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ヨロシサン製薬

よろしさんせいやく

小説『ニンジャスレイヤー』に登場する架空の企業。「ビョウキ、トシヨリ、ヨロシサン」
目次 [非表示]

◆忍◆ 組織名鑑#4 【ヨロシサン製薬】 ◆殺◆

創業は江戸37年。日本政府を裏から操る暗黒メガコーポの一つ。

キャッチコピーは「ビョウキ、トシヨリ、ヨロシサン」。

バリキドリンク等、用法用量を守らず服用すると麻薬効果のある製品を一般流通させている。

近年ではクローン兵器の生産も開始。

―ニンジャスレイヤー組織名鑑より


「進歩を。そして、いつでもヨロシサン」

                  ――ヨロシサン製薬役員 キュア


ヨロシサン製薬とは、小説『ニンジャスレイヤー』に登場する架空の企業である。


概要編集

暗黒メガコーポの一つであり、オムラ・インダストリと並んでその代表格に挙げられる。

(作中の年表における)江戸時代初期から続く非常に歴史ある老舗企業であり、化学や生物工学の分野に特化している。表向きには薬や栄養剤等を安価で提供し、国内一のシェアを誇る製薬会社として認知されている。


しかし、多くの製品に微量の麻薬成分が混入されており、容量を守らずに多用すると中毒となってしまう。もちろん中毒者はヨロシサンの素敵な金ヅルである。市井に流通している代表的なドリンク類も過剰摂取すれば中毒症状を起こす、いわば合法ドラッグと言って差し支えない代物となっている。


「何で薬物がこんなに簡単に手に入るんだよこの国は!」


裏ではインフルエンザ抗体を開発すると同時にインフルエンザウィルスを開発し流行させるなどのマッチポンプ的な商法も行われている。さらにその深い暗部にいたれば、ドラッグクローンヤクザ、そしてバイオニンジャを裏社会向けに提供している。その所業は作中で明らかになっているだけでも

など、現実的にヤバイ物から正気を疑うような冒涜的な物まで様々。

横のつながりが薄いのか、各々の計画の統括者は高い独立性を持って活動しており、それが高い機密性の保持に貢献している一方で連携に致命的欠陥を抱えている。


なお、作中に登場する暗黒メガコーポの例に漏れず、

と、一般社員・研究員が作中で酷い目に遭うのはもはやお約束である。

また、フォレスト・サワタリ率いるサヴァイヴァー・ドージョーの出奔や、実験中であったバイオニンジャ等の暴走による施設放棄、無法ニンジャの巣窟化など、やたらとその手の事故に縁がある会社でもある。

しかし第一部、第二部の激戦と勢力地図の変動を巧みな企業活動で潜り抜け、暴走バイオニンジャ対策としてもサブジュゲイターを生み出していたりと、したたかに活動を続けている。また、第三部時点において、ヨロシサン製薬の中枢メンバーはいまだ闇に包まれたままである。ステレオタイプな『悪の企業』と思いきや、その闇は意外にも深いようだ。


系列会社にサイバネ兵器関連のヨロシ・バイオサイバネティカが存在する。こちらのCEO社長のこと)はキュア=サンが担当している。

リー・アラキもかつてはヨロシサン製薬の所属であったが、現在は「イモータル・ニンジャ・ワークショップ(INW)」として独自に動いている。


代表的な製品編集

バリキドリンク編集

ドリンク商品の代表格(メイン画像)。飲用すると興奮作用、覚醒作用がある。この為、多くの労働者に愛飲されている。つまり、例えるなら24時間戦えますか的な?


容量を越えて服用すると作用が上昇する代わりに中毒となり麻薬に似た効果を発揮する。集団で多量にバリキドリンクを飲むジャンキー・ヨタモノめいた労働者の集会、「バリキナイト」という習慣もあるらしい。

テキーラで割って飲むと美味という者もいる。


ザゼン・ドリンク編集

飲用者の精神を平静にし、瞑想に適した状態にする効果がある。我らがニンジャスレイヤーは、飲み物としてはこのザゼン・ドリンクを好むらしい(もちろん、容量は守って服用している)。


容量を守らずにオーバードーズすると、タイピング能力を常人の限界を超えて強化できる。このため、ハッカーが困難な仕事をする最後の手段となるのが、この死を覚悟したザゼン・ドリンクの乱用である。


ズバリ・アドレナリン編集

注射で用いる薬物。痛覚の鈍化といった効用があり、気付け薬にも使える。負傷したニンジャが戦闘続行の為の応急処置として用いることが多い。粉末製品や、ガムに混入したズバリ・ガムもある。なお、なお偶然同じ名前の薬剤がリアルに市販されていて紛らわしい為、物理書籍以来「ZBR」(ズバリと読む)と表記するようになった。


長期的に大量に摂取すれば、お約束通り中毒になり、切れることで思考の減退や頭痛を覚えるようになる。また頭髪が白髪になる副作用もある。探偵のガンドーは重度のZBR中毒者。


ユタンポ編集

つまりは湯たんぽ。たぶん無害である。ヨロシサン製薬はこういったドラッグストアに並ぶ日用品も多く生産しているらしい。表の顔は実際無害な巨大企業であり、ただの裏社会の麻薬業者だと勘違いしてはいけないのだ。


クローンヤクザ編集

「大変お世話になっております。クローンヤクザも弊社の製品でございます。」

「今クローンヤクザが売れています」

詳細はクローンヤクザを参照な。


バイオニンジャ編集

もちろんバイオニンジャもヨロシサンの製品の一つである。バイオ技術を活用して人工的にニンジャを生成し、兵器や戦闘員として裏社会に販売しているようだ。その一部は脱走してサヴァイヴァー・ドージョーを結成し、本社の追撃と戦い続けている。


関連タグ編集


社員名簿編集

CEO編集

  • 詳細不明

役員、管理職編集

研究者、研究員編集

所属一般ニンジャ編集




以下、第三部終盤ネタバレ
























キュアの後任たるヨロシサン製薬本社役員兼アマクダリ幹部として現れたニンジャトランスペアレントクィリンは、カスミガセキ・ジグラットにおける新生ザイバツとの決戦に敗れ、本社に帰還する。


そこで彼が「本社代表取締役会」と呼んだのは、白亜の巨大な泉に湛えられた緑色の液体。何故取締役会がこんな姿になっているのかは不明だが、漬かることで回復効果を得て取締役会の意思との交信をすることができるらしい。つまり、トランスペアレントクィリンこそがこの時点でのヨロシサン製薬本社CEOであったのだ。


しかしサブジュゲイターが、取締役会に浸かっているトランスペアレントクィリンを丸ごと煮沸して始末。サブジュゲイターが新たなCEOになるが、直後にネオサイタマ警察に逮捕された。


以下第4部














逮捕されたサブジュゲイターだが、国家崩壊の際に本社ごと海外へ逃亡。第4部の時代では「ヨロシ・サトル」ことサブジュゲイターがCEOとなり、北アメリカ大陸のヨロシティに本社を構えている。旧ヨロシサンの計画からは足を洗い、暗黒メガコーポ群の調整役的な立ち回りをしているようである。



さらに未来

















「デイ・オブ・ザ・ロブスター3」ではニンジャスレイヤーが西暦4643年にタイムスリップ。その世界はヨロシサンに支配され、ロブスターがCEOになっていた。

一応は与太話的扱いを受けているが、公式の年表にもなぜか入っている。

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