チャドウィック・ボーズマン

ちゃどうぃっくぼーずまん

チャドウィック・ボーズマンとは、アメリカの俳優、劇作家、脚本家。代表作は『ブラックパンサー』

人物

1976年、アメリカサウスカロライナ州アンダーソンブルーリッジ山脈にて看護師の母と家具会社の社長の父との間に生まれる。

高校卒業後、役者の道を志しオックスフォードのBritish American Drama Academyで演技を学び卒業（この時、デンゼル・ワシントンが交換留学費を捻出してあげたらしい）。2013年、『42 〜世界を変えた男〜』のジャッキー・ロビンソン役で主演を務めた後、2016年『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』でマーベル初の黒人ヒーローであるブラックパンサー役を射止め、世界的な人気を獲得する。

その一方で『シビルウォー』の時期からステージ3の大腸癌と診断され、俳優としての活動を続けながらも闘病生活を続けていたが、必死の闘病も空しく年を追うごとに病状は悪化していき、遂にはステージ4へと移行、2020年 8月29日、家族に見守られながら43歳という若さで急逝した。

そのあまりに早すぎる死は世界中の映画・アメコミファンに衝撃を与えた。

また、MCUで共演した俳優・スタッフ陣、さらにはライバルシリーズであるX-MENシリーズでデッドプールを演じたライアン・レイノルズや、生前に交流のあったバラク・オバマ元大統領等もSNS上で哀悼のメッセージを発している。

日本語吹き替えは田村真がほぼ専属で担当していた（中井和哉や三宅健太など別の声優が担当した作品もある）。
『ブラックパンサー』シリーズの単独作品2作品目にも出演予定であったが、死去したためにそれは叶わなかった。その後、制作スタッフはチャドウィックに敬意を表して代役を立てずに制作を続行することを決定、ストーリーを大幅に変更し、ワカンダ王国の王位の継承をめぐる物語とした。同作では冒頭の「MARVEL」のロゴがチャドウィックへの追悼の意を示した特別バージョンになっている他、エンドクレジットでも「我らが友、チャドウィック・ボーズマンに捧げる」というメッセージが挿入されている。