概要
“とりもどそう。ボクたちのRPG”をスローガンとして、スクウェア・エニックスより2016年2月18日に発売されたRPG。略称は、『いけセツ』または『雪セツ』。
ハードは、PlayStation 4、PlayStation Vita、Nintendo Switch。Nintendo Switchのものはローンチタイトルのひとつである。
ソフト版の他にダウンロード版も配信されている。レイティングはCERO-B。プレイヤーからの評価は賛否両論。
英語版は『I am Setsuna』のタイトルで2016年7月19日に発売された。
戦闘システムは『クロノ・トリガー』のATB Ver.2.0をベースに設計していることが公式に明言されており、例えば氷の魔法が「アイス」「アイスガ」だったり、剣技の「回転斬り」「全力斬り」や各種合体連携魔法など、魔法や技の名前もクロノに近いものになっている。
同じコンセプトを持った「Project SETSUNA」作品として、世界観のつながりはないが『ロストスフィア』『鬼ノ哭ク邦』も発売されている。
ストーリー
その島には、古来より伝わる習わしがあった。
十年に一度いけにえを捧げ、魔物の被害を抑制する。このいけにえの儀式により、島の平穏は保たれてきた。
ところが、次の儀式の年を待たずして、魔物の被害が急増し始めたのだ。
事態を重く見た島の人々は、例外であるものの再度いけにえを捧げることで魔物たちを鎮めようと考えた。
いけにえの名は“セツナ”。極めて高い魔力を持つ18歳の少女。いけにえの儀式が行われる“最果ての地”へ“セツナ”は護衛隊とともに旅立ってゆく――。
登場人物
- 主人公(エンド)
CV:木島隆一
腕利きの傭兵。
ある任務で島に赴いた際、セツナと出会ったことにより、護衛隊の一人としていけにえの旅に同行することとなる。
運命の出会いは、死地へと向かういけにえの少女を護りぬく、という天命を彼にもたらすこととなる。
- セツナ
CV:加隈亜衣
いけにえとして、最果ての地に赴く宿命を背負った少女。島の人々のために自らの命を捧げることに躊躇いはない。
素直で純粋。危険な旅の只中であっても、自分より護衛隊の心配をするほどのお人好し。
しかし、いけにえ としての宿命を果たす、という信念が、彼女を何よりも強くさせる。
- クオン
CV:津田美波
セツナが「いけにえ」となる以前、村を訪れた謎多き旅人。
今では護衛隊を代表する戦士として、村人の厚い信頼を得、セツナからは姉のように慕われている。この旅に対する思いは誰よりも強く、絶対に失敗できないという責任と使命感から、寡黙で何を考えているかわからない主人公にはきつく当たることもしばしば。
- ヨミ
CV:大川透
かつて「いけにえ」の旅の護衛をし、成功させた老練の剣士。
普段は必要以上に陽気にふるまっていることもあり、「駐屯地」の皆からは腑抜けになったと思われている。護衛隊では、かつての経験を活かし、皆にアドバイスをするなど世話好きな一面も見せる。彼もまたクオンと同じようにセツナの安全を第一に考え、陰日向となり付き従う。
- キール
CV:岡村明美
人里離れた山奥に住む、謎多き一族の少年。
里の者に大切に育てられたキールは天真爛漫に育つも、外の世界への羨望から、家出同然に里を出るのだった。
どんな絶望的な状況でも希望を信じポジティブにふるまうムードメーカーでもある。
- ジュリオン
CV:竹内絢子
旧王家一族の血筋に連なる子孫。
ひとつの事に執着し、己の信念は曲げることはない、一途というよりも頑固な性格。
品位と高潔さを併せ持つ騎士の鏡のような人物だが、どこか謎めいた佇まいは、秘めたる過去を想わせる。
- 大鎌の男
CV:石田彰
いくどとなく主人公たちの前に立ちはだかる謎の男。
感情を持たず、目的を完遂するためだけに行動している。
彼の目的は唯一つ。いけにえ の抹殺である。
関連動画
関連人物
toi8:キャラクターデザイン担当。
三好智己:楽曲制作担当