概要(ネタバレ)
ストーリー上
「サモンナイト3」の主人公であるレックス/アティは、序盤で海に落ちた生徒を救おうと嵐の海に飛び込んだ際に、魔剣「碧の賢帝(シャルトス)」の呼び声に応えて、「碧の賢帝」の使い手(適格者→抜剣者)となる。
のちに現れたイスラも魔剣「紅の暴君(キルスレス)」の使い手(伐剣者)で、イスラに「碧の賢帝」は折られてしまうが、ウィゼルの手により「果てしなき蒼(ウィスタリアス)」として復活する。
後日談では、生徒も魔剣「不滅の炎(フォイアルディア)」の使い手となっている。
ストーリーの背景
2本の魔剣は、誓約者の「至源の剣」を模して、無色の派閥の一員が「封印の剣」として制作したもの。忘れられた島が無色の派閥の研究施設だった当時に反旗を翻したハイネルを封印したものを、ヤードが持ちだして逃亡した。ハイネルは、世界の万物を繋ぐ共界線(クリプス)を支配して界の意思(エルゴ)に成り代わるための「核識」の素質を持っており、その力を封印した元・封印の剣は、使い手に強大な力を与える半面、負の意識が持ち主を精神的に蝕んでいくようになっていた。
具体的な能力
魔剣は普段は物理的には存在しないのだが、使い手の意思で、もしくは使い手が危機に陥った時に発現し、白い長髪に蒼白の肌、剣と同じ色の瞳という姿と化して、背後に茨の冠のような光の輪が現れる。
レックスの場合、マントまで変化する。
狐耳になる。
アティの場合、何故か髪形の一部がシステム的には戦闘中のコマンド、あるいは戦闘不能時に自動的に発動(+全回復で復活)し、能力を強化するうえに、暴走召喚(召喚石を破壊する危険がある代わりに、召喚術を強化して放つ)もできるのだが、この状態で戦闘不能になると再度の復活はできず、そのままゲームオーバーになる。なお、武器も魔剣を自動で装備し、戦闘中は他の武器に交換できなくなる。
ストーリー上の強制的な発現以外で「碧の賢帝」を抜剣覚醒するとカルマ値が増えて、増え過ぎるとカルマルート(バッドエンド)へ分岐してしまうが、「果てしなき蒼」にはそのような副作用はない。