概要
1998年にジャンプジェイブックスより発刊されたバイオハザードシリーズのノベライズ作品のひとつである。
ゾンビやアンブレラなど一部の設定の繋がりはあるものの、ストーリーと登場人物は完全な本作のみのオリジナルである。
なお、挿絵も本作のために書かれたオリジナルであり、カラー扉絵部分はプロローグの漫画にもなっている。
あらすじ
元軍人のノルス・シーラックはテロリストとの戦いに嫌気がさして除隊し、安住の地を求めて世界中を旅をしていた。その中でガディウォール島という名の離島に向かうフェリーに乗り込み、そこで同じく島に向かうレインとケイトという2人の少女と出会い、共に島を下りるが、後に彼はその島で地獄のような出来事に遭遇することになるのだった・・・。
登場人物
本作の主人公。詳細はリンク先参照。
本作のヒロインでノルスがフェリーで出会ったガディウォール島出身の少女。詳細はリンク先参照。
レインのルームメイトである快活な少女。詳細はリンク先参照。
ベイル
レインの叔父で唯一の肉親。レインが島に帰郷した時には行方不明となる。
ポール
レインの幼馴染。帰郷した彼女に島を出るように警告する。
ガディウォール島を所有する名門貴族ビアズレー家の現当主の女性。詳細はリンク先参照。
ミレーヌの執事。詳細はリンク先参照。
アンブレラの総帥。名前のみの登場。
用語
ガディウォール島
本作の舞台である北方の離島。イギリス〜スカンジナビア半島間の中ほどの位置にあり、イギリス本土からはフェリーで約5時間ほどの距離にある。
山を挟んで代々漁で生計を立てている島民達が住む村と、島を所有する貴族・ビアズレー伯爵家の城のある土地に分かれている。
アンブレラ
原作にも登場している製薬会社。約20年前にガディウォール島の森の土地を買い取り研究所を建てたが、死傷者を出すほどの事故を起こして以来封鎖されている。だが、同社が建てた病院や電気、フェリーなどは現在でも島民の生活に欠かせないものになっている。
ビアズレー家
ガディウォール島を所有する貴族で、遺伝子研究といった生化学にも精通している名家。
アンブレラの設立にも貢献しており、社を通して島での生活に様々な恩恵を与えてきたため島民達から畏敬の念を抱かれている。
生家は500年以上前に建てられたビアズレー城。
現在の当主ミレーヌ・ビアズレーは17代目の当主に当たる。
N(ネオ)・Tウイルス
本作オリジナルのウイルスで、T-ウイルスを改良したもの。
CRW
ノルスがかつて所属していた英国陸軍の対テロリスト専門部隊。
正式名称が「カウンター・レボリューション・ウォー-ウイングチーム」
登場クリーチャー
ゾンビ
原作でもお馴染みのクリーチャー。アンブレラの開発した生物兵器「T-ウイルス」に感染し、生ける屍と化した人間。
ドーベルマン種の犬がゾンビ化したもの。こちらも原作と同様。
名称不明
本作オリジナルのB.O.W.。
外見は初代PS版「1」に登場するB.O.W.の「キメラ」に酷似しているが、より筋肉質になった身体や類人猿を思わせる顔と体毛を持つことから、さらに遺伝子改造を加えられている模様。
本作オリジナルのB.O.W.。終盤のネタバレである為、詳細はリンク先参照。
関連タグ
ノルス・シーラック レイン・ルーベンス ケイト(バイオハザード)
ミレーヌ・ビアズレー ギリアム(バイオハザード) ミレーニア
バイオハザード_CODE:Veronica、バイオハザード4、バイオハザードヴィレッジ、生きていた女スパイ・エイダ…『北海の妖獣』と共通する要素が含まれている作品。