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サモンナイトシリーズ

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さもんないとしりーず

バンダイナムコゲームス(旧:バンプレスト)から発売されたシミュレーションRPGの続編・外伝作品を含むゲームシリーズ。

概要

『サモンナイトシリーズ』とは、かつてバンダイナムコゲームス(旧:バンプレスト)から発売されていたシミュレーションRPGである。

シリーズ第一作である『サモンナイト』は2000年の1月6日に発売され、飯塚武史黒星紅白)氏によるかわいらしいイラストと豪華な声優陣、都月狩(現・都月景)による牧歌的な世界観、そして時に現実的でシビアな場面も描かれるシナリオによって人気を博した。

シリーズ作品

シミュレーションRPG

作中の時系列

「3」「1」「2」(3番外編)「4」「5」

外伝シリーズ(RPG)

また、一部作品のオリジナル小説などが発売中である。

サモンナイトU:X』では「4」から「5」の空白の300年及び狂界戦争をテーマとしている。

世界観

物語の舞台となる世界は、マナ(魔法力)に満ちた「選ばれた魂が集う楽園」リィンバウム

周囲の4つの世界を順番に輪廻する魂が、時折こちらへ入って来るという。

かつて、周囲の世界からの侵略を受けていたが、大召喚師「エルゴの王」が結界を張り、召喚術以外での外部からの侵入を防ぐようになった(が、召喚中に術者が死んで外来者が取り残されたり、結界がなかった時代の侵略者が眠っていたりもする)。

技術レベルや生活水準は現実世界の中世並みだが、召喚術の使用で向上している部分もある。

政治は封建制に近く、地方レベルの領主をまとめる盟主として「聖王国」「旧王国」「帝国」の3つの大国があり、エルゴの王の子孫を元首としている。

リィンバウムを中心に、

「機界」ロレイラル

高度な機械技術を持つが、過去に起きた戦争により荒廃し、現在はその名残である自律機械兵器などが徘徊し、わずかに生き残った人間型種族「融機人(ベイガー)」が地下に隠れ住むのみの世界。

「鬼妖界」シルターン

巫女宮司など、(主に中世や近世以前の)日本や中国に近い風土や文化を強く持ち、リィンバウム以外では唯一純粋な人間が住む世界。

「霊界」サプレス

人間たちとは違い、肉体を持たない精神体である天使悪魔幽霊などが存在する世界。

「幻獣界」メイトルパ

広大な自然に包まれ、さまざまな幻獣たちや、人と獣の特徴を併せ持つ亜人が暮らす世界。この世界にも人間がいた(亜人の先祖にあたる)が、疫病で全滅した。

この四つの世界が周囲を囲むように存在するとされる。各世界の世界の魂のようなものは「エルゴ」と呼ばれ、各世界に1つずつ存在する。「エルゴの王」はエルゴ達の協力を受けて、大規模な侵略を防止する結界を張った。

上記の他に「名も無き世界」と呼ばれる世界が存在し、その中には「ニッポン」「ステイツ」という国が存在する。言ってしまえばプレイヤーである自分たちが住む世界(に非常に近い世界)のことである。

召喚術(サモーニング)

第一作『サモンナイト』、ひいてはこのシリーズの最も特徴的でストーリーにも深くかかわる要素である。

召喚術」というのは、「サモナイト石」と呼ばれる特殊な鉱石(5色あり、各異世界に対応している)と儀式の品(ゲーム上は装備品)を用いて、外の世界のもの(生物・非生物問わず「召喚獣」と総称)の「真の名」を唱えて「誓約」を結ぶことにより自由に使役する、いわゆる魔法の類に属する術である。

誓約の儀式は召喚師にしかできないが、誓約をしたサモナイト石の召喚術は他者でも使える(ただしこの場合も個々人の能力に応じて扱える属性やランクが制限される)。

使用可能な属性は個人の属性を問わない無属性召喚術を除くと1種類か、能力の高い召喚師でも2種類がせいぜいだが、「名も無き世界」の人間の血を引く、特殊な魔剣の持ち主である、特にずば抜けた召喚師の血を引くといった理由によるもある。

召喚術の持続時間は短い(戦闘用ならほぼ一瞬)が、憑依召喚や護衛獣という形で持続させる事もある。

なお、「誓約」には(エルゴの王の召喚を除いて)強制性があり、対象の意に反した行為を行わせる事もできる。

召喚中に召喚師が死ぬと対象は元の世界に戻れなくなり、「はぐれ召喚獣」となる。

元は「送還術(パージング)」という異世界からの侵攻者を元の世界に送り返すための自衛の術であったが、その「送還術」を発展させ、逆に異世界のものを「誓約」により縛り、自由に呼び出して人間の利得のために利用する術である「召喚術」が誕生した。

「エルゴの王」が作った結界により異世界からの侵攻がほぼなくなったことで、「1」~「4」における現在では送還術の技術のほとんどは失われている。

召喚師の能力は遺伝しやすいようで、世襲される事が多いが、有能な弟子に家名を継がせる事もある。聖王国には学術的な研究者集団である「蒼の派閥」と職業として召喚術を使う「金の派閥」があり、帝国では軍が召喚術を管理・研究している。

各領主が顧問召喚師を抱える事も多い。反社会的活動を取る召喚師の集団は「無色の派閥」と総称されている。派閥に属さない召喚師もおり、不正な手段で召喚術を習得・悪用する外道召喚師もいる。

なお、時代が下る「5」では、「響融化」により世界間の境界の一部と結界が既に存在せず、かつての召喚術(「服従召喚」と呼ぶ)は使えなくなっている。

新たな「響命召喚術」では、誓約の儀式を行った術者と相手(ともに「響友(クロス)」と呼ぶ)、あるいは術の使用者と召喚盟友(サモンクラスタ)双方の合意が必要である。

「夜会話」

サモンナイトの特徴的なシステムの一つとして、各話の終了時に特定のキャラクターを選び、二人きりで会話ができる「夜会話」がある。サモンナイトシリーズは、ストーリー上の選択などによりキャラクター個別の好感度が増減し、どのキャラの好感度が高いかによってエンディングが分岐する。

そして、キャラクターの好感度を最も上げることができるのが「夜会話」である。この夜会話によってキャラクターの新たな一面がみられたり、作品によっては夜会話からイベントが発生することもあるなど、サモンナイトの世界を深く知るのにも重要な要素といえる。

しかし、第一作ではまだキャラ個別EDは存在せず、好感度が高かったキャラクターによっていくつかのEDのどれかに分岐する程度である。よって恋愛EDも基本的に存在しない。パートナーの好感度が最も高く、かつ異性だった場合のみ、それを匂わせるものとなる程度。

「2」以降では個別EDが追加されているので、さらに夜会話の重要度が増す。

個別EDだからといって、相手が応えてくれるかは別だが。

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