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概要編集

本名:サミュエル・スターンズ(Samuel Sterns)。


脳だけが肥大化した頭と緑色の肌を持つ男。

化学プラントで用務員として働いていたが、ブルース・バナー / ハルク同様にガンマ線を浴びて、後天的な突然変異を起こした。

加えて、科学者である兄弟のフィリップよりも賢くなりたいという深層心理が刺激され、超人的な知能を持つに至る。

そして、自らを「ザ・リーダー」と名乗り、ハルクの宿敵となって、様々な犯罪に手を染める。


体力・腕力は普通であるが、超人的な精神洞察力と知識を有している。

臨死体験を経てからは、テレパシーやサイコキネシスといった超能力も獲得した。

また、「ヒューマノイド」という人造兵士を自らの駒として作っている。


『Fall of the Hulks』『World War hulks』では、エリハス・スター / エッグヘッドベントレイ・ウィットマン / ウィザードら知性派ヴィランを集めたチーム「インテリジェンシア(Intelligencia)」を結成。

レッドハルクを作るなど世界征服を目指したが、最終的には失敗した。


MCU編集

演:ティム・ブレイク・ネルソン、日本語吹替:森川智之


第2作『インクレディブル・ハルク』にて初登場。

優秀な頭脳を持つ細胞生物学者であり、グレイバーン大学の教授を務める。

ブルースの血を実験に使いたいという知的好奇心の強い人物であり、マウスだけでなく人体での実験も躊躇いがない、倫理観の欠如したマッドサイエンティスト。


インクレディブル・ハルク編集

ブルースが「ミスター・グリーン」として、ネット上で協力を依頼していた「ミスター・ブルー」の正体。


追跡部隊から逃れてアメリカに戻ってきたブルースに、事前にもらっていた血液サンプルを元に作った中和剤を投与して、普通の人間に戻してくれた。

しかし、その血液サンプルをブルースに許可なくこっそり培養しており、彼からすべて破棄するよう迫られるも、エミル・ブロンスキーの邪魔が入り口論は中断。

更に、エミルに脅され、血液サンプルを彼に投与し、アボミネーションを誕生させてしまった。


その後、ハルクとアボミネーションの戦いには関わらなかったが、アボミネーションが誕生したときに暴れたことから負った裂傷に血液サンプルがしみこみ、額が肥大化する描写があった。


キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド編集

2025年公開の同作にて、ヴィランとして実に16年ぶりに再登場することが、2022年の「D23 Expo 2022」にて発表された。



















以下、『BNW』のネタバレあり






















実は、16年前の、ハーレムにおけるハルクとアボミネーションの戦いの全責任を負わされ、とある軍の刑務所に投獄されていた

実際、(脅された結果とはいえ)エミル・ブロンスキーをアボミネーションにしたのは彼なので、責任の一端はあるのだが、ロスは自分のミス(ブルースをハルクにし、その事実を隠蔽し続けた)を隠すため、スターンズをスケープゴートに仕立て上げたのだ。

その後、ブルースの血液サンプルが体内に染み込んだ影響によって頭=が肥大化し、その知能が飛躍的に向上したことに目を付けたロスによって、さらにブルースの血を投与された結果、普通の人間ならば不可能な計算をも行なえるほどの知能を獲得。

ロスは「自分を大統領にしたら釈放してやる」とスターンズに約束し、彼に数々の兵器などを開発させ、自分の立身出世のために徹底的に利用した。


当初は約束を守るつもりであったが、ロスが命に関わる程の心臓疾患を患ったことで状況は一転。

現代医療では治療できない病であったために、スターンズに薬を開発させたロスは、薬の供給がなくなる可能性を恐れ、大統領選に勝利してもスターンズを釈放せず、幽閉し続けた。


約束を反故にされたスターンズは当然ながら憤慨。ロスへの復讐のため、彼を失脚させようと、彼への薬にガンマ線を身体に吸収させる作用を密かに付与。それによってロスは自分でも知らないうちにレッドハルクに変貌してしまったのである。

また、補助として、光の明滅と特定の曲(※)による催眠術を開発し、米兵やイザイア・ブラッドリーなどを自らの兵士に仕立て上げ、ロスの暗殺未遂や日米間の軍事的緊張などを引き起こした。


※ ちなみに、この曲のタイトルはThe Fleetwoodsの「Mr. Blue」であり、『インクレディブル・ハルク』を視聴したファンであれば、曲名から今回の事件の黒幕がスターンズであることがちゃんとわかるようになっている。


最終的に、その目論見は半分成功。

ロスは公衆の面前でレッドハルクと化して暴走。サム・ウィルソン / キャプテン・アメリカの活躍で鎮圧されるも、すべての隠し事を自供して、大統領を辞し、ラフト刑務所へ収監された。

一方で、ロスが推し進めていたアダマンチウムに関する国際協定は締結され、日米の分断も防がれてしまった。とはいえ、スターンズの最終目標はあくまでロスの失脚であり、日米の分断もそのための口実作りの1つに過ぎない面があったため、最終的には概ね彼の目論見通りに事は運んでしまったと言えるだろう。


ポストクレジットシーンでは、収監されたスターンズと面会しに訪れたサムに対し、己がその知能によって他の世界の存在を知覚していることを明かし、「もしも他の世界にもヒーローがいたとしたら?」「他の世界がこの世界の脅威になったらどうする?」と問いかけるのだった。


能力

その高度な知能によって兵器や薬などを開発できるほか、人間の限界を超えたシミュレーション能力を有し、まるで未来を予知するかのように行動できる(ただし、あくまで予想であり、最も確率の高い未来に基づいて行動するため、確率の低いことが起こったときは、修正を余儀なくされる)。

また身体能力は一般人と大して変わらないため、普通の兵士などにも拘束されてしまう。原作では超能力を持っていたのだが、実写版ではそうした能力もなく、ただの頭脳派ヴィランとして振舞っていた。


見かけは、薄緑色のカリフラワー状にでこぼこに膨らんだ頭と同じく緑色に変色した肌が特徴的。

頭はコミックのように、長く伸びたり、傘のように膨らんではいないため、普通の帽子パーカーフードで覆い隠せる。

また、両目が緑色に光っており(暗所で確認できる)、さらに左目がやや濁ったような色合いになっていることから、左右の目で視力が著しく異なる(左目が失明している?)可能性も考えられる。


関連タグ編集

MARVEL

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