概要
メディアビジョンが開発し、ソニー・コンピュータエンタテインメントが1994年12月3日に発売したアクションRPG。
プレイステーションのローンチタイトルであり、メディアビジョンにとってもSCEIにとってもデビュー作となるゲーム(但し、ソニーグループはこれ以前にもゲームを発売したことはある)。
ここまひ氏が月刊少年キャプテンで連載していたSF漫画「超光世紀スター・クラッカーズ」が原作である(この作品は単行本化されていない)。
高画質のエンディングムービーは動画再生を最大かつ唯一の売りにしていたPC-FXと同等の動画再生能力を存分に見せつけ、これを見たハドソン関係者は「あれ、PC-FXもう終わったじゃん」だったという。
ゲームの進行
銀河連邦警察でも取り締まりきれない宇宙海賊などの犯罪者に対処するためにバウンティーハンター制度が制定され、宇宙船を持つ民間人が賞金稼ぎとして宇宙犯罪者に立ち向かっているSF風世界が舞台。しかし、賞金稼ぎ達は下手な悪人よりも破壊行為を行う荒くれ揃いであり、人々は皮肉を込めて賞金稼ぎをクライムクラッカーズと呼んでいる。
宇宙船ピンクドルフィンに乗り込む3人のクライムクラッカーズが主人公であり、ダンジョンを探索しながら敵などの障害物を排除し、ボスの打倒を目指す。
施設一つが1面となっており、クリアごとに物語が進行していく。
続編等
1997年11月に続編であるクライムクラッカーズ2が発売された。開発元は前作から引き続きメディアビジョン。前作とは違い、声優によるボイス収録なども実装されている。
パチンコゲームのヴィクトリーゾーン2では、このゲームをモチーフにしたオリジナルパチンコ台『クライムクラッカーズGP』が収録されている。
2007年10月より本作はゲームアーカイブスで配信されている。