アイアン・フィスト
あいあんふぃすと
本名「ダニエル・"ダニー"・ランド」。
幼い頃に飛行機事故で父を失い、かろうじて共に生き残った母も狼に襲われて失った果てに、伝説の秘境都市「崑崙」に辿り着き、そこで10年間拳法を学んだ武術家。
不死龍シャオラオを倒し、その熔けた心臓に手を浸すことによって、シャオラオの気を宿した鋼鉄の拳とアイアン・フィストの称号を手に入れた。
表の顔としてはランド社の社長であり、ルーク・ケイジとは長い付き合いの親友である。
なお、「アイアン・フィスト」の称号は、代々受け継がれてきたものであり、ダニーだけのものではない。
コミック「イモータル・アイアン・フィスト」では、現在も生きている先代アイアン・フィスト / オルソン・ランダル他、歴代のアイアン・フィストが登場する。
またアイアン・フィストは、崑崙を含む七つの天界都市における七人の戦士「イモータル・ウェポンズ」の一角でもある。
- コリーン・ウイング
米日ハーフの女サムライ。父親の護衛をダニーに頼んだことから、彼との関係が始まる。後述のミスティと組んで「ドーターズ・オブ・ザ・ドラゴン」を結成、探偵社「ナイトウイング・レストレーションズ」を設立する。
ドラマ『アイアン・フィスト』ではメインヒロインとして登場。
ニューヨーク市警の女刑事。爆発事故で右腕を失い、トニー・スタークによってハイテク義手を与えられる。その後、警察上層部からデスクワークを命じられたため、辞職してコリーンとともに探偵社「ナイトウイング・レストレーションズ」を設立する。
ドラマ『ルーク・ケイジ』にて初登場し、『ディフェンダーズ』にて右腕を失うも、『ルーク・ケイジ』シーズン2にて、ダニーから義手を与えられる。
- ウェンデル・ランド
ダニーの父にして、先代のランド社共同経営者の一人。初登場時は普通の人間だったが、後にダニー同様崑崙で修行したアイアン・フィストの一人である設定になった。
- ダヴォス / スティール・サーペント
ダニーと、その父ウェンデルの師であるレイクン・ザ・サンダラーの息子。シャオラオの試練を巡ってウェンデルと戦い、敗北したことから彼を逆恨みする。
ドラマ『アイアン・フィスト』では、ウェンデルではなくダニーの兄弟弟子であり、崑崙を守護する役目を放棄してニューヨークに来たダニーを連れ戻しに来る。
- ハロルド・ミーチャム
ウェンデルとともにランド社を立ち上げ、ウェンデルを殺してランド社を乗っ取った、ダニーの仇敵。ウォード・ミーチャムの兄弟であり、ジョイ・ミーチャムの父。
ドラマ『アイアン・フィスト』では、ウォードが息子になっている(ジョイは娘のまま)。表向きは死んだことになっているが、ランド社を陰から操っていた。また犯罪結社ヤミノテの一構成員でもあり、ヤミノテ上層部に従っていた。
- ルーク・ケイジ
アイアン・フィストは1974年『Marvel Premiere #15』で初登場、1975年スタートの独立シリーズ『Iron Fist』は商業的に苦戦し、1977年に全15巻で完結(ちなみに#14がセイバートゥースの初登場エピソードであり、#15でX-MENとアイアン・フィストが共演)。
同年の『Power Man #48』にアイアン・フィストが登場し、#50(1978年)から『Power Man and Iron Fist』と改題。主役級ヒーロー二人がコンビを組んだ二枚看板で人気を獲得し、1986年の#125で完結したが、以後も同タイトルの作品が度々刊行されている。
CV:倉富亮
伝説の秘境都市崑崙で拳法を学び、不死龍シャオラオを倒したという点は原作通りだが、テレビアニメ版アルティメットスパイダーマンではスパイダーマンことピーター・パーカーの同級生にしてS.H.I.E.L.Dの若手ヒーローチームの一員という設定になっている。
『MARVELvsCAPCOM3』のリュウのエンディングに出演したのち、『アルティメットマーブルVS.カプコン3』に追加キャラクターとして初参戦。リュウや春麗との掛け合いを見せた。
性能は接近戦特化型で、飛び道具がないことが弱点である。
Netflix製作のドラマ『アイアン・フィスト』および『ザ・ディフェンダーズ』に登場。
劇中から15年前、飛行機事故で死亡したと思われたが、実は崑崙で修行しており、ニューヨークへ戻ってくる。
現代社会から隔絶した生活を送ってきたため純朴な性格をしており、現在のランド社を仕切っているいとこのウォード・ミーチャムとジョイ・ミーチャム兄妹に対しても子どもの頃の印象で接するため、二人を困惑させる。