解説
1965年刊行の「THOR」♯119にて初登場。
フルネームは「ヴォルスタッグ・ザ・ボリューミナス」。
「ボリューミナス」の名の通り、肥満とも言える巨漢で、巨大な斧を武器とする。
「アスガルドの獅子」を自称しており、冒険家としても活躍している。
また同じような体格の妻と、15人の子どもがおり、冒険に出かけるのは、家庭の喧騒から逃れるためとも言われる。
コミックでは、一時期、消滅した平行世界で作られたムジョルニアにより、ソーの力を得るが、実は、この平行世界版ムジョルニアには、とんでもない副作用が有り……??
また、コミック版のアース1610では、ある事件の際にソーに警告をする為に現われるが……何と、彼の姿はソー以外には見えておらず、この世界におけるソーは本当に北欧の雷神なのか、単に自分を神と思い込んでいるだけのスーパーパワー持ちの狂人に過ぎないのかという疑問を読者に与える事になった。
MCU
演:レイ・スティーヴンソン、日本語吹替:咲野俊介
映画『マイティ・ソー』(2011年)から登場。
ソーの戦友であり、ウォーリアーズ・スリーの一人。
続編の『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』でも、ソーとともに戦った。
しかし、第3作の『マイティ・ソー/バトルロイヤル』にてソーの姉ヘラに、ホーガンやファンドラルともども殺されてしまう。
余談
MCUでヴォルスタッグを演じたレイ・スティーヴンソンは、MARVELのアンチヒーロー・パニッシャーの実写映画『パニッシャー:ウォー・ゾーン』(2008年)にてパニッシャーを演じていた。
同じく日本語吹替を担当した咲野は、MARVELのドラマ『ムーンナイト』にてヴィランのアーサー・ハロー(演:イーサン・ホーク)の吹替を担当した。