曖昧さ回避
概要
MARVELのヒーローコミック『X-MEN』の登場人物であり、チームのメンバーである「サイクロップス」ことスコット・サマーズの弟である。
本名はアレックス・サマーズ。破壊光線を発射するミュータント能力を有する(正確には、コズミックエネルギーを体で吸収し、強力な熱と破壊エネルギーをプラズマ波に変換して手から放つ)。ちなみにハボック(Havok)とは、「破壊者」の意。
スコット=サイクロップスとは兄弟であるゆえに、その肉体は兄の目から放つオプティック・ブラストを受けても無効化される。その代わり、自身が放つ光線も兄には効かない(そのため兄弟喧嘩の際には、互いの光線で周囲が破壊され、最後は殴り合いになる事がしばしば)。
飛行機事故で両親を失い(後に生存が確認)、兄とは別々に育てられた。
よく洗脳される事で有名。洗脳されては、ヴィランの手先としてX-MENなどヒーローたちの敵として登場し交戦、洗脳を解かれて仲間になる……というパターンが多い。本人もこの洗脳され癖は自覚しているらしく、並行世界でのエピソードでは、自分の頭をまた誰かが弄っているなどとぼやいていた。
X-MENから分岐したミュータントチーム、「X-ファクター」のリーダーになって戦った事もある。
「エイジ・オブ・アポカリプス」では、アポカリプス軍のミュータントのエリートであり、サイクロップスの弟として、人間の強制収容所の管理職についていた。しかし兄より激高しやすく、能力もやや劣る。そのため、周囲からはやや見下されていた。
近年(2012年から始まった「Uncanny Avengers」)では、X-MENとアベンジャーズの混成チームのリーダーに抜擢されたが、兄と異なりリーダーシップはあまりないため、かなり悩んだ様子。
映画版概要
映画版では設定が異なり、スコットの兄として登場し、「プロフェッサーX」ことチャールズ・エグゼビアや、「ビースト」ことハンク・マッコイらと共にX-MENの創設メンバーとなっている。
ミュータント能力も異なり、スコットと同様に破壊光線「オプティックブラスト」を放つことができ、しかも彼とは違い体の至る所から自在に放つことができる。