本記事の閲覧にあたって
解説内容については、実写版作品上の設定とは異なります。本記事の情報ではアニメ版に準じています。
実写版の設定の情報提供をどうか、よろしくお願いいたします。
概要
「まんがタイムきららフォワード」に連載中の漫画、およびそれを原作とするテレビアニメがっこうぐらし!(実写版含む)に登場する部活。巡ヶ丘学院高校の生徒会室を勝手に使っている。
学園の施設を借りて学園で食事を作り学園で寝泊りする「部活」であり「日常」である。
原作では当初は高3のゆき・くるみ・りーさんと顧問のめぐねえの4人だけで生活していたが、後に高2の後輩であるみーくんが加入。
「進学」か「就職」かを思い悩む年頃。授業を受けながら「肝試し」や「遠足」、「運動会」や「文化祭」、そして「避難訓練」を学園行事の「日常」を行ったりする。
構成員
メンバー | 解説 |
---|---|
丈槍由紀/ゆき | 皆の前では笑顔なムードメーカー。 |
恵飛須沢胡桃/くるみ | シャベルでの「汚れ仕事」を担当。 |
若狭悠里/りーさん | 部長。家計簿と食事当番を担当。 |
直樹美紀/みーくん | クールな頭脳派後輩。原作では途中からの入部。 |
佐倉慈/めぐねえ | 顧問。影が薄いけど部のみんながだいすき。 |
太郎丸 | ペットの子犬。アニメ版で出番増加。 |
学園生活部心得
- 第一条 学園生活部とは、学園での合宿生活によって、授業だけでは触れられない学園の様々な部署に親しむとともに、自主独立の精神を育み皆の模範となるべし
- 第二条 学園生活部は施設を借りるにあたり必ずその恩に報いるべし
- 第三条 夜間の行動は単独を慎み常に複数で連帯すべし
- 第四条 部員はいついかなる時も互いに助けあい支えあい楽しい学園生活を送るべし
- 第五条 部員は折々の学園の行事を大切にすべし
主な学園生活部内のカップリング
「丈槍由紀(ゆき)」と「直樹美紀(みーくん)」のカップリング。
「若狭悠里(りーさん)」と「恵飛須沢胡桃(くるみ)」のカップリング。
「恵飛須沢胡桃(くるみ)」と「直樹美紀(みーくん)」」のカップリング。
「丈槍由紀(ゆき)」と「恵飛須沢胡桃(くるみ)」のカップリング。
「佐倉慈(めぐねえ)」と「丈槍由紀(ゆき)」のカップリング。
「若狭悠里(りーさん)」と「佐倉慈(めぐねえ)」のカップリング。
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以下、ネタバレ注意。
ネタバレ概要
ゾンビパンデミックが起きた後の生存者であるゆき・くるみ・りーさん・めぐねえが、学校での籠城がある程度落ち着いた後にりーさんが授業をする事を提案したと共に設立された。
「学校に閉じ込められているのではない。学校で暮らしているのだ」と思い込むため、「ゾンビが闊歩する状況で自衛しつつ日常を送ろうとするため」のある種の現実逃避のための部である。
例えばゆきは「ムードメーカー」だが、幼児退行した彼女の世話をすることに依存する事で精神の均衡を保っている。くるみの「汚れ仕事」は文字通り闊歩するゾンビを介錯する汚れ仕事である。
巡ヶ丘高校は有事の際の避難場所として設備が異様に整っており、ただ生活するにはあまり苦にならない。
肝試しや遠足も、実際は購買部なりショッピングモールなりへの物資調達を学校行事風に言い換えてるだけである。また、原作では遠足の目的の一つに「困っている人を探そう」というのが言及されており、これも生存者救助の言い換えである。
この逃避は最後まで徹底している。校舎にヘリが墜落して大惨事になった時の避難も、あくまで「避難訓練」であり、校舎のライフラインが破壊されて脱出を選んだ時も「卒業」と言い換えていた。
結果的に「緊急事態を学校行事の日常と思いこむ事」は彼女達の精神均衡に大いに役立っているものの、結局のところ相互依存であり逃避であることは間違いないため、めぐねえはこのままでいいのかと部員たちの行く先を案じていた。
「学園生活部心得」は、学校暮らしを正当化するための言い訳であり、「緊急事態を学校行事の日常と思いこむ」ための言い訳でもあるが、「心得」にさりげなく単独行動を咎める条文を入れるなど、部員(主にゆき)の危険な行動を未然に防ぐ意味合いもある。
めぐねえがゾンビに噛まれて感染した後、ゆきの妄想めぐねえとゆき・りーさん・くるみだけで回していた。その後ショッピングモールへの「遠足」でみーくんと合流して彼女を「入部」させている。
新しくみーくんが入部することで、悪い意味で安定していた人間関係は(多少のトラブルを経て)良い方向へと変わっていく事になる。
アニメでは1話の時系列が「遠足」の後らしく1話からみーくんが学園生活部の仲間として登場している。またアニメでは太郎丸がマスコットとして出番が増えている。