なぜ彼は、世界最初のヒーローと呼ばれたのか
概要
2011年にマーベル・スタジオ製作・パラマウント映画配給で公開されたアメリカ映画。
MARVELコミックのヒーローの1人であるキャプテン・アメリカの実写映画化シリーズの第1作。MCUのフェーズ1の中では、『アベンジャーズ』の1つ前の作品でもあり、この作品のラストが直接繋がっていくことになる。
監督は『ジュマンジ』『ジュラシック・パークⅢ』などを手掛けたジョー・ジョンストン、主演は2005年版『ファンタスティック・フォー』でヒューマン・トーチを演じたクリス・エヴァンスが務めた。
缶コーヒーのBOSSのCMにも出ているトミー・リー・ジョーンズや、映画『マトリックス』に出演したヒューゴ・ウィーヴィングなど、日本でも知られた俳優も出演している。
なお、地上波での放送はシリーズ2作目の『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』やシリーズ最終作の『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』と共に現在ない。
ストーリー
舞台は第二次世界大戦の最中である1942年、愛国精神はあるが虚弱体質のスティーブ・ロジャースは、エイブラハム・アースキン博士に見いだされ、「超人兵士計画(スーパーソルジャー計画)」の被験者候補としてアメリカ陸軍に入隊。もやしっ子ながらクレバーな一面も見せ、被験者第1号に選ばれる。ペギー・カーター、ハワード・スタークといった協力者のもと、超人血清の投与によって人間の限界を超えた身体能力を得たスティーブだが、実験を邪魔しようとしたナチスの特殊部隊「ヒドラ」の工作員にアースキン博士が暗殺され、超人兵士計画は凍結されてしまう。
その肉体を持て余すスティーブは、軍の広報部によって、国債を国民から募るためのマスコットキャラクター「キャプテン・アメリカ」として、アメリカ各地を慰問する。しかし、慰問の中で初めて戦地に赴いたスティーブは、兵士たちから冷ややかな視線を受け、自分のやっていることに自信を無くしてしまう。
そんな中、スティーブの親友であるバッキー・バーンズが所属する部隊がナチスに捕虜として捕まってしまう。スティーブはペギーとハワードの協力で単身、敵基地に乗り込み、バッキーたちを救出する。その中で、ヒドラを率いるレッドスカルことヨハン・シュミットと遭遇。ここに二人の因縁が始まる。
自軍基地に戻ったスティーブは、バッキーたち救出した兵の何人かとともに(後の「S.H.I.E.L.D.」の前身である)「戦略科学予備軍(SSR)」の特殊部隊「ハウリング・コマンドーズ」を結成。対ヒドラの遊撃部隊として、レッドスカルの野望を阻止するために動き出す。
キャラクター
- チェスター・フィリップス
- エイブラハム・アースキン
- ティモシー・“ダム・ダム”・デューガン
- ジャック・デルニエ
- ゲイブ・ジョーンズ
- ジェームズ・モントゴメリー・ファルスワース
- ジム・モリタ
- ギルモア・ホッジ
- ブラント
- プライベート・ロレイン
- タワー・キーパー
- コニー
余談
ハウリング・コマンドーズの一員であるジム・モリタ役のケネス・チョイは『スパイダーマン:ホームカミング』でジムの子孫であるモリタ校長役で出演している。
本作のキーアイテムの1つである四次元キューブは、本作を含む、MCUのフェイズ1~3にあたる「インフィニティ・サーガ」のキーアイテムであるインフィニティ・ストーンの1つであり、本作の直前作である『マイティ・ソー』にもオーディンの父ボーが所有していたシーンがある。
本作においてスペース・ストーンが保管されていた場所は、『マイティ・ソー』のベースとなった北欧神話のユグドラシルがデザインされている。
関連タグ
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マイティ・ソー | 公開順 | アベンジャーズ |
シリーズ | キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー |