使してブラックオーダーの攻撃を受け止めたり、サノスと肉弾戦で渡り合ったりした。
またストーン由来のパワーではないが、インフィニティ・ストーンに耐性がある(参照)。
ちなみにこれは監督とトム・ホランドのアドリブで生まれた設定。
注意:以下最重要ネタバレ
上記の彼ら3人は『ノー・ウェイ・ホーム』で共演を果たしている。
ドクター・ストレンジの魔術の失敗で、別世界から来たヴィラン達と共にMCU世界に来ていた初代と2代目。
まず先にMJとネッドと会い、状況を知った2人は、ある悲劇により絶望に沈むピーター(3代目)と対面。
2人はピーターに寄り添いながら、それぞれ大切な人を失った過去、そして彼らのためにも親愛なる隣人として人々を守るヒーローを続けていることを伝える。彼らの話を聴いたピーターは、1度は諦めかけていた「ヴィラン達を本来の善人に戻す」という決意を固め、彼らと共闘する・・・。
なお本編では、それぞれ区別するために、3代目は「ピーター1」、初代は「ピーター2」、2代目は「ピーター3」と呼び合っていた。