解説
トニー・スタークが生み出した最新鋭の人工知能である。
原作コミックにおけるトニーの執事エドウィン・ジャーヴィスがモデル。
トニーの専らの話相手であり、原作のような執事に相当する役割も果たしている。
正式名称は「Just A Rather Very Intelligent System」(単なるちょっとした凄くお利口なシステム)であり、その頭文字を取って、J.A.R.V.I.S.という名前になっている。
人工知能であるが故、基本的には単調な物言いだが、親ともいえる製作主のトニーに似たのか、後述のモデルとなった人物の影響なのか、時には会話に皮肉を交えたりもする。
映画版『アイアンマン』シリーズや、『アベンジャーズ』シリーズに登場し、ポール・ベタニーが声を担当した。その為か、参照画像のような「スーツを着たベタニー」というビジュアルイメージで擬人化されたジャーヴィスのファンアートが非常に多い。
pixivでこのタグが付いているイラストは、ほぼ100%映画版設定で描かれている。
そして、『エイジ・オブ・ウルトロン』では上記のファンアートで描かれている内容が意外な形で実現することとなった。
アイアンマン
トニーのアイアンマンスーツ製作をサポートする。
アイアンマン2
こちらでも、トニーのヒーロー活動をサポートする。
アベンジャーズ
スターク・タワーも登場するため、多少登場する。
アイアンマン3
こちらでもトニーをサポート。自宅を襲撃されてスーツが半壊したときは、トニーをサポートできなくなった。
アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン
トニーのみならず、アベンジャーズのメンバー全員をサポートしている。
だが、トニーとブルース・バナーが作った平和維持用プログラム「ウルトロン」が、マインドストーンの影響で自我を持ったため、彼を止めようとするも逆に破壊されてしまう。
そのまま消えてしまったかと思われたが、オスロにあるネットワークの中枢「ネクサス」に逃げ込んでいたことが判明。
さらに、ウルトロンが核ミサイルを発射しようとしていたことを察知し、その防衛までしていた。
ウルトロンを打倒するため、トニーはウルトロンが作ったビブラニウム製のボディにJ.A.R.V.I.S.をインストールすることを提案し、J.A.R.V.I.S.もそれに同意した。
だが、結果として生まれたのはヴィジョンであり、そこに宿った自我はウルトロンでもなければJ.A.R.V.I.S.でもなかった(その証拠に、トニーに対する態度はJ.A.R.V.I.S.のそれとはまったく違う)。
これによって、J.A.R.V.I.S.は完全に消滅し、ヴィジョンに変貌したと言える。
それ以降、フライデー(F.R.I.D.A.Y.)と呼ばれる人工知能が代わりにトニーをアシストすることとなる。