概要
帝国の名門・マルティーニ家の家庭教師として雇われた赤髪の青年。帝国軍学校を首席卒業したほどの有望な軍人だったが、とある事件により軍を退役したという経歴を持つ。一人称は「俺」。
物語冒頭、生徒と共に乗船していた船が海賊の襲撃を受け、これを果敢に迎撃するも、突如発生した謎の大嵐に巻き込まれる。嵐の中、生徒を守るための"力"を欲したことをきっかけに、密かに同船に積まれていた魔剣「碧の賢帝」が反応し、適格者として魅入られてしまう。流れ着いた不思議な島を舞台に、生徒や仲間たちと共に、魔剣を巡る陰謀や様々な困難に立ち向かっていくこととなる。
マルティーニ家の家庭教師であると同時に、島に棲む召喚獣の子供たちにも勉強を教えているため、作中では「先生」と呼ばれることが多い。授業中は眼鏡を着用している。
性格
良く言えば誰よりも優しく、悪く言えば非常に甘い、お人よしな性格。殺すための戦いをよしとせず、守るための戦いを信条とする。己が傷ついてでも他人の命を守ろうとする(たとえ敵であっても)、時に病的とも思えるほどの姿勢は、幼少期に家族を失った過去に起因するようだ。
軍学校の同期であるアズリアから「女性の扱いが下手」と酷評されているが、実はマルルゥを除く味方女性キャラクターほぼ全員が恋愛対象(最終的に両想いになるかは別として)という、シリーズ屈指の色男だったりする。特に一部の女性キャラクターとの夜会話では、自分から想いを告げる男らしい(?)一面が見られる。エンディングによっては略式ながら結婚までしている。
ユニット性能
戦士タイプでの役割は単純に壁役と物理攻撃。大剣と重装が装備可能となるため、敵の攻撃から味方召喚士を守りつつ敵を蹴散らしていこう。
ただしTECはそれほど高くないためクリティカルと回避はあまり期待できない。また、待機型が「攻撃」と「防御」しかないのも欠点と言えば欠点。
『蒼き剣の勇者』となれば召喚ランクがBBBBとなり、属性選択の意味は無くなってしまうが、そもそも戦士タイプの召喚術は回復や補助がメインなので気にする必要は無い。
召喚士タイプでは全味方キャラ中最高のMATが売り。敵戦士には大抵ダメージがカンストし、召喚士にもそれなりのダメージが期待できる。
反面DFは非常に貧弱で、集中的に上げていても敵戦士の一撃で瀕死や即死となることも珍しくないので、いっそ上げずにMAT/MDFに振って完全特化させるのもあり。
『蒼き剣の賢者』となれば戦士タイプと同様に召喚ランクが全属性同じになるが、こちらは召喚士なのでAAAA。「全てのAランク召喚が使える」というのは確かに利点ではあるが、同時に「各属性の最強召喚術であるSランクが使えない」という召喚士としてはとても無視できない欠点が生まれてしまう。
抜剣覚醒
抜剣覚醒を行うと、長い白髪の魔人のような姿に変貌する。この状態では超人的な戦闘力を発揮できるが、抜剣覚醒を繰り返すたびに徐々に精神を汚染され、暴走を引き起こす危険性を孕んでいる。
物語後半で、同等の力を持つ魔剣・紅の暴君の適格者に敗北し、剣を破壊されてしまうが、生徒や仲間たちの支えを受けて復活。核識ではなく自身の精神を核にした新しい魔剣・果てしなき蒼に進化する。暴走の危険性が解消され、魔剣の力を完全な形でコントロールできようになる。
外部作との関わり
長い間外部作での出演に恵まれなかったが2013年3月現在、最新作であるサモンナイト5での出演が確定している。
さらに、彼を担当する声優が櫻井孝宏氏であることも判明している。
外見は3時代からほぼ変わらないが、髪が少し伸びており、更に毛先に少しだけ青緑色が混じっている。
公式サイトの解説によれば今もなお魔剣を所持しており、その魔力の影響によるものではないかとされている。
サモンナイト5の時間軸が一体どのようになっているかはまだ不明だが、少なくとも3から長い時間が経っていることは確か。
PVではシリーズ伝統ミニゲーム「釣り」関連でアティと同時登場しているが、詳細は今のところ不明。
関連イラスト
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リィン・シュバルツァー - 特殊な剣を持った教師つながり