『私を無謀と思うかね?』
概要
かつてソ連軍の大佐を務めており、現在はアンブレラの親衛隊長を務めている。ソ連軍に勤めていた時の人脈が豊富であるため、アンブレラ私設対バイオハザード部隊であるU.B.C.S.の設立に深く関わっている。そのため、同じソ連軍出身でU.B.C.S.隊員のニコライ・ジノビエフとは顔見知りであるほか、アンブレラ内においてもセルゲイ大佐と呼ばれることがある。
ブーメラン状のナイフを常備しており、これを用いて自分自身の指や舌を傷付けることが多いが、これは痛みに対して独特の価値観を持っているからであり、各セリフからもこの事を窺える。ほかにも、護身用としてカスタマイズされたタイラントであるイワンを常に従えている。
ウェスカーとの関係はゲーム以前においては同士としての関係であったが、バイオハザード0の時点で既にウェスカーとは反目しており、これが最終的に敵対へと繋がってしまうのである。
関連タグ
バイオハザード アンブレラクロニクルズ セルゲイ アルバート・ウェスカー ニコライ・ジノビエフ
注意!!
ここから先はアンブレラクロニクルズに関する重大なネタバレがあります!
ネタバレ
私はタイラントの素体テストに合格し
自分のクローン10人と引き換えに今の地位を得た
いわば、タイラントは私の兄弟―――分身なのだよ
暴君のベース
実は、アンブレラ社が誇る究極のB.O.W.であるタイラントの素体の大元であり、タナトスを除いたほとんどのタイラントは彼のクローンをベースとしている。
なぜセルゲイ大佐がタイラントの素体となっているのかというと、彼は1000万人に1人の確率で存在すると言われている、T-ウィルスに感染しても脳細胞や肉体に劣化が全く起きないウィルス完全適応者であり、アンブレラ幹部の位置にいるのもこのおかげだとされている。
アンブレラクロニクルズのラスボスとして
2003年、来たるべきクリスやジル、ウェスカー達との対決に備え、アンブレラの最後の拠点であるロシア支部でレッドクイーン・大量のB.O.W.と共に待ち構えていたのだが、次々とクリス達に突破されてしまう。クリスとジルが地下深くの研究室の最深部にたどり着いた際に、アンブレラ社最後の希望であるテイロスを起動させてクリス達を苦しめようとするが、ちょうど同時にウェスカーがセルゲイ大佐とレッドクイーンがいる制御室へと侵入する。
アンブレラのマザーコンピューターであるレッドクイーンのデータを入手しようとするウェスカーに対し、セルゲイ大佐は自らT-ウィルスの力を解き放ち、セルゲイモンスターとして襲いかかる。しかし結局更なる痛みを求めながらウェスカーに倒されてしまい、さらにはアンブレラ社最後の希望であるはずのテイロスもクリスとジルによって倒されてしまった。よってレッドクイーンのデータはウェスカーに奪い取られた上レッドクイーン自身はデータを抹殺されロシア支部は壊滅、そして政府側が入手したアンブレラの極秘データが「ラクーン裁判」における決定的な証拠となりアンブレラは全面敗訴、ついに終焉を迎えるのであった。
余談
バイオハザードの実写版でも同名のキャラが存在するアリス救出チームのメンバーで善人(アポカリプスではニコライ・ジノビエフも善人として扱われている)である
関連タグ(ネタバレ注意)
???:同じくT-ウイルスの完全適合者。