概要
エターナルメロディとは、メディアワークスより発売された恋愛シミュレーションゲーム。
ファンによる通称は「エタメロ」。
最初にセガサターン、その次にプレイステーション版が出た。大まかな内容は同じだが、OPムービー等、細かな違いがある。
恋愛シミュレーションではあるが、そのゲームシステムからは他の仲間達との友情も描かれる所があり、この流れは「悠久幻想曲」で色濃くなる。
今も根強いファンがいるが、なにぶん発売当時はWindowsが95だった大昔。
当時の二次創作イラストは各作者個人のサイトにアップロードされたが、作者のジャンル変えなどにより消滅していることが圧倒的に多い。当時にpixivがあったならと惜しむファンは少なくない。
システム
- 各キャラには初期能力値とは別に、各能力の得意度(筋力~魅力の6つに分けられた●っぽいもの。●~光る○まである)があり、各トレーニングの成功率に影響する。これは終始変動する事無く、不得意分野をどんなにトレーニングしても得意にはならない。
- ちなみに、どんなに得意であっても失敗する時は有り、逆に最も不得意であってもトレーニング費用をかければそれなりに成功する。
- 旅程の拠点(村、町、街、大都など)を出発する際に、次の拠点へ移動する間のトレーニングのスケジュールを立てる。同じスケジュールに複数のキャラクターを割り振る事もできる。
- 出発し、トレーニングを実行して能力を上げる(所持金を消費)。トレーニングの成功/失敗により「自信」と同スケジュールのキャラクターへの「好感度」が増減し、主人公と別スケジュールのキャラクターから同スケジュールのキャラクターへの「嫉妬度」が増える(主人公と同スケジュールなら嫉妬度が減る)。
- 自信が変化し過ぎると「自信過剰」「自信喪失」「ケンカ」になる。特に「ケンカ」は、放置すると好感度が急激に下がるので危険。
- 拠点に着いたら、アルバイトするか(主人公だけか、もう一人だけ連れて。ライバル乱入の恐れあり)、誰かと遊びに行くか、「自信過剰/喪失」「ケンカ」状態のキャラクター一人を説得する。何もしない事もできる。
- 誰かと遊びに行く際、特定の場所ではお出かけイベントが発生するのだが、この場所が一緒に遊びに行くキャラがあまり好きでは無い場所で発生するイベントもあるので中々に厄介。普段は無反応な場所でもイベントが発生すれば、好感度はきっちりと上がる。おでかけイベント自体は一度きり。
- 特定の日、スケジュール、アルバイトでイベントが発生する。好感度や以前のイベントの成否も条件に絡む場合あり。仲間達のEDにも影響する。
- 特定地点までたどり着くと、魔宝(メインイベント)に絡むイベントが発生する。
- ラストダンジョンで先着すると(できないとバッドエンド)主人公への好感度、イベントのクリア状況、魔宝の取得数などにより、主人公の目的達成とキャラクターエンドが決定する。
- 主人公への好感度はペアでトレーニングをした期間も含まれる。好感度が最高状態のキャラが複数いた場合、このトレーニング期間が多いキャラが優先される。
ゲームバランス
大まかな流れは「ウィザーズハーモニー」や「悠久幻想曲」と似ているが、「エタメロ」の方が難易度が高め。
特に、各キャラ得意分野でバラバラにトレーニングし、主人公とED向かえたいキャラのペアばかりで進めているとケンカが発生しやすく、数少ない拠点での行動をケンカの仲裁に負われる羽目になる。
これを防ぐため、長期間のトレーニングでは主人公も含めて全員で同じスケジュールをこなす必要がある(トレーニング内容の不得意なキャラが失敗ばかりしても、パーティー内での好感度は主人公がいる限りそれほど問題では無く、ケンカになるよりは全然良い)
EDを向かえたい特定のキャラとのトレーニングは、短期間を利用して絆を深めていくと良い。
登場人物
主人公
現実世界の青年(男性)。工事現場から落下した鉄骨が当たる直前で意識が途切れ、目を開けるとそこは異世界だった。5つの魔宝を手に入れ、暁の女神に元の世界へ帰還する願いをするため、集めた仲間とともに冒険に出る。
なぜか、身体が少し触れただけで相手のスリーサイズを(男同士ですら)検知する能力がある。
能力の得意分野調整(キャラメイク)に関しては、主人公の設定にこだわりが無い限りはフルフラットを推奨。最終的に全能力を極めやすく、トレーニングの育成もクセが無い
メインキャラクター
楊雲(ヤンユン)
人間の少数民族「影の民」の女性。内向的で口数も少ない。それなりに器用で信仰能力が得意。
考古学に造詣の深い研究家。趣味に関しては周りが見えなくなる。器用であり教養が高い。
弟達を世話してきたおねーさん。頼りになるタイプ。筋力は大得意で素早いが意外と不器用
牙人族の陽気な少女。食べる事が好きで、手も器用。物理系はピカイチだが魔法分野は壊滅的。仲間にすると心強い分、ライバルに回ると厄介。
紅若葉(くれないわかば)
おっとりした天然お嬢様。極度の方向音痴。不器用だが信仰が高く魅力もやや得意。
ボーイッシュな盗賊少女。生い立ちのためか、割と感覚がすれている。器用さは大得意で戦闘ではクリティカルも多い。シビアな性格であり得意なアルバイトもユニークなものがある。ライバルチームにいると強い印象。アルザと同チームにいると序盤は特に苦しめられる。
内気で人間不信な少女。家庭的だが被害妄想が強く、なかなか心を開かない。平均的な能力で極端に不得意なものは無く、魅力と教養が得意。
うさみみ種族フォーウッドの女の子。純真でやきもち焼き。とても素早く信仰も得意だが、力は無く少し不器用。
清楚な感じの女性で、見かけによらず力が強い。赤い瞳と尖った犬歯を持つのだが……。筋力もあるが魅力が一番得意。但し全仲間の中で一番足が遅い
(ペプシマン似の)魔王復活をもくろむ、ライバル気取りの魔族。同族内でも肩身が狭い。仲間の育成は長所を伸ばし短所を補強と計画的。本人は物理主体に満遍なく強化。意外とロッカー。
小国のお姫様。やんちゃでわがままだが、アイリスの言う事はちゃんと聞く。甘えん坊で寂しんぼう。仲間の育成は自由気まま。長所だけ上げ過ぎる事も…。本人強化も自由にしているが魔法系に寄る。
レミットの侍女。控え目だが意思は強い。なお、戦闘には参加せずレミットとセット扱い。
サブキャラクター
異世界でのナビゲーター役の妖精。おしゃべりで毒舌。
謎の吟遊詩人(ポロロン♪)。リュートの音色とともに出没し、主人公だけでなくカイルとレミットにまで情報を流す。普段は飄々としているが写真を撮る時は緊張する。
キャラットと同じ集落のフォーウッドの女の子。キャラットの妹分。イベントの結末次第ではレミットとおねえちゃんと呼ぶ
- 美月(メイユェン)
影の民で、楊雲の幼馴染。
- 暁の女神
遺跡と化した都市の上空に浮かぶ島で会える女神。魔宝の大半を入手し、好感度が高い仲間がいて、なおかつラストダンジョンで先着できた場合でないと、主人公は元の世界に帰れない。
関連動画
関連タグ
エタメロ(略称・表記ゆれ)