「俺の名はアブゾービングマン。その名のとおり、触れたものの特性を吸収する」
概要
本名:カール・クリール
1965年に誕生した古参ヴィランで、初出は『マイティ・ソー』シリーズだがキャプテンアメリカやスパイダーマンとも戦ったことがあり、特にハルクとの因縁が深い。
外見は鎖付き鉄球の足枷を携えたハゲ頭の巨漢。元ボクサーのチンピラだったが、ロキに能力を与えられ脱獄騒ぎを引き起こした。
触れた物体やエネルギーの性質を吸収して自身の肉体にコピーする能力(アブゾープション)を持つ。例を挙げれば、電気を吸収すれば電気の肉体を、ヴィブラニウムに触れれば不壊の肉体を、アース神族と取っ組み合えば神の力を得る。また肉体が砕かれようが気化しようが自在に再構築する能力を持ち、物理的にはほぼ無敵。
弱点は弱い素材に触れても強制的に変化してしまう点であり、能力を逆手に取られて倒される事が多い。
メディア展開
ハルク(2003年版)
ブルース・バナーの父デヴィッド・バナーが科学実験によって似たような能力を手にいれ、ハルクと対峙している。
ディスク・ウォーズ:アベンジャーズ
CV:川津泰彦
第1話に登場。ディスクの属性は「パワー」。ロキと共に発表会を襲撃しワスプと戦う。
その後12話に再登場。ジョエル・マーフィーが所持しており、ジャガーノートのディスクを探しに来たアベンジャーズを襲撃。
ソー、キャプテン・アメリカ、ワスプの3人を同時に相手にし有利に進めるも、その後(描写はないが)倒されてしまう。
MCU
シーズン2、3、5に登場。
シーズン2では鉄球と鎖を振り回す馴染み深い姿を見せエピソード1、2のヴィランとして登場。コミックと異なり魔力によって変化した身体ではなくなっている。
軍に捕まったがその後改心し軍人のタルボットの護衛となった。タルボット曰くクリールが悪事に手を染めたのは環境に恵まれなかったことが原因とのことで実際にシーズン3、5では善意で動いている様子が見られる。
シーズン5でグラビトンに取り込まれてしまった。
ジャック・マードックが八百長の約束を破り倒した相手として名前が出ており、制作会社が異なるため横のつながりが薄いドラマシリーズ同士では数少ない接点となっている。