概要
プレイステーション初の王道ファンタジーRPGであり、株式会社キャメロットのデビュー作でもある。
キャラクターデザインには漫画家の柴田亜美を起用。
APS (アクティブ・プレイング・システム)
戦闘中、特定のタイミングでボタンを連打する事により様々な効果を得ることができる。
使用するボタンは、〇、✕、△、□のいずれかで、さらに方向キーを入れることでさらなる効果や、2つ同時に効果を得ることができる。
また、ボタンは1つだけを押す必要はなく、□✕□✕といったように交互に押しても効果を発揮できる。
APSが成功した場合は効果音が鳴り、APSが2個同時に発生した場合は2倍の音量で音が鳴る。うるさい。
具体的な効果は以下の通り。
攻撃時 (方向キーを左、または右で確率アップ)
- クリティカルヒットの発生
- スーパークリティカルの発生 (キャラが突撃してジャンプする)
- 2回攻撃の発生
防御時 (方向キーを上で確率アップ)
- 敵の攻撃をガード
- 反撃
- グロッキーになったときにVPが1残る
グロッキーからの復帰時
- VPが全快
- LPの消費が増えるが、消費した分VPが回復 (LPの消費が6なら60%、消費が9なら90%で復帰)
スーパークリティカルは、右キーを押しながらAPSが発動したときにしか起こらない。
また、左キーを押しながらAPSを発動し、2回攻撃が発生した場合はキャラが青いオーラを纏った状態で攻撃する。
連打のタイミングは、キャラの点滅が始まる約1秒前からするのが良い。方向キーはAPSをする前から入力していると認識されないので注意。
連射パッド等を使用した場合は効果が得られないと言われているが、実は早すぎなければ普通に使えてしまう。さらに、連打した数によってもこのAPSの発動率が変わる。手癖を活用したシステムのはずなのに、意図的に早く連打しないと高い効果が得られないのはいかがなものか。
戦闘中ほとんど連打していないといけないため腕やコントローラーへの負担が大きく、このシステムのために毎回キャラが点滅するのでゲームテンポが非常に悪い。
ユーザーからも非常に評判が悪く、このゲームの評価を下げる要因となってしまった。
余談だが、連打しながら歩くとエンカウント率が下がるという話をたまに見かける。
実はこの話の出所が攻略本なのだが、これは完全にガセ情報なので騙されないように。
「小数点以下の確率で盗める」並みに悪質。
プレイヤーキャラクター
フィン
主人公であり、マリオン国騎士団長ケビンズの息子。
王族の血を引いており、エドワードとは血縁関係にある。
アニー
元マリオン国騎士団長ガラハッドの娘で、フィンの幼なじみ。
回復魔法の能力に目覚めた少女。
カナーンの洞窟で「黒騎士」を倒してしまうとベルーシの最期を看取り、シュタットへの復讐に誓う。
ベルーシ
アニーの兄で、マリオン国の騎士。
敵に捕らえられ、洗脳されて黒騎士としてフィン達の前に立ちはだかる。
攻撃せずに数ターン経過すると洗脳が解け、フィン達の仲間になる。
しかし、倒してしまうとアニーの腕の中で死ぬ。
サムソン
エドワードの護衛役で、大陸一の怪力を誇る戦士。
呪いをかけられ、長期間苦しめられるが、最終的には克服する。
エドワード
マリオン国の王子。
病弱だが、優れた攻撃魔法の才能を持っている。
ドミノ
世界の財宝を求めて航海の旅を続ける海賊。
トント
シモンの村出身の召喚魔法の使い手。
イタズラが原因で変な姿になっているが、本来はシャーマン族の子供。
ローレライ
バルバロス国の姫で、幼い頃から武術を学んでいる。
フィンに好意を抱いているようだ。
敵キャラクター
バンドール王
バンドール国の国王で、魔族の力を利用して世界征服を企む冷酷な性格の持ち主。
シュタット
バンドール国の軍師で、魔族に憑依されてしまった元神官。
最終的にはフィン達と戦い、敗北する。
ラムウ
シュタット直属の3将軍の1人で、強大な魔力を持つ呪術師。
フィン達と戦い、最終的には死亡する。
ヨーン
シュタット直属の3将軍の1人で、異様な外見を持つキャラクター。
フィンを騙すなど卑劣な手段を使う。
関連項目
『ワイルドアームズ』
『レトロゲーム』
『黄金の太陽』