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概要編集

ゲームバイオハザード6に登場する組織。総統は「カーラ・ラダメス」(メイン画像中央)。

これまでのバイオシリーズの悪徳企業(アンブレラH.C.F.、ウィルファーマ、トライセル)に並ぶ、或いは凌駕する組織だが、『6』のストーリーになるまでその存在自体が知られていなかった事実からも、『企業』というよりは『秘密結社』としての側面が強いと言える。

組織の本拠地は中国の達芝のクアッドタワー。カーラ曰く「一歩外に出れば実験台なんていくらでもいるから」と言う理由。


なお、組織の中心人物はカーラである反面、その背後関係からもアメリカ合衆国の大統領補佐官であるディレック・C・シモンズ及び彼を長とする秘密組織『ファミリー』がビッグスポンサーとなり莫大な出資を行っていた模様。

それ故に、ガナードマジニの更なる進化型であるジュアヴォも含まれる私設軍隊の兵力はおろか、戦車、戦闘機、空母等といった陸海空の兵器まで配備している等、一国家の軍隊に匹敵するレベルの戦力を保有している

ジュアヴォ同士で連携も取っており、ジェイクとシェリーが脱走しようとした時にアナウンスで知らせるなどからもその事が窺える。


作中での動向編集

ジェイク編、クリス編にて、イドニア共和国の反政府軍のスポンサーとなり、BOWを提供。それと並行しジェイクの確保の為に暗躍もしていた。また、「栄養剤」と称して反政府軍にC-ウィルスに提供しジュアヴォ化させている。

中国においてもスラム街の人間に対し「新薬の実験」と称してC-ウィルスを投与させている。その際の報酬の詳細は不明だが、どうやら軽く一年は楽して過ごせるくらいの額らしい。


施設編集

  • クアッドタワー

恐らく本社。ここにはカーラが作った「最高傑作」が眠っており、ベースはシモンズの部下。

入口はエイダの掌紋で開く様になっている。

  • 空母

エイダ編、クリス編での舞台。エイダ、カーラのキューブ型端末にも対応している機器もあり、船内放送ではカーラとシモンズの会話が放送された。

また、他の空母にはC-ウィルスのガス入りミサイルを配備しており、それを射出する設備も存在する。

  • ネオアンブレラ海底基地

ジェイク編、クリス編の最終舞台。どうやらBOWの研究を行っていたようだ。海底からマグマを引き上げ、高温環境でも活動可能な細菌、微生物を研究し、C-ウィルスにその特性を組み込もうとしていた。

この施設にはハオスが封印されており、研究者のメモには「基地全体がハオスのためだけに造られた」との事。

  • ネオアンブレラ研究所

ジェイクとシェリーが監禁されていた場所。所在地不明。外装は巨大で華美な邸宅で築かれており、外部からは研究所の存在を知る事は不可能である。邸宅には100体以上のジュアヴォが常時待機しており、研究所内部にもタレットなどがあるため、警備は厳重。


C-ウィルス編集

カーラが開発したウィルスで、素材は始祖ウィルスの“DNAを変異させる特性”、G-ウィルス、T-Veronica。このウィルスは注射などで直接投与した場合はジュアヴォに、空気感染でゾンビになる。ワクチンはアルバート・ウェスカーの血で作られる。仮称は「アンチC」。

ジュアヴォはかなりの戦闘力と知能を有しており、BSAAの隊員曰く「訓練された兵士の動き」との事。

また、BSAAの研究員はC-ウィルスについて「不可解な点が多く全容解明には時間がかかる」と語っている。

開発開始は2001年、完成は2011年。それまでの実験回数はなんと約12000回以上

T-02編集

始祖ウィルスの“DNAを変異させる特性”とT-Veronicaを組み合わせたウィルス。本来、T-Veronicaを拒否反応なしに人体に適合させるには、15年程度のコールドスリープ臓器移植を繰り返さなければならなかったが、T-02はその欠点を克服しているため、非常に強力なものになっている。


強化型C-ウィルス編集

C-ウィルスにジェイク・ミューラーの血を配合した物。ジェイクの血(アルバートの血)は多くのウィルスへの耐性を持っており、その特性を取り入れたウィルス。

通常のC-ウィルスは、蛹の姿を経て生まれ変わった後に再びの変異を起こさないのだが、強化型はそれと異なり、蛹の姿を経て変異しない。しかも、強化と変異が永遠に進行し続ける様になる。

製作理由は「シモンズの大好きな“安定”と“決して揺るがない均衡”が永遠に得られない、無限に変異し続ける体に変えてあげる(要約)」というのが理由。作中で確認された注射器の数はたった3本。というのも、精製が非常に難しく、カーラ以外にその方法を知る物はいないから。ウィルス3本は、カーラ自身、クリスを守ろうとするピアーズ、復讐対象のシモンズで全て消費した上に、唯一の作成方法を知るカーラも亡くなってしまった為、今後このウィルスが精製されることは極めて低いだろう。


通信キューブ編集

本物のエイダや、ネオアンブレラの職員、ジェイクが持っている(シェリーも同様だが、彼女は自分の端末を取り戻してからは使っていない)。正式名称は不明。正方形の形で使用し、仕舞う際は折り畳む。この通信キューブに対応した機器が存在しており、空母ではアナウンスでシモンズへのメッセージが再生される、パスコードのデータを取り込み、それを認識させるなどの機能もある。

面白い事に、FOS(DOS)の関係者の通信端末にも回線を繋げる事が出来、作中ではカーラとエイダがシモンズの端末に通話したり、本物のエイダ、ジェイクがそれぞれレオンとシェリーにメッセージを送信していたりする。


結末編集

  • 総統のカーラと関係者であるシモンズの死亡。
  • 世界破壊の切り札であるハオスの活動停止。
  • エイダによる「最高傑作」の破壊。
  • ジェイクの血液による「アンチC」の生成。
  • 強化型Cウィルスの完全消滅。

等の要因によって、組織は完全瓦解。それまでの被害も甚大だった為、事後処理には相当な時間を要したと思われる。


関連タグ編集

バイオハザード6 カーラ・ラダメス ディレック・C・シモンズ ファミリー

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