運命のラクーンシティ
うんめいのらくーんしてぃ
ゲーム『バイオハザード』シリーズの外伝の1つ。
文化放送・ラジオ大阪で放送されたラジオドラマの第2弾で、後にCD化された。
タイトル通り、ラクーンシティが舞台であり、T-ウイルスの流出で災害が起きた直後の物語である。全3巻。
登場人物は主に青二プロダクション所属の声優が声を担当している。
時系列が1と2の間（空白の2カ月）で『バイオハザード アウトブレイク』と同じく市民達が主役である。
ただし『アウトブレイク』と違い、本作の主役たる市民達はいわゆる主人公補正が皆無の、本当に無力な「ただの一般人」でしかない。
そのため、いずれの話も登場人物の大半が悲惨な最期を遂げる展開のオンパレードであるため、苦手な人は要注意。
Vol.1
- ジェーン/声：笠原留美
Vol.1における主人公。
ハンバーガーショップで働く女子高生。
- ジム/声：野島健児
ジェーンのボーイフレンド。
- ニック/声：坂口哲夫
ジェーンの父。とある理由で日頃からだらしないアルコール中毒の飲んだくれとなっている。
- アニタ/声：関根明子
ジェーンの母。1か月前に娘とラクーンフォレストでハイキングに出かけた後に行方不明となっている。
- ノーマン/声：阪脩
ジェーンの家の近所に住む隣人。
Vol.2
Vol.2における主人公。
ラクーンシティ病院に勤務している女医である。詳細はリンク先参照
- エド・サンダース/声：松野太紀
リンダの恋人であるプログラマー。
- ローズ・ホワイト/声：三田ゆう子
ラクーンシティ病院に通院している老女。
子供好きで同じ病院にいるボビーを孫のように可愛がっている。
実は元ピアニストで一児の母であるが、若い頃にピアニストとしての活動を優先していたせいで息子からは絶縁されて現在は音信不通となっている。
- ボビー・デュバル/声：前田このみ
ラクーンシティ病院で生活している孤児の少年。
腕白な性格でローズになついてるが、通院する前は母親の愛人に虐待を受けていた上に施設に保護された際には母親からも見捨てられる等、悲惨な人生を送っていたとの事である。
Vol.3
- ジョージ/声：私市淳
Vol.3における主人公。
ストリートチルドレンの青年で弟やガールフレンドと一緒にラクーンシティの片隅で暮らしているが、事件が起こる前は人々から疎外されて時には街の警官達に暴力を振るわれる等の不幸な人生を送っていた模様。
- ケン/声：野田順子
ジョージの弟。
性格がやさぐれたトラブルメーカーで、作中では兄や仲間の足を引っ張っていた。
- トム/声：桑島法子
年少のストリートチルドレン。
- ナンシー/声：豊嶋真千子
トムと行動を共にしているストリートチルドレンの少女。
交通事故で両親を亡くして弟と共に孤児となり、引き取り先の親戚との生活がうまくいかずに家を飛び出した末に忍び込んだ農家で弟が家人に撃たれて死亡して現在に至る。
- サリー/声：鈴木真仁
ジョージのガールフレンド。
ストリートチルドレンという理由で街の人々から迫害される生活を送っているせいで性格が荒んでおり、作中でジョージの仲間に加わったナンシーに対しては疑心暗鬼で嫉妬心を剥き出しにする場面もあった。
ラクーンシティ かゆいうま ゾンビ(バイオハザード) アンブレラ T-ウイルス
ドラマCD バッドエンド どうあがいても絶望 どうせみんないなくなる
Biohazard_4D-Executer：同じような結末を迎えたバイオハザードシリーズの作品。
クランシー・ジャービス、イングリド：本編においてそれぞれ今作の登場人物達と似た悲劇に見舞われた不幸な被害者達。
オペレーションラクーンシティ、ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ：「ラクーンシティ」を冠した作品繋がり。
