概要
正式名称は『SUMMON NIGHT6 Lost Borders 失われた境界たち』。
前作以来のコンシューマーゲーム。発売元メーカーはバンダイナムコエンターテインメント、ジャンルはシミュレーションRPG。
舞台は繭世界(フィルージャ)という、リィンバウムに似た景色が広がる世界。ナンバリングシリーズでは初めてリィンバウム以外が舞台となる。
最大の特徴はマザーシップタイトルでありながら、主人公らとラスボス以外の登場人物を歴代シリーズキャラクターが占めているお祭り作品となっている事で、事実上シリーズの最終作と言える内容に仕上げられている。
また、Vitaのみの初回限定生産版として、ナンバリングシリーズのイラストと設定資料を収録したプレミアム画集や本作のオリジナルサントラCD、本編のストーリーを歴代シリーズの主題歌やBGM40曲以上の音楽に換えられるサウンドエディションデータのプロダクトコード等を同梱した、「サモンナイト15周年記念豪華パック」が販売される。
体験版はVita版のみ配信されている。
ストーリー
本作では、ナンバリングシリーズでは初めて男女主人公が同時に存在する事が明言されている。
従来のシリーズでは、選択した性別のキャラクターの視点で物語が進行し、もう一方の性別のキャラクターは物語に登場しなかったが、本作ではどちらの性別の主人公を選んでも、もう一人の主人公が物語にかかわり、重要な役割を果たす。序盤の章で、ラージュとアム、それぞれの主人公の物語を体験した後に、どの主人公の視点で物語を進めるのかを選択することになる。
ある日、繭世界に住む少年ラージュのもとに、流星のようなものが落ちて来る。ラージュが駆け付けた先にいたのは、異世界リィンバウムから召喚されたという、謎の人物だった…。
時を同じく、そこから遠く離れた場所に住むアムも、リィンバウムから召喚された人物と出会う。
ラージュとアムはそれぞれの目的を胸に、異世界人と共に繭世界を囲う「絶糸壁(ぜっしへき)」を目指し、旅に出る。
登場キャラクター
主人公
CV:浅利遼太
男性主人公。頭に羽を生やした青い帽子とネクタイをした相棒パッチと共にフィルージャで暮らす冒険家の少年。日々の糧は空から落ちてくる物で賄っている。イラストでは槍を持っている。
スキルは先制やP・バリアなど優秀なものが揃っているが専用技「シュペル・スレイグ」は段差を越えられる上に複数回行動出来るチート能力を持つ。これのおかげで主人公の名に恥じない最強キャラ候補に。クラスチェンジで大剣、投具、剣を装備可能。余談だがチュートリアルの多くはラージュが載っている事が多い。
CV:小倉唯
女性主人公。頭に羽を生やしたピンクの帽子とネクタイをした相棒キルトと共に生活している狙撃手の少女。面倒事に関わりたがらない主義だが、根本は世話焼きな性格。クーデレでもある。イラストではライフル銃を持っている。シリーズで屈指の巨乳。
余談だが中の人は同作の主題歌「TO BE ALIVE」も担当しており。エースコンバットとのコラボでエンブレムとしても登場していた。
CV:増田俊樹
陰の主人公とも言える謎の青年。繭世界について詳しく知る唯一の人物のようだが、その素性を多くは語ろうとはしない。リィンバウムから召喚されたフォルス達を保護しているが、その意図は不明。パッチとキルトと同じ姿をした黒い妖精リンネを連れている。
デフォルトの武器は糸。クラスチェンジで投具、杖、剣を装備可能。専用技は相手の行動を遅らせる能力を持つ「ヴァイア・スレイグ」。
パートナー
- パッチ、キルト、リンネ
CV:種﨑敦美
それぞれ、ラージュ、アム、イストのパートナー。羽の生えた帽子をかぶり、ネクタイのようなものをした奇妙な生物。体内に巨大な空間があり、そこが冒険の拠点となる。なお、「リンネ」というのは、イストがつけた名前ではなく、生物の種としての名前であり、パッチとキルトも「リンネ」という生物種にあたる。
敵性体
- 異識体(イリデルシア)
CV:山本兼平
繭世界の創造主。
- 蜘蛛の尖兵
突如繭世界に現れたバケモノ。複数で群れを成して襲い掛かる。ノーマルタイプから、攻撃や防御に特化したもの、サイズの大きいものなど様々なタイプが確認されている。
- 影法師(ズィルウ)
繭世界に落ちてきた物体や生物、人間に纏わり付いていた記憶の残滓が、魔力の影響を受けて生まれた存在。召喚獣や動物から人型まで様々な形態がある。
ゲームシステム
前作同様、描写は3D。キャラの頭身は少し上がっている。また、ユニット召喚システムが復活している。一度に出撃できるユニット数はキャラクターユニット8+ユニット召喚獣4で合計12。
周囲にいる仲間の支援を受けて召喚術を強化する、「サモンアシスト」も引き続き採用。召喚術を発動する際に周囲の仲間ユニットのMPを消費して、術の効果を強力にできる。
本作では従来のターン制から個別のユニット毎に素早さで行動順が決まるユニット個別のターン制バトルを採用。また、ユニットを直接操作して行動範囲を自由に移動できるなど、バトルテンポが大幅に向上。仲間を連れて移動できるスキル「コネクト」を使用すれば、形勢が不利な状況を逆転することも可能。
シリーズおなじみの召喚術は、サモナイトリーフを入手することで呼び出せる召喚獣が増えていく。召喚獣によって発動する術の効果は、敵への攻撃や回復、攻撃補助などさまざまで、使いこなせば戦闘を有利に進められる。
夜会話
本作の夜会話は、『3』、PSP版『4』、『5』同様、向かい合っての会話形式を採用。
好感度
サブイベントや拠点での会話でキャラに合った正しい選択肢を選んだり、夜会話をしたキャラ、バトルや派遣クエストで一緒に出撃したキャラとは好感度が上がり、好感度が高くなると、サモンアシストの届く範囲・効果が強化されたり、連携攻撃の発動率がアップするなどのボーナスが発生する。
サモンバースト
戦いに参加している各ユニットが所持する召喚術の組み合わせで新たな召喚獣を生み出す、強力な召喚術。サモンバーストの組み合わせは、一定範囲内(3マス内)の味方ユニットを1人選んで、2人で協力して発動させる。
属性の組み合わせに加えて、参加する相手ユニットが戦士タイプか召喚士タイプかでバースト召喚獣の見た目と技の効果が変わる。さらに、高ランクの召喚石を所持していたり、サモンバーストを行う仲間との好感度が高かったりすると、より強いバースト召喚獣を召喚可能。
また、特定の条件下でサモンバーストを行う事でしか召喚されない特殊な召喚獣も存在する。
派遣クエスト
仲間キャラクター3名をクエストに派遣し、敵とのバトルを行う。バトル内容は通常とは異なり、全員が同時に入り乱れ、基本オートで進行するリアルタイムバトル。プレイヤーは特殊スキルの指示のみ出す事が出来る。異世界調停機構(ユクロス)本部で受けられる。
派遣する仲間の属性や能力によって結果は変化し、クエストに成功すれば経験値やお金、アイテムといった報酬を取得。
ショップ
スクラップ山にある。パッチ、キルト、リンネが店主のような立場になる。彼らは金貨が大好きで、お金と体内にある様々なアイテムとの交換と言う形で買い物を行う。
鍛冶屋
ショップと併設されている。お金と素材を消費する事で、武器と召喚石の強化ができる。
武器はステータス別10段階、召喚石はスキル別5段階の強化が可能。強化する事で能力や効果の上昇は勿論、強化レベルが一定に達する事で新たなスキルが使えるようになる事も。
釣り
入り江にある桟橋で魚釣りができる。魚がかかった瞬間にタイミング良くボタンを押し、ボタン連打で魚を釣り上げる。
目標となる指令に従い、条件を達成すると釣りのランクが上がり、新たな竿や餌を入手。釣れる魚の種類が広がっていく。魚を釣ると、報酬金や食材アイテムなどを入手できる。
料理
忘れじの面影亭にて、料理に挑戦できる。料理は食材アイテムを消費して、作成する。
レシピや材料となる食材を集める事で、作れる料理は増えていく。料理は戦闘中に回復などの効果を持つアイテムとして使用可能。
サモナイトリーフ
世界に散らばった、リィンバウムの歴史(シリーズ作品の解説)が書かれた紙片を集めていく。
バトルやタウンクエスト、釣りといった様々な要素をこなす事で入手でき、特定の組み合わせのリーフを入手する事で、ギャラリーでさらなる情報を読めるようになる。
さらに、サモナイトリーフを集めると、使用できる召喚獣やパーティスキルが増えていく。
カフェ&バー
ルチルが根城にしており、冒険の手助けをしてくれる。
占い
主人公と仲間の好感度を確認できる。
レベルドレイン
仲間キャラクターのレベルを下げて、経験値に還元できる。下記の無限回廊と併せてスキル稼ぎも可能。
シナリオ再戦
クリアしたシナリオバトルに再挑戦できる。取り損ねたブレイブオーダーの達成やSランクに。
無限回廊
ルチルの力を使って生成された、機、鬼、霊、獣の4属性の特徴をもつ60階層のバトルをクリアしていく。通常では戦えないモンスターやここでしか入手できない召喚獣等が存在。経験値が大量に獲得できる為、稼ぎの1つとして優秀。
歴代シリーズキャラクター
本作のシリーズキャラクターは様々な並行世界のリィンバウムから繭世界に召喚されている。
その為、歴代の男女主人公やそのパートナーといった、本来なら同時に存在しえなかった者達が共演を果たしており、本作の最大の魅力にもなっている。
一方、パートナーの組み合わせや喚ばれた時期は公式の一存で決められている為、異なる組み合わせでプレイしたファンには不満を抱く声も……。
メインキャラクター
CV:岸尾だいすけ
『サモンナイト2』より登場。
異世界・リィンバウムから繭世界に堕ちてきた青年。かつてリィンバウムでの「傀儡戦争」で悪魔王メルギトスを倒した勇者にして超律者。この世界に堕ちてくる際に大切な仲間とはぐれてしまったため、護衛獣であるハサハとともに探索していたところラージュと出会う。
基本はのんびり屋でややお気楽な性格だが、ラージュのよき理解者としてともに冒険へと旅立つことに。
序盤に加入することもあって性能は物理を中心としたバランス型。クラスチェンジで斧、槍、大剣を装備可能。
CV:川澄綾子
『サモンナイト3』より登場。
ラージュ達が冒険の途中に強力な魔力を察知し、向かった先で出会った赤毛の女剣士。体内に神秘の魔剣『碧の賢帝(シャルトス)』を宿す抜剣者。彼女もリィンバウムから繭世界に迷い込んで来ており、帰る方法を探している。ともに旅する中で、彼女の秘めた力は、ラージュたちの行く手に立ちふさがる壁を打ち砕く助けとなる。
リィンバウムでは家庭教師として働いていたため、先生として子どもたちの世話や悩める年少者にアドバイスすることも。
CV:森川智之
『サモンナイト』より登場。
現代日本からリィンバウムに召喚された少年だったが、「サプレスの餓竜の魔王」に意識を乗っ取られてしまっている。魔王はハヤトの世界を喰らいつくすべく現代日本へと続くゲートを移動していたが、その途中で繭世界へと召喚された。
召喚された際に魔力を大きく削られてしまい、激しい餓えを感じている。そのため、普段はハヤトの中で大人しくしているが、気ままに表に出てきてはトラブルを引き起こす。
終盤でようやく仲間入りするが性能はバランス型で遅さに見合った能力に乏しい。
彼が一時味方として登場する章にはギアンが存在しており、ブレイブオーダーの関連もあって置物になりやすい。
CV:白鳥由里
『サモンナイト』より登場。
清楚で儚げな風貌だが、理想に対して信念を貫き通す芯の強さを持つ少女。他のリィンバウムから召喚された人物たちとは違い、自発的にこの世界にやってきたようだ。
穏やかな顔で大胆不敵なことをやってのける度胸を身につけている。ある意味で腹黒。
性能は鬼属性特化の魔法キャラ、
CV:半場友恵
『サモンナイト』より登場。
現代日本から異世界リィンバウムに召喚された少女。少しずつ異世界での日々に慣れ始めていたころ、繭世界に召喚されてしまう。
さらなる状況の変化についていけず、途方に暮れて泣いていたところをアムに拾われた。つっけんどんなアムの態度に不安をおぼえつつも、細々とした世話を受け、行き別れた友人のカシスを共に探してもらうことになる。
性能はスピードと魔力が高めの前衛タイプ。アム編開始から活躍の場が多い。
CV:桑島法子
『サモンナイト2』より登場。
豊穣の天使アルミネの魂の欠片から生じた聖女。「傀儡戦争」における宿敵メルギトスとの対決の結果、聖なる大樹の化身として生まれ変わり、現在はマグナたちと共に禁忌の森で静かに暮らしていた。
しかし、突如繭世界に召喚されマグナたちとはぐれてしまう。マグナを探す途中でカイルと出会い、怪我を治した縁でともに行動することに。
最大MPが上がりやすい霊属性のキャラ。
CV:松本保典
『サモンナイト3』より登場。
海賊カイル一家の元締め。2本の魔剣を巡る騒動によって忘れられた島に漂着し、魔剣の適格者となったアティを客分として迎え、島の謎と帝国軍と戦っている最中に異世界へと召喚されてしまう。肝の据わった態度で状況を受け入れ、とりあえず仲間を探しつつ世界を探索していた。
最大HP、攻撃力、防御力を上げやすい前衛タイプ。得意技は敵を正面から攻撃したときに強くなる「フロントアタック」
CV:木村郁絵
『サモンナイト2』より登場。
偉大なる「調律者」にして呪われし「召喚兵器」を生み出したクレスメント一族の末裔。打倒メルギトスに向けて、仲間たちとともに禁忌の森へと向かう途中だった。繭世界に落ちてきた際にともに旅をしていた、ネスティとはぐれてしまう。
バルレルとともにネスティを探して探索中にアムたちと出会い、まとまりのない一行を牽引する立場に。珍しくお姉さんぶっている。
アム編で加入する数少ない魔法キャラだがそれ故に合流後はアメルやネスティの存在であまり目立たなくなる。
CV:緑川光
『サモンナイト2』より登場。
機界からリィンバウムに亡命してきた融機人ライル一族の最後の末裔。妹弟子トリスとともに打倒メルギトスに向けて禁忌の森へと向かう途中だったが、世界に呼び出され、トリスたちとはぐれてしまう。
頼れる参謀だが、猜疑心の強さから仲間に不和を招くことも。年上に対する礼節をもつ反面、無礼な輩に対しては容赦しない。
性能は機属性の魔法キャラ。M・バリアで魔法攻撃を無効化できる。
CV:瀧本富士子
『サモンナイト』より登場。
不良集団オプテュスのメンバー。リーダーであるバノッサとは義兄弟の契りを結んだ仲であり、互いに信頼し合っている。半人半鬼の「響界種(アロザイド)」であり、怒りに我を忘れると鬼として暴走してしまう。
普段は温和な性格だが、この世界に召喚されてバノッサを探してさまよううち、悪意を持った「糸」に侵蝕され鬼の血を抑えきれなくなりかけていた。
性能は体力と攻撃が高めの前衛タイプで相手のカウンターを封じることに長けている。
CV:泰勇気
『サモンナイト4』より登場。
帝国の宿場町トレイユに宿屋を構える少年店主。料理の腕はピカいち。父親から無理矢理仕込まれた武術を使いこなす。後に「浮遊城事件」と呼ばれる激戦を勝利し、今は平穏な日々を取り戻しつつあった。
リューム、リシェルと共に買い出しに出かける途中に呼ばれた。夜の営業に間に合わないと困るので、慌てて元の世界に戻る方法を探す。
攻撃力を中心としたバランス型。クラスチェンジで刀、銃、槍を装備可能。
CV:松岡由貴
『サモンナイト4』より登場。
ライの幼馴染み。彼の店は彼女の父テイラーがオーナー。かつてライと共に竜の子リュームを拾ったことをきっかけにこれを狙う一団と戦い、理想と現実に打ちのめされて泣いたりわめいたりもしたが、最終的にはワガママ娘からひとまわり成長した。
突如繭世界に召喚され、軽くパニックを起こしたものの、ライを信頼してくっついてゆく。
性能面では魔力が高く機属性ランクをSまで上げられる。P・コートを修得可能。
CV:神谷浩史
『サモンナイト5』より登場。
響友ペリエと共に異世界調停機構ユクロスに所属する調停召喚師。真面目な性格だが時にだらしないことも。バイト先である大家の店でコーヒーを入れていたところを、近くにいたペリエやトルクと共に召喚される。状況を把握すべく動こうとしたその矢先、イストと接触。彼の口から事のあらましを聞かされると同時に、その庇護下に入ることに。
性能は獣属性の魔法タイプ。(加入時期が遅めとは言え)ギアンの存在が立ちはだかるが、強制出撃やブレイブオーダー関連が多いので育成しておきたい。クラスチェンジで杖、武具、斧を装備可能。
CV:檜山修之
『サモンナイト』より登場。
現代日本からリィンバウムに召喚されてしまった男子学生だったが、試練を乗り越え伝説の存在たる誓約者となる。その力で「無色の派閥」の総帥オルドレイクと戦い、再降臨した魔王を撃破。以後はパートナーであるキールや仲間たちと共に、密かに世界の危機を救ってきた。
キールと共に突然繭世界に召喚され、そこで別時間軸から来た悪魔王メルギトスと遭遇。この騒動の元凶が彼ではないかと疑い、真相を突きとめ悪魔を倒すべく追いかける。
CV:小松由佳
『サモンナイト2』より登場。
黒の旅団の一員で、ルヴァイドの忠実な部下としてつねにつき従う。能力に劣ると見なしたものを軽んじる悪癖がある。
ルヴァイドと共にこの世界を探索していたが、影法師と遭遇し、戦闘の最中に謎の操り糸に囚われてしまう。聖女アメルを追っていた頃の記憶を歪めて利用され、影法師の兵たちを率い至竜コーラルを捕縛、贄として連れ去ろうとする。
CV:置鮎龍太郎
『サモンナイト2』より登場。
かつて黒の旅団の指揮官として、腹心イオスと共に『傀儡戦争』の引き金を引く事になった騎士。
戦争終結後、リィンバウム自由騎士団に身を寄せ、巡検士として危険任務に従事。トレイユにてライと知り合った後、彼のピンチにメイメイの招聘に応じて駆けつけようとしていた、その道中で召喚されてしまう。
イオスと共にこの世界を探索していたが、謎の存在の操り糸に心を絡めとられ、正常な判断が出来なくなってゆく。
CV:鈴村健一
『サモンナイト3』より登場。
アズリアの弟。『無色の派閥』によって生まれた時から『病魔の召喚呪詛』をかけられ、死と生を繰り返す地獄に叩き込まれてきた。スパイになるという条件で呪いを緩和してもらい健康を取り戻すも、姉に対する罪の意識に苦しんでいた。派閥の任務における潜伏先で繭世界に召喚されてしまう。
異世界をさまよううちにダイスと出会い、共に交流・行動していたが、記憶の断片から生まれた自らの影法師に襲われて核としてとりこまれてしまう。
CV:酒井哲也
『サモンナイト』より登場。
サイジェントの北スラムを縄張りとする不良集団オプテュスのリーダー。カノンとは義兄弟の契りを結んだ仲であり、互いに信頼し合っている。仲間が次々と離脱しつつあるオプテュスの現状に苛立っており、その強烈な憎悪のせいで、繭世界に召喚されてほどなく操り糸で傀儡とされてしまう。
自分を探しに来たカノンのことすらわからず、本能のままに襲いかかる。
仲間になった時の性能は火力と速さに特化した前衛タイプであり、スキル「斬鉄の一撃」で安定したダメージを叩き出せる。
CV:櫻井孝宏
『サモンナイト3』より登場。
退役軍人。二本の魔剣を巡る争奪戦に巻き込まれ、その一本である『碧の賢帝』を継承してしまう。リィンバウムの夜の浜辺で、アズリアと共にイスラのことを話している時に突然召喚される。
その際に謎の影を見ている。繭世界に召喚されるとアズリアの姿はなく、移動中にレオルドと出会い共に行動することに。兇乱したバノッサとの戦いに苦戦するアムたちに助っ人として加勢する。
CV:東城日沙子
『サモンナイト4』より登場。
帝国の宿場町トレイユに宿屋を構える少女店主。料理の腕はピカいち。父親から無理矢理仕込まれた強力な武術の使い手。
ミルリーフ、セイロンと共に買い出しに出かける途中に呼ばれた。夜の営業に間に合わないと困るので、慌てて元の世界に戻る方法を探す。
魔力や移動力が高くP・コートも修得できる。
CV:三木眞一郎
『サモンナイト4』より登場。
鬼妖界の龍人族の若君。若き竜の御子を守るべくフェアの下に現れ居候状態となり、戦いや様々な問題に対して知恵を貸してくれる参謀役として働く。
フェア、ミルリーフと共に買い出しに出かける途中に繭世界に召喚された。状況をおもしろがりつつも、フェアと共に戻る方法を探す。
CV:住友優子
『サモンナイト3』より登場。
帝国軍海戦隊を率いる女隊長。彼女の部隊は、実の弟であるイスラの手引きによって到着した「無色の派閥」の軍勢によって壊滅。魔剣にとりつかれた弟イスラを救うと決意する。
レックスと共にいたところを召喚される。はぐれたレックスと合流すべく移動中、スピネルと出会い、事情を聞いて行動を共にする。
CV:遠藤綾
『サモンナイト5』より登場。
響友カゲロウと共に異世界調停機構ユクロスに所属する調停召喚師。「真紅の鎖」の暗躍に端を発する冥土にまつわる騒動に関わる。
未知の世界を探索中、偶然にも壊人エルストの姿を発見してしまう。救えなかった憧れの人を今度こそ助けたいと願い、カゲロウと共に壊人エルストを追う。
なお、彼女が登場する章はSランクが取りにくい難関として印象深い。
だが戦闘面ではP・コートを修得できる貴重な前衛タイプ。
CV:成田剣
『サモンナイト4』より登場。
「魔獣調教師」の異名を持つ「無色の派閥」クラストフ家の娘と、幽角獣モノケウロスの間に産まれた「響界種」。
幻獣界に帰ったという父に復讐する術を探す放浪の旅の途中、外道召喚師に囚われていたエニシアを助ける。
自分と同じ「響界種」である彼女が母に会いたいという願いをも背負って、幻獣界に渡る術を二人で探し続けていたところ、吹雪の中で召喚されてしまい、エニシアとはぐれてしまう。
性能は獣属性の魔法キャラだが「幽角の癒し」で毎ターンHPMPが回復する為強キャラに。
CV:福圓美里
『サモンナイト5』より登場。
フォルスの後輩で、セイヴァール響界学園の学生。フォルスを非常に尊敬しており、「センパイ」と呼んで慕っている。ついこの間、響友プリモと誓約を結んだばかりで、異世界調停機構ユクロスの調停召喚師になり、フォルスと肩を並べて戦う事が将来の目標。
アトシュを追跡している最中に繭世界に召喚され、そこに偶然ピクニックに来ていた主人公一行と合流する。
CV:浜田賢二
『サモンナイト5』より登場。
犯罪集団『真紅の鎖』の幹部で、戦闘集団を率いる若頭。粗暴且つ破壊を好む性格で悪党のメンツに厳しく、相手が警察であろうと怯む事を許さない。一方で頭が働く人物でもあり、無駄・無益な戦いはしない主義。
ルエリィに追われている時に繭世界に召喚され、繭世界で『真紅の鎖』の支部を立ち上げようとする。本人も気づかぬ内に『糸』に操られている。
CV:後藤邑子
『サモンナイト4』より登場。
リシェルの家であるブロンクス家専属のメイド。『略奪』の二つ名を持つ霊界サプレスの悪魔王の父と人間の母との間に生まれた『響界種』。そのため、可憐な見掛けに反して腕力が強い。屋敷で庭掃除をしている最中に繭世界に召喚される。
その際に『糸』に操られ、周囲の生き物の生命力を吸い取ってしまう異能によって、『峠の魔物』として恐れられていた頃の記憶を見せられた事で悪魔として暴走してしまう。
サブキャラクター
メインキャラクターと異なり、戦闘には参加しない。ただし、無料DLCやアップデートで使用可能となるキャラもいるため、該当するキャラは後ろに☆マークを付ける。
- ハサハ☆
CV:ゆかな
『サモンナイト2』より登場。
鬼妖界の妖狐。無口で人見知りが激しいが、マグナに対しては「おにいちゃん」と呼んで懐いており、どこにでもくっついて来る。手にした宝珠で人の心を色として透かし見ることができる他、心の中に潜りこんだり精神にまつわる妖術を使ったりするが、この世界に来た際に魔力を大きく失ってしまっている。
CV:榎木淳弥
『サモンナイト』より登場。
自信家の高位召喚師の少年。魔王に取り込まれてしまった友人のハヤトを救うべく、魔王を追って異世界へのゲートへ飛び込んだ。
その後、繭世界に召喚されたのだが、その時に魔力の大半を失ってしまっている。
CV:佐倉薫
『サモンナイト』より登場。
礼儀正しい護界召喚師の少女。親友のアヤとは強い信頼関係で結ばれており、ともにとある秘密を共有している。
この世界にやってきた際に大きく魔力が減衰してしまっており、大規模な攻撃召喚術などは使えなくなってしまっている。
CV:戸田めぐみ
『サモンナイト』より登場。
召喚時の影響で魔力が減衰してまともに戦えなくなってしまい、はぐれ召喚獣に襲われてピンチだったところをナツミとアムに助けられる。
お荷物を自称して仲間に加わり、陽気な言動で周囲を和ませるムードメーカーの役割を果たす。なんでも素直に受け止めるナツミの毒味役として、密かに危険をかぎ分ける。
CV:佐藤智恵
『サモンナイト2』より登場。
幻獣界のメトラル。魔力の源たる角が欠損しているため半人前とされ、家事炊事ばかりしていた。元居た世界ではトリスに召喚されて護衛獣を務めていたが、この世界に召喚された際に力の大半を奪われ、ますます家事に特化した存在になってしまっている。
- バルレル☆
CV:阪口大助
『サモンナイト2』より登場。
霊界の悪魔の王の一人だったが、トリスの「誓約」によって子供の姿で召喚され、護衛獣にされている。最初は不満たらたらだったが、主人面しないトリスの態度に好感をもち、対等の友人として今は旅に同行している。
「誓約」が解ければ魔王としての姿と力を取り戻すことができるが、この世界では力を著しく奪われてしまっているため、まともに戦うことすらおぼつかなくなっている。
- クノン☆
CV:立野香菜子
『サモンナイト3』より登場。
機界の従軍看護人形(フラーゼン)。レックスたちとの触れあいで未完成な感情プログラムを発達させ、より人間らしくあることを望むようになる。医療機体としての機能は健在だが、武装に回すだけの出力が上がらなくなってしまっており、バックアップに励む。
状況把握のために行動するうち、苦しんでいたカノンと遭遇し各種手当てを試むが……。
CV:田村ゆかり
『サモンナイト4』より登場。
ラウスブルグの守護竜。エニシアと共に民たちをメイトルパに連れ帰り、先代の知識と魔力を継承した状態だが、転移の際にその大半を奪われ、知識、魔力共に継承前の状態にまで低下してしまっている。
召喚された際に自分の力が減衰していることに気づいてショックを受けるも、まあ別にいいかとすぐに開き直ってしまう。ライたちにくっついて行動する。
CV:本多真梨子
『サモンナイト5』より登場。
フォルスの響友。共に異世界調停機構ユクロスに所属している。フォルスのお手伝いをしていた所、店内にいたトルクと共に召喚される。フォルスに従って状況を把握すべく動こうとしたその矢先、イストと接触。
召喚の影響で体力が衰えているため、単体での戦闘力が著しく低下している。それでもおにいちゃんの助けになるべく懸命にがんばる。
CV:真田アサミ
『サモンナイト5』より登場。
若き天才鍛冶師。魔剣の秘密に迫るためセイヴァールにやってきた。フォルスのコーヒーを飲んでくつろいでいた所、近くにいたフォルスやペリエと共に召喚される。
召喚の影響で体力が衰えているため、居住空間にとどまることが多い。そのためヒマをもてあまし、どこからか出現する壊れた武器をなんとなく修復している。
CV:白井悠介
『サモンナイト』より登場。
「無色の派閥」の魔王降臨儀式の総責任者に選ばれたオルドレイクの息子。儀式の失敗によって召喚されてしまったトウヤと接触、監視するうちに彼との間に友情が芽生える。
トウヤと共に自室で語らっていたところを突然召喚された。召喚時の影響で魔力は減衰したが、トウヤの各種サポートに回ることはまだ可能。
CV:神奈延年
『サモンナイト2』より登場。
リィンバウムを侵略しようとした悪魔王。天使アルミネによって封印されていたが、結界の弱体化と共に復活し、リィンバウム侵略を目論むが、本音は復讐という名のゲームを楽しむことだった。しかし彼のいた世界(時間軸)では調律者たちの復活は未だなく、目的を喪失してしまった彼はみなぎる力をもてあましていた。そして彼は謎の力による召喚にあえて逆らうことなく身を委ね繭世界へと訪れる。異なる時間軸から召喚されるであろう者たちの中に、懐かしい彼らがいると信じて。
CV:中原麻衣
『サモンナイトエクステーゼ』より登場。ナンバリング作品では『4』『5』に登場。
神出鬼没の悪魔商人。界を自在に転移する希有な能力をもっているが戦闘力は皆無。商売仲間であるメイメイの遺言で「観測者」の役目を引き継いでいる。当人は移動中に突如繭世界に引っ張り込まれたというがその真偽は不明。
CV:堀江由衣
『サモンナイト5』より登場。
『響融化(アストレイズ)』後のリィンバウム出身。調停召喚師の組織“ユクロス”のシステム管理官として、マザー(未来のクノン)によって創造された。
フォルス、ペリエの追想システムによる訓練中、まとめて召喚されてしまった。単独でこの世界を探査中、コーラルと出会い行動を共にするが、イオスが率いる軍団に見つかって捕縛されかける。
CV:岩男潤子
『サモンナイト4』より登場。
ラウスブルグの守護竜。界を渡ってメイトルパから帰還した直後、消耗した状態で召喚される。
ラディリアと出会い共に元の世界に戻る方法を探していたが、イオス率いる軍団に包囲されてしまう。敵の目的が自分であることを知り、ラディリアを逃がすために囮となった末に捕まってしまう。
CV:川津泰彦
『サモンナイト2』より登場。
機界の機械兵士。形式としては旧型だが頑強であり、忠誠心に厚く義理堅い思考AIをもっている。
ひとりぼっちでこの世界に堕ちてきてしまい、さまよっていたところを、レックスと出会って状況を把握し、元の世界に戻る方法を探し共に行動する。この世界に落ちた影響で出力があがらず、戦闘力を満足に発揮できなくなっており、その分、身を盾にして仲間を守ろうとする。
CV:野川さくら
『サモンナイト4』より登場。
守護竜の後継者。卵の状態にフェアに拾われ娘として育てられてきた。自分を狙う敵におびえつつも、守ってくるフェアの愛情を感じとり、信頼している。
召喚時の減衰によって、人間の姿を維持する程度しか魔力が残っていない。見知らぬ世界で不安におそわれるも、ママ(フェア)を信じてついてゆく。
CV:阿澄佳奈
『サモンナイト5』より登場。
アルカ(別時間軸)の響友。彼女を姉さまと呼んでべったりだった。ユクロスに用事で出かけた彼女を迎えに行く途中、召喚されてしまう。
召喚時の記憶はなし。召喚された事で魔力が減衰し、満足に「奇跡」が使えない。予期せぬ事態に狼狽し、不安で泣きそうになっていたところをアズリアに救われる。
以来、彼女をお姉さまと呼んで慕い、行動を共にしてきた。
- ソノラ☆
CV:神田朱未
『サモンナイト3』より登場。
海賊カイル一家の砲撃手。魔剣の適格者となったアティを客分として迎え、島の謎と帝国軍との戦いに身を投じてゆく。
アティ、カイルと共に海賊船にいたところを召喚されたが、カイル達とははぐれてしまう。
スカーレルと接触するが、彼はまだソノラと出会う以前の暗殺者だった。
CV:小野坂昌也
『サモンナイト3』より登場。
「紅き手袋」の暗殺者。後ろ暗い境遇に嫌気を感じつつも、おどけた口調と道化めいた振る舞いによって自分をごまかし、流されるままに組織の仕事をこなしていたが、任務の途中で召喚されてしまう。
繭世界でソノラと遭遇。未来の自分を知っているという彼女に当惑しつつ関わりを避けようとするが、冥土獣の出現によってやむなく守る羽目に。
その際、冥土獣の攻撃で負傷、冥土に侵蝕されて次第に理性をなくしてゆく。
CV:柿原徹也
『サモンナイト5』より登場。
アルカの響友。ともに異世界調停機構ユクロスに所属する。冥土にまつわる騒動に関わり、その過程で自分が界の狭間にたゆたう冥土の天敵、浄化の光から生じた新生命だと知る。
事件終息後、アルカと共にライル機関に出向し、研究に協力していた。久々の休日、アルカと共に買い物に出かけたところを召喚される。
CV:代永翼
『サモンナイト5』より登場。
別時間軸のフォルスの響友。共に異世界調停機構ユクロスに所属したばかり。おつかいに出かけたところを召喚される。
状況が把握できずに途方に暮れていたところにイスラと出会い、同行する事に。
- エルスト☆
CV:杉田智和
『サモンナイト5』より登場。
響友ガウディと共に異世界調停機構ユクロスに所属していた俊英の調停召喚師。妄執で歪んだ弟のギフトによって冥土を植えつけられ冥土壊人「壊人エルスト」へとなり果ててしまう。
自我が曖昧な状態のまま召喚されたため、制御ができぬ状態となって暴走。周囲に冥土をまき散らして彷徨うイリーガルな存在と化す。
- エニシア☆
CV:水樹奈々
『サモンナイト4』より登場。
人間の父と月光花の古妖精の母を持つ「響界種」。悪人に騙されて外道召喚師に売り飛ばされてしまい、不老不死の実験素材にされる運命を、ギアンの手で救われる。以来、彼と共に幻獣界に向かう方法を求めて旅を続けていた。
旅の途中に出くわした吹雪の中で召喚されてしまう。
CV:ゆかな
『サモンナイト3』より登場。
スカーレルの同僚である女暗殺者で、異名は「茨の君」。スカーレルと共に組織を抜ける道を選び、彼と行動する。スカーレルの個別EDに登場。
『サモンナイト5』より登場。
ルエリィの響友である幻獣界のエリマキトビウサギ。ルエリィの個別EDの一枚絵に登場。
主題歌
『TO BE ALIVE』 歌-小倉唯