概要
召喚術によるリィンバウム支配を目論むテロ集団「無色の派閥」に存在する、ある一派のボスであり、セルボルト家の現当主。誤解されがちだが派閥の有力者の一人で派閥全体のボスではない。
冷酷な野心家であり、同時に強大な力を持つ召喚師で、若い頃で登場する3では霊界・鬼妖界の2属性召喚術を操ることができる。ただし何らかの理由で弱体化したのか、初代サモンナイトでは霊属性のみになっている。
タロットカードでの位置付けは「塔」。作中の顛末を考えると、正位置・逆位置どちらも悪い意味しか持たないカードに配置されたのも納得がいく。
元々ここまで危険な人物ではなかったらしいが「知り過ぎた」事により暴走してしまったという。
サモンナイト
初登場作品。作中終盤に登場する。
霊界サプレスより「魔王」と呼ばれる存在を顕現する為暗躍する。
実は、今作に登場するバノッサやパートナーキャラ(ソルorキールorカシスorクラレット)は彼の子供であるが、魔王召喚計画のための道具として利用している。
バノッサを魔王顕現の素体とし、弟分のカノンを殺害する事でバノッサの希望を断ち遂に魔王顕現を成功させるが、バノッサが完全に魔王として覚醒する直前、バノッサに自身が父である事を語り、そこで全ての真実を知ったバノッサの怒りを買い、殺害される。
サモンナイト3
過去の物語である3では、初代よりも若い姿で登場。
この時、妻のツェリーヌや客人のウィゼル、協力関係にある暗殺者組織「赤き手袋」の暗殺者であるヘイゼルを連れて登場する。
また、先に島に辿り着いていたイスラは協力関係にある。
弟子だったヤードに研究対象の魔剣を盗まれ、その奪還と島の遺跡を掌握する為に島を訪れるが、抜剣覚醒したイスラの反逆により負傷している。
都合の良い駒として利用した相手に反逆されて痛い目に合うのは、因果応報といったところか
その後は島内の動乱に乗じ島を脱出する。
作中の動向を見たプレイヤーからすると脱出に成功した事に鬱憤が溜まるかもしれないが、そもそも3は過去の時系列の話であり、上述の通り初代サモンナイトの終盤にて登場し、死亡する事が確定している為3の段階での生存は決定事項だったといえよう。
サモンナイトU:X
元はセルボルト家の人間ではなく、ツェリーヌ・セルボルトを娶ることで家名を継いだ婿養子。結婚前から仲が良かったらしく夫婦仲は良好。
セルボルト家は彼が書生として過ごしていたころには没落していたのだが彼が当主になってから立て直されたらしい。
なお、キールとクラレットはツェリーヌが生んだが、ソルとカシスは妾が生み、バノッサとその母親のことは過去に捨てていた。