電撃プレイステーション
でんげきぷれいすてーしょん
ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)の家庭用ゲーム機であるプレイステーション各種、PSPの専門誌。
ゲーム雑誌としての発行部数は「ファミ通」(エンターブレイン)に次ぐ第2位。
一般的な略称は「電プレ」だが、本誌では「DPS」が主に用いられる(これは創刊当時SCEが「プレステ」の略呼称を認めなかったため)。
1994年12月16日、「電撃PCエンジン」(現:電撃G'sマガジン→LoveLive!Days)の増刊として発刊。95年の6月発売の8月号(Vol.5)で独立刊行となり、この号が通巻上の起点となる。
96年7月から毎月第2・4金曜日の隔週刊発売で、2010年7月発売号で紙面のリニューアルとロゴの変更を行い発売日も金曜日から木曜日に変更、2018年7月に月刊発行に戻った後2020年3月28日発売の5月号(Vol.686)を以って休刊となった。
発売当初まったく注目されていなかった『高機動幻想ガンパレード・マーチ』を独自にクローズアップし、存在を世に広めた功績は特に大きい。
また、『ジェネレーションオブカオス』とのタイアップ企画で、本誌専属イラストレーターおよび読者公募のキャラクターがゲーム本編に登場している。
末期近辺には「電撃4コマ」「デンプレコミック」といった別冊漫画付録を付けていた。
自称「掲載ハガキ枚数ゲーム専門誌最強のスペック、ゲーム中心の何でもありな読者"様"ページ」。
独特のノリとパワーを持っており、ページ数も多い。
掲載されるとポイントが加算され、投稿者ランキングに反映される。
投稿の宛先はかなり簡略化されているため、郵便局の窓口で「本当にこの住所で届くんですか?」と局員に尋ねられてしまうことは、投稿者にとっての通過儀礼になっている。
編集スタッフは「床部」と呼ばれている(泊り込みで床に寝ていることから)。しかし、その名に反して紹介欄はページの「天井」部分である。
欄外部分では、ライターたちの思いのたけがつづられている。
ちなみに、紙面構成は創刊された90年代当時からほとんど変わっていない。
主なコーナー
Nights of Knights
誌上RPG企画。通称「ナイナイ」。
毎回出されるお題(クエスト)に対して、投稿者のオリジナルキャラクターが行動を決める。
一応中世風ファンタジーの世界観を持ってはいるが、規定の数値さえ書き込んであればキャラの設定は自由なため、掲載キャラクターはかなりのカオスな面子ぞろいである。
ロボコン0点な人
自分自身のちょっとダメな部分を吐露するコーナー。タイトル元ネタは『がんばれ!!ロボコン』だが「ロボコンって何?」と質問も送る読者も多い。
ギャルとなみだとゲームとちくび
通称「ギャルゲーなみちく」。
自らのフェティシズムを語るコーナー。
タイトル的にギャルゲー的なものが想像されるが、熱いこだわりであればその対象は自由である(特撮怪人や巨大ロボについての投稿が掲載されたりもする)。
お笑い4コマ道場
4コママンガのコーナー。
規定の枠に収まってさえいれば、特に「4コマ」である必要はない。
題材もほぼ自由。ゲームネタでなくてもよい。
ちなみに縦枠はハガキの大きさ的にかなりギリギリなため、線を引くのには少しコツがいる。
クソゲーマー万歳
クソゲーを語るコーナー。
どちらかといえば、マイナーゲームへの愛を語るコーナーである。
「クソなゲーマーである自分自身」が吐露されることもある。
PS拡張計画
ゲーム機器、および周辺事情についての改良案を出すコーナー。
奴隷の趣味
ゲーム以外の、ほんのささやかな趣味を語るコーナー。
ゲーム雑誌 電撃PlayStation 電撃プレイステーションD
専属イラストレーター
あまのしん 岩瀬さとみ 祥人 鈴城芹 高橋けんじ 戸部淑 宮須弥 六堂秀哉
誌上で特に推される作品(シリーズ)
魔界戦記ディスガイア 他、日本一ソフトウェア作品