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概要

初登場は"Tales to Astonish #90"(1967年)。

宿敵ハルクと互角の怪力を誇るヴィラン

本名:エミル・ブロンスキー

KGBのスパイで、ハルクの秘密を探るうちに大量のガンマ線を浴びてしまい、怪物化してしまった。

外見は緑色の巨大な半魚人のようである。

ハルクと違って知性は失われていないが、人間の姿には戻ることができない。

その後はアボミネーションの姿のままロシアのエージェントとして活躍するが、2008年に刊行された"Hulk Vol.2"で何者かに暗殺されて死亡し、以降登場しない。

変身前の姿が登場しないため、CVは無し。

属性はパワー。

必殺技の「アボミネーション・ストンプ」など、ハルクと互角の怪力が強調されている。

MCU

演:ティム・ロス、吹替:檀臣幸三木眞一郎(『シー・ハルク』以降)

KGBエージェントではなく、ロシア生まれイギリス育ちの優秀なイギリス海兵隊特殊部隊員として登場するが、これは映画に上手く活かせられる設定ではなかったことと、演じたティム・ロスの提案による改変。

また、ティム・ロスがこの役を引き受けた理由は息子がアメコミヒーローファンだったからである。

ちなみに当初は『エイジ・オブ・ウルトロン』に登場する予定があったが白紙になった。

インクレディブル・ハルク

ハルク狩りの為にサンダーボルト・ロス将軍に召集され戦いに参加するが、ハルクの圧倒的な力になすすべもなく逃げられてしまい、その力に魅了され自身も同等の力を欲するようになる。

その後、自ら望んで最終段階に入っていた超人血清を投与され、もう一度戦闘に赴くが、ハルクのような力はやはり手に入っておらず、ハルクを挑発した結果全身を粉砕骨折する重傷を負ってしまう。

しかし、投与した超人血清の効果は効いており丸一日で全身が完治しさらにもう一度超人血清を投与してブルース・バナー拘束に赴いた。

その際、脊髄が奇妙な形に変容しており、彼は自分のことを「モンスターになった気分だ。」と形容している。

その後、サミュエル・スターンズの元からバナーが拘束されるが、過剰な力を望んだブロンスキーはサミュエルを銃で脅してサミュエルが複製していたハルクの血を投与され、体が巨大な化け物に変貌して、アボミネーションと化し街を本能のままに破壊しつくした。

ハルクとは違い力に魅了されてしまっているが理性は残っている他、元が研究者でなく軍人であり、なおかつ多量の血清を投与していた為かハルクに善戦し、胸に傷を付けるほどだったが怒りで更なる力を発揮したハルクの攻撃で拘束され殺されかけるも、ベティが「殺さないで」と静止したため殺されず、そのまま気絶しS.H.I.E.L.D.に身柄を拘束された。

マーベル・ワンショット

名前のみ登場。

有名な戦争の英雄であったため、ハルクから身を守るためにアボミネーションになったと政府が信じて、彼をアベンジャーズのメンバーにするつもりだったが、コールソントニーの尽力で阻止され代わりにハルクがアベンジャーズに選ばれた。

シャン・チー/テン・リングスの伝説

主人公シャン・チーの妹シャーリンが運営するナイトクラブ「ゴールデン・ダガー」にて、ドクター・ストレンジの仲間であるウォンを相手に、非合法の賭け試合の選手として登場。

『インクレディブル・ハルク』のときより原作コミックに近い姿になっているが、一方で理性的になっており、試合後は大人しくしていた。

唸り声のみで明確な言葉は発していないが、原語版ではティム・ロスが演じている。日本語吹替は不明(檀氏は2013年に急逝している)。

シー・ハルク:ザ・アトーニー

久々に人間としての姿でも登場。

吹替は「X−MENユニバース」で青年期のマグニートーを務め、ティム・ロスの担当は24年ぶりとなる三木眞一郎が引き継いだ。

身柄はS.H.I.E.L.D.からダメージコントロール局管轄の刑務所に移っており、自身の仮釈放審議における弁護担当としてブルースの従妹のジェニファー・ウォルターズ / シーハルクを、利益相反に該当する(ブルースに危害を加えている自分にとって、彼女が不利な弁護をすることが懸念される)ことも承知の上で指名。

初回面会の際は、『インクレディブル・ハルク』の出来事は「政府の命令でやった」と証言。十分に反省していること、被害者一人一人に謝罪の意思があること、反省の証として俳句を読んでいること、獄外にいる「7人のソウルメイト」と文通をしていることを述べ、大人しくしている風を醸し出していた。

彼女は当初拒んでいたものの仕事のために引き受けるが、その直後『シャン・チー』での試合の映像がマスコミにリークされ、圧倒的に不利になってしまった。

ここでウォンが現れ、仮釈放委員会の場で「組み手の相手が欲しかったため、自分が彼を魔術で脱獄させた。彼自身に脱獄の意思はなく、カマー・タージで保護する提案も拒否し、自ら刑務所に戻った」と証言。

また「アボミネーションになって、我を失って暴れるだろう」という追及にも、自ら変身しながら脱いだ靴を揃えたり、変身解除直前に毛布をまとう(変身したときに服がやぶれており、解除すると全裸になるため)など、変身したとしても理性があることを自ら証明。

結果仮釈放が認められ、委員会に同席していた「7人のソウルメイト」である女性たちに見送られ、刑務所を後にした。

ちなみに「ソウルメイト」の存在が言及された当初は、映画化が発表されているこのチーム説が考察界隈で有力だったが、次話で早くも外れたため話題になった。

その後7話にて再登場。どうやら本当に改心していたらしく、超人向けのセラピーを経営しており、参加者であるレッカー、サラセン、エル・アギラ、ポーキュパイン、マンブルとともにジェニファーの悩みを聞いた。

しかし最終話にて黒幕の組織「インテリジェンシア」に客演講師として雇われていたらしく、講演をしていた所をセラピーに赴いて相談しようとしていたジェニファーと出くわしてしまう。

一方で黒幕のハルクキングがジェニファーから採取した血を投与しハルク化した際は変身できないジェニファーを庇って戦おうとしていた。

最終的になんやかんやあって騒動が終息した後、変身しない釈放条件を破った為に再度10年間投獄されてしまうこととなった。

ただし今度は

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