概要
"プロフェッサーX"と"マグニートー"は、いかにして生まれたのか。
彼らはなぜ、対立することになったのか。すべては、ここから始まる...。
―FOXJAPAN 映画オフィシャルサイト より―
20世紀フォックスによるX-MENの実写映画シリーズの5作目。
監督は後に『キングスマン』シリーズを手掛けるマシュー・ヴォーン。
初期三部作の前日譚にあたり、主人公は若き日のマグニートーとプロフェッサーX。2人が出会い、そして決別する過程を描く。
本作のヒットを受けて新シリーズが始動、現在は2014年の『フューチャー&パスト』、2016年の『アポカリプス』と合わせて新三部作と呼ばれる。
ストーリー
ソ連との冷戦が続く1960年代のアメリカ。
裕福な家庭に生まれ、名門大学に通うチャールズ・エグゼビアは、強力なテレパシーを使うことができるミュータントだった。チャールズは、自分と同じような特殊な能力を持つ者の存在に気付き始める。
そんなときに出会ったエリック・レーンシャーは、強力な磁力を発生させ、あらゆる金属を自在に操る能力を持っていた。エリックはナチスに母親を殺され、復讐を誓いひとりで生きてきたという過去があった。
ミュータントの能力を使い、人類と闘うべきか共存するべきか異なる信念を抱いていた2人だったが、友情を深める。やがて2人は世界各地のミュータントを仲間として迎え入れていく。
しかし、戦時中にエリックの母親を殺した元ナチスの科学者セバスチャン・ショウが、ミュータント集団「ヘルファイヤークラブ」を結成し、恐るべき計画を実行に移す。
チャールズとエリックは若きミュータントたちを率いてその野望を阻止しようとするが……。
登場人物
括弧内は俳優 / 日本語吹替担当。
車いすに乗る前のプロフェッサーX。
ヘルメットをかぶる前のマグニートー。
- レイヴン・ダークホルム / ミスティーク(ジェニファー・ローレンス / 牛田裕子)
チャールズとは兄妹のように育ったが、素の姿を隠させたがる彼に反発、ありのままで良いとするエリックに惹かれていく。
ヘルファイア・クラブのリーダー。ミュータントのための世界を作ろうとしている。
ヘルファイア・クラブのメンバー。テレパスと身体をダイヤモンドにする能力を持つ。
- アザゼル(ジェイソン・フレミング / 谷昌樹)
ヘルファイア・クラブのメンバーで、悪魔のような赤肌と尾を持つテレポーター。
- ヤーノシュ・クエステッド / リップタイド(アレックス・ゴンザレス / 菊本平)
ヘルファイア・クラブのメンバーで、手から竜巻を引き起こす能力をもつ。
- モイラ・マクタガート(ローズ・バーン / 桑島法子)
CIAの女性エージェント。潜入捜査の際にヘルファイア・クラブの能力を目撃したことでミュータントの存在を知り、大学で遺伝学を研究していたチャールズを訪ねる。
- ウィリアム・ストライカー・シニア(ドン・クリーチ / 佐々木敏)
モイラの上司で、『2』や『ZERO』に登場したウィリアム・ストライカーの父親。
CIA所属の科学者で、セレブロの原型の開発者。
チャールズたちと出会うまでは周囲にミュータントであることを隠しており、この時はまだ「獣のような脚を持つ」だけの能力で、同じく外見にコンプレックスがあるレイブンと惹かれあうが…
- アレックス・サマーズ / ハボック(ルーカス・ティル / 鶴岡聡)
セレブロでスカウトされた若きミュータントの1人。
コミックでは初期三部作で活躍したサイクロップスの弟だが、ここでは兄で、能力も似通ったものに変更された。
- ショーン・キャシディ / バンシー(ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ / 西健亮)
- アーマンド・ムニョス / ダーウィン(エディ・ガテギ / 菊本平)
- エンジェル・サルバドーレ(ゾーイ・クラヴィッツ / 志田有彩)
同じくスカウトされた面々。
順に口から高周波を出す、生き残るために身体を変化させる、蝶のような羽を持ち口から強酸性の液体を出す能力を持つ。
- ローガン / ウルヴァリン(ヒュー・ジャックマン / 山路和弘)
カメオ登場。チャールズとエリックにスカウトされるが、要件を聞く前に追い返した。
関連イラスト
本編がこんな感じなので、現状pixiv内イラストはブロマンス~腐向け作品が割と多め。