概要
日本語CV:浦山迅
英語CV:
『バイオハザード RE:3』で初登場。
表向きにはラクーンシティ市内にある『スペンサー記念病院』に勤務する医師だが、その本当の顔はアンブレラの研究員であり、アンブレラの指示でT-ウイルスのワクチンの開発を行なっている。
救援を要請する際にも、上から目線な物言いで高圧的に話したり、職場の看護師を「患者のクソを始末するのが仕事」と言い放ち、看護師の中にはパワハラで訴えようと企てていた者もいるなど、非常に傲慢な性格である事が窺える。
※以下ネタバレ
アンブレラの機密を知っており、人物的にも善良とは言い難い性格のバードだったが、彼にも良心はあったのか、或いは万が一の時に自身の免責を図るためなのか、アンブレラの告発の準備を行っていたようで、街を襲っているゾンビの正体やアンブレラの実情を暴露した映像を作成していた。
ラクーンシティの病院の研究所でワクチンの開発に成功して備蓄まで完了していたが、その時点で街全体がT-ウイルスの流出で崩壊しており、トカゲの尻尾切りという形でアンブレラの上層部が証拠隠滅のために自分を抹殺しようとしていたのである。
その後、アンブレラとクリーチャーの両方に命を狙われて病院研究室で身を隠しながら、通信でS.T.A.R.S.やカルロス達に救援を求めていた。しかし、カルロスがやって来た時には既に頭を撃たれて死亡していた。バードの死体を調査したジルはその死因がニコライに殺されたと推測する。
開発したばかりのワクチンのおかげでジルは助かり、タイレルがワクチンを条件にミサイル攻撃を中止するよう合衆国政府と交渉したのだが、最終的に追跡者やニコライといったアンブレラの差し金達の妨害で交渉用のワクチンを失ってしまい、結局ラクーンシティがミサイル攻撃で壊滅するという皮肉な結末を迎えてしまった。
更に皮肉だったのはバードやラクーンシティを切り捨てたアンブレラもまたトカゲの尻尾切りで合衆国政府からラクーンシティ崩壊の全責任を押し付けられて破滅したという末路であろう。
余談
小説版のトレントや、実写映画版のチャールズ・アシュフォードもバード博士と同様にアンブレラの人間でありながらも主人公の協力者になった人物である。
ただ、彼らとは違い、バードの場合は半ばなし崩し的に主人公達の助けになったと表現した方が正しいかもしれない。
関連タグ
フレデリック・ダウニング…ラクーンシティ崩壊から7年後にT-ウイルスのワクチンの普及を実現させた人物。