概要
CV:成田剣
無色の派閥の名門である「魔獣調教師」クラストフ家の当主であり、竜の子を狙う軍団の参謀にして実質的な盟主。
召喚術の発展により、現在では廃れつつある「送還術」を使いこなし、召喚獣を強制的に元の世界に還す事ができる。戦闘でも高ランクの召喚術以外は容赦なく無効化する。一見、端整な顔立ちを持ち、落ち着いた口調で話す物腰穏やかな青年だが、その眼の奥には冷酷さと憎しみが満ちている。
実は彼はクラストフ家の召喚術の被験体として召喚された幽角獣モノケウロスの父とそれを召喚したクラストフ家の召喚士である娘との間に生まれた響界種。その出自が災いし、先代当主であった母方の祖父から命を落としかねない程の酷い虐待を受け、幽角獣の癒しの力で命こそ失わなかったものの、心に深い闇を抱え現在のような性格になってしまっている。彼の目的は自分と母を捨てたとされる父への復讐。
しかし、終盤にとある真実が発覚する。実は上記の父の話は母方の祖父の嘘であり、本当は父と母は相思相愛の仲であったが、父を実験動物と認識していた祖父が怒り(異世界の者同士で愛を育むのは、当時のリィンバウム及び四界では異端に近い行為、無色の派閥は召喚獣を人に隷属する存在として扱っている為、なおさら異端視していた)彼を殺害した挙句、その息子に肉体的にも精神的にも怒りをぶつけていたというのが真相であった。また、ギアンが本来響界種としての力が発揮できない幼少期を生き延びられたのも父親が息子のために残した幽角獣の角が彼を守っていたからであった。
PSP版では傀儡ユニットとして使用可能。相手の召喚術を無効化する「送還術」とHPとMPが自動回復する「幽角獣の癒し」は敵時ほぼそのままなので非常に頼もしいが、杖を持てない点には注意。