誘導
ハイスピードエトワールの同名キャラについては『リチャード・パーカー(ハイスピードエトワール)』の記事へ
概要
スパイダーマンことピーター・パーカーの父親であり、ベン・パーカーの弟である。
後述の理由で妻のメアリーと共に故人となっている。
ピーターが物心つく頃にメアリー共々飛行機事故で亡くなっているという事になっているが、人物像を含めて色々と謎が多い人物と言える。
媒体によっては夫婦がCIAの工作員で飛行機事故に見せかけて抹殺されたという説だったり、あるいはS.H.I.E.L.D.のメンバーだったりと語られているが、これらの情報は不確定であるため、未だに詳細が不明である。
映画版
マーク・ウェブ監督の『アメイジング・スパイダーマン』では、15年前の回想シーンという形でメアリー共々本編に直接登場した。
演者はキャンベル・スコット、日本語吹替はてらそままさき。
本作ではオズコープの科学者という設定になっており、ノーマン・オズボーンと共に蜘蛛の治癒力を人体に応用する研究を行なっていたが、ある日突然ピーターを叔父夫婦に預けて妻と共に失踪してしまった。
当時の友人だったカート・コナーズも突然の失踪に眉をひそめ、リチャードがいなくなった事で蜘蛛の研究が頓挫してしまった。
※以下ネタバレ
オズコープやピーターの前から姿を消した理由……それはノーマンを筆頭したオズコープが研究を生物兵器開発のために悪用しようとしていたからであった。
科学者としての良心から、オズコープを見限り、彼らの手から逃れるために国外逃亡を決意。
息子をベンに預けたのも、危険が伴う逃亡生活に息子を巻き込ませないためであった。
飛行機で飛び立ったものの、既にオズコープの差し金が潜んでおり、揉み合いの末に妻が銃弾で命を落とし、真実を伝える様子を録画したデータをルーズベルト駅の研究所に転送した後に墜落する飛行機と運命を共にした。
リチャードとメアリーの死後、オズコープ側は蜘蛛の研究を台無しにされた腹いせも兼ねて「研究成果を売るためにオズコープを裏切った」と嘘の罪状をでっち上げ、ベンとメイはオズコープの嘘を鵜呑みにしてしまい、のちにメイから両親の顛末を聞かされたピーターもショックを受けていたが、ピーターに関してはルーズベルト駅の研究所でリチャードのメッセージを見た事で誤解が解けていた。
なお、万が一のために自分の遺伝子を実験用の蜘蛛に組み込んで自分の血縁者にしか実験が適合できないようにするという細工を施したのだが、皮肉にもその行為がのちにピーターにとって最悪の結末を辿る遠因となってしまった。
未公開シーンでは、死んだと思われたリチャードが息子と再会する様子が描かれていた。