ポーキュパイン
ぽーきゅぱいん
ヤマアラシの英名「Porcupine」のカナ表記。同様にモチーフとするキャラクターの名前に使われる。
魚のハリセンボンが英名でPorcupine Fishであるため、検索するとそちらもヒットする。
また、特に英語タグは擬人化イラストも多い。
⇒「臨獣ポーキュパイン拳マーラシヤ」を参照。
MARVELコミック
初登場は『Tales to Astonish #48』で、1963年とやや古参。
その名の通りヤマアラシをモチーフとしたアーマースーツを着ており、高い防御力と、トゲやレーザー光線、催涙・催眠ガス、煙幕など様々なガジェットを駆使して戦う。
これまで2人が名乗っている。
- 初代:アレクサンダー・ジェントリー(Alexander Gentry)
元はアメリカ陸軍の兵器設計者だが、発明したアーマーを評価してくれなかった政府に腹を立て、犯罪者に。
最初はアントマンやワスプと戦い、ミスター・ファンタスティックとインビジブル・ウーマンの結婚式の妨害にも参加している。
だが目立った戦績は残せず、様々なヴィランの部下になったがこれという活躍はできなかった。
引退を決意してアーマーを売り払おうとするも、その性能を実証するための戦いでキャプテン・アメリカたちに敗北。逮捕されてしまう。
出所後もなんとかアーマー売却のために奔走するが、もはや名乗っただけで小バカにされ、なんとかサーペント・ソサエティと話をつけるも二束三文で買い取られそうになってしまった。
そこで逆転の発想に至り、アベンジャーズに売るためにキャプテンに商談を持ちかけた結果、サーペント・ソサエティに関する捜査に協力すればアーマーを買い取るという約束を取り付ける。
しかしおとり捜査中に起きた戦闘から逃げる際に転倒し、アーマーのトゲが心臓に突き刺さってしまい、これが致命傷となって死亡。
アベンジャー用の墓に葬られ、アーマーもアベンジャーズ・マンションの一角に飾られることになった。
復活や蘇生が無い、アメコミでは逆に珍しいキャラクター。
ただ1回、あるストーリーでシーハルクの担当した法廷に登場したが、彼女に死んでいることを指摘されてそのまま倒れる、という出オチ要員だった。
- 二代目:ロジャー・ゴッキング(Roger Gocking)
2006年の『Daughters of the Dragon #3』に登場。これ以前の経歴は現状全く不明。
飾られていたアーマーをホブゴブリンから買い取って襲名した。
サンダーボルツやマスターズ・オブ・イーヴィルに加入したり、元D.O.D.C.のウォルター・デクランに雇われたりを経て、元ヴィランを支援する団体「ヴィランズ・アノニマス」に加わった。
その後犯罪者に戻ろうとしたところをジェシカ・ドリュー / 初代スパイダーウーマンに救われ、以降は彼女の産んだ赤ちゃんの世話をしているベビーシッターとして活躍(?)している。
MCU版
ドラマ『シー・ハルク:ザ・アトーニー』に登場。
本名は明言されていないが、界隈では願望込みで、ある意味因縁深い初代の方と言われている。
仮出所したエミル・ブロンスキー / アボミネーションの開くセラピーの参加者で、アーマーを脱ぐと臭いらしい。