ランダル・コーポレーション
らんだるこーぽれーしょん
※この項目は原作コミック、及び現在連載中の漫画においてのネタバレをとなっております。
ネタバレを避けたい方はブラウザバックをお願いします。
「まんがタイムきららフォワード」にて連載されていた漫画、およびそれを原作とするテレビアニメ『がっこうぐらし!』に登場する製薬企業。
物語の舞台である都市、『巡ヶ丘市』一帯の地区開発に携わる大地主であり、製薬業でありながら多方面に経営の手を伸ばし、市内の中央病院やみーくんと圭が籠城していたショッピングモールなど、街の大型施設の大半はこの企業の傘下となっていると思われる。
めぐねぇが持っていた職員用の緊急避難マニュアルの連絡項目にて初めて名前が登場し、その後作中で巻き起こったゾンビパンデミックを最初から想定していたこと、その対応策として自らが出資した巡ヶ丘高校を始めとする複数の学校施設に通常以上に災害時の設備を充実させ、更に地下に専用の避難区画を作らせる・試作実験用の治療薬を用意するなどの周到な準備を行っていたことが判明した。
避難マニュアルにはパンデミックの原因であるゾンビウイルスについて生物兵器として事細かに書かれており、更に避難区画にはそれに対する抗体の実験薬も製造して用意していたことから、現時点では学園生活部の面々からは「何か深い関わりがあるかも」という意見に留まっているものの
読者からはほぼ確実にパンデミックを起こした全ての元凶であると目されているのが現状である。
ただし、ウイルスが巡ヶ丘市に蔓延した直接の経緯は依然不明であり、それが何かの目的の為に人為的に散布された物なのか、研究中に何らかの不慮の事故で流出したのかは謎となっている。
アニメ版では5話のショッピングモールにて開催されていたイベントのチラシに主催として名前のみ登場しその後最終話にて原作と同じく聖イシドロス大学との「進学」と「就職」の二択として候補となった。
明確にいつの時代から巡ヶ丘市に関わってきているのか作中での表示は無いものの、原作コミック1巻巻末資料に記録されている年表では(本作の物語が平成何年かは不明だが原作連載時期とほぼ同一と仮定すると)今からおよそ40年ほど前の1968年、現在の巡ヶ丘という市名に変わる以前の「男土市」と呼ばれていた時代、1年で市民の全人口が半減するという謎の大災害『男土の夜』が発生している。
この3年後に激減した人口を復活させるための大規模な都市開発計画が始まっており、そこから僅か16年後の1984年には元々の男土市の人口を上回るまでの異様な回復をした。
この初期の都市開発計画の発案自体がランダル・コーポレーションだとすれば、その直前に起こった『男土の夜』にも関わっているのではないかと推測する声も多い。
ランダル・コーポレーション巡ヶ丘支社
巡ヶ丘市内に存在する支社。地図から見るとそれなりの距離があるものの、巡ヶ丘高校からは車を使用すれば辿り着ける程度に近い場所にあり、学園生活部が高校を『卒業』する際は下記の大学への「進学」か此方への「就職」かの二択となった。
(実際には他の生存者が避難している可能性のある大学を新たな避難先にするか、パンデミック事件と繋がりのあるランダルへ情報を探しに行くかの二択)
私立巡ヶ丘学院高校
学園生活部が拠点とし、物語の大元の舞台となった学校。ランダルの多額の出資により設備が異常なまでに施されており、職員にのみ配られる緊急避難マニュアル、地下避難区画などの非常事態への備えも充実されていた。
しかし、避難マニュアルでは避難区画に籠城する人数は最大でも15人程度を想定しており、マニュアルの概要でもあくまで教職員、関係者のみを対象にし、学校にいる生徒はほぼ見殺し同然にする様にも受け取れる記述までされている。
さらにはその立場上、ランダルとの関係を持っていた可能性の高い校長もまたコミック1巻巻末資料の学園案内にてパンデミックによる世界荒廃を予測しているとも取れる言葉を残している。
聖イシドロス大学
避難マニュアルに記されていたもう一つの学校施設。高校を『卒業』した学園生活部は、新しい生活と新たな生存者の可能性を信じ此方への「進学」を決意した。
こちらにも巡ヶ丘高校と同じくソーラーパネルによる発電、浄水施設による水源確保、そして地下避難区画が存在し、大まかに巡ヶ丘高校と同じ避難施設として想定されていたと思われる。
駐屯地・航空基地
自衛隊など軍関係とも関連を持っているらしく、航空基地と思われる場所では定期的に巡回し物品を回収しており、その中にはゆきたちが風船で飛ばしたSOSの手紙も入っていた。
これを発見した(恐らく)自衛隊隊員の一人が独断でヘリを飛ばし巡ヶ丘高校へと向かうのだが・・・
スプラッターハウス バイオハザード メタルギアサヴァイヴ アンブレラ・・・ゾンビで製薬会社と言えば第一に思い浮かべられるのではないだろうか。
ヨロシサン製薬・・・欺瞞に満ちた製薬会社つながり。また、少数ながらゾンビも製造していた。
ユグドラシル・コーポレーション・・・同じくニトロプラスが関わった作品に登場し、表向きは多方面で活躍し、街の発展に協力した医療機関を装うが、裏で陰謀を張り巡らせていたなど共通点が多い。また、ゾンビとインベスの立ち位置がよく似ているという共通点がある。
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無事に、ランダルコーポレーションに侵入した。学園生活部達は、部屋の明かりを付けると壁にたくさんの数式が書かれており、結論として「NO FUTURE!!」という文字を発見する。しかし、ランダル社の人間はこのパンデミックを画策したわけではなく、事故が起こり対応できないまま死んでいったと・・・。全ての社員とは限らないが、多くの社員がこんな境遇だったのかも知れない。
それは、正しく絶望そのものだった。
それは、学園内の水であった。
巡ヶ丘(男土)の土地にはもともと土着の菌が存在した。その菌は、普段はその地区一帯の生活用水の水源となっている那酒沼(なざけぬま)の水によって無害な状態であるが、ひとたび沼から出ると凶悪な病原体と化す。ランダル・コーポレーションはその菌に着目し、生物兵器"Ω"として軍事利用する研究を進めていたのだろう。
1968年"男土の夜"では、市民の半数を犠牲にしながら、空爆による細菌の加熱消毒を行った。
すでに"Ω"が世界中に広がってしまった現代において、ランダル・コーポレーションは、1968年の事件と同様に核ミサイルの投下による感染源の消毒を計画する。その計画を実行するか否かで組織内でも派閥争いがあったが、ゆきの通信をきっかけにし、核ミサイル投下二日前にして計画は中止となった。